小保方氏午後に会見へ 反論に注目4月9日 4時05分
STAP細胞を巡る問題で、理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダーは、9日午後、大阪市内で記者会見する予定で、論文にねつ造などの不正があったとする調査結果に対し、みずからのことばでどう反論するのか注目されます。
STAP細胞を巡っては、今月1日、理化学研究所の調査委員会が、論文のデータのねつ造や改ざんを小保方リーダーが行ったとする調査結果を発表したのに対し、小保方リーダーは、8日、調査のやり直しなどを求める不服申し立てを理化学研究所に対して行いました。小保方リーダーは、9日午後、大阪市内で記者会見し、この不服申し立てについて、みずから詳しく説明する予定です。
8日提出した申し立て書では、論文の実験結果の画像を切り貼りするなどして「改ざん」とされた点については、「画像を見やすくするために一部を挿入したが、正しい実験結果は得られていて、結果を作り上げるなどの改ざんには当たらない」などと主張しています。また、細胞の万能性を示すとした画像が、実際には別の実験の画
像で「ねつ造」に当たると認定された点については、「画像を誤って取り違えたが、故意ではなく、正しい画像も存在しているので、ねつ造ではない」などと反論しています。
ただ、小保方リーダーが正しい画像だとしているものが、本当にSTAP細胞から出来た組織の画像なのか、調査委員会は、実験ノートが2冊しかなく科学的に追跡することができなかったと調査で結論づけていて、小保方リーダーが、この点で具体的な反論をできるかどうかが会見の焦点の1つになるとみられています。
小保方リーダーが公の場に姿を見せるのは、ことし1月末の記者会見以来で、STAP細胞が本当に存在するのかどうかなど、論文の不正問題以外のさまざまな疑問に対しても、どう答えるのか注目されます。
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