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横綱・日馬富士 大学院で新たな挑戦4月13日 18時54分
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大相撲の横綱・日馬富士が、この春、法政大学の大学院に入学し、相撲と両立しながら地域経済学を学ぶことになりました。
日馬富士が入学したのは、東京の法政大学大学院政策創造研究科です。
先月、社会人対象のAO入試に合格し、13日初めてゼミに出席しました。
前橋市での巡業を終えてから大学院に到着した日馬富士は、国内やドイツの地域活性化策を視察してきたゼミ生たちの発表を聞き、熱心にノートをとっていました。
日馬富士によりますと、これまでもふるさとモンゴルの大学の通信課程で法律を学び去年卒業したということで、今後は相撲と両立しながら週に1、2回大学院に通って修士課程の修了を目指すということです。
同じゼミに所属する54歳の会社員の男性は「時間的にも制約があるなかで、大学院に通おうという気持ちには敬服します。一緒に学ぶことで刺激を受けると思います」と話していました。
担当の岡本義行教授は「最初は非常に驚きましたが、入試の際に提出された研究計画書を見て学びたいという強い意欲を感じました。モンゴルが急速に発展するなか、公害や貧富の差などに問題意識があるようです」と話していました。
日本相撲協会によりますと、現役の横綱が大学院に通うのは初めてだということです。
ゼミのあと、日馬富士は「日本とモンゴルを比較してどうしたら安心安全で人を信じて暮らせる場所を作れるかということについて論文を書きたい。横綱という最高の地位をはることができたが、いろんな意味で一人前の人間になるように、“人間道”に向かって頑張りたい」と話していました。
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