ＡＴＳＵＳＨＩ　ソロツアー始まる　改めてＥＸＩＬＥ脱退否定

　ＥＸＩＬＥのＡＴＳＵＳＨＩ（３３）が１２日と１３日の２日間、名古屋市の日本ガイシホールで、ソロアルバム「Ｍｕｓｉｃ」を引っ提げた全国ツアー（１１都市２３公演）をスタートさせた。１日に、今秋開催予定のＥＸＩＬＥ　ＴＲＩＢＥ（一族）によるドームツアー「ＴＯＷＥＲ　ＯＦ　ＷＩＳＨ　２０１４」への不参加を表明。来年のＥＸＩＬＥの単独ツアーには出演するが、ファンの間では脱退を心配する声が挙がっていた。そんな不安を払拭（ふっしょく）するため、ＡＴＳＵＳＨＩは両日の公演で直接自分の言葉で理由を説明した。

　「騒がせてしまって申し訳ありません。ＥＸＩＬＥ　ＴＲＩＢＥは、いわばＬＤＨ（所属事務所）のファミリー。その“オールスター大感謝祭”に今回だけは出ませんということを言いたかったんですが、（ファンから）すごく怒られちゃってどうしようかと。ちゃんと説明できてないみたいで…。来年のツアーには出ます！！　安心していただけましたか？」

　関係者によると、今年のドームツアーは昨年のようにグループごとに出演するのではなく、ＥＸＩＬＥ、三代目Ｊ　Ｓｏｕｌ　Ｂｒｏｔｈｅｒｓ、ＧＥＮＥＲＡＴＩＯＮＳら一族が、さまざまなコラボレーションを行っていく演出になるという。

　ＥＸＩＬＥにはボーカル兼パフォーマーのＮＥＳＭＩＴＨ（３０）、ＳＨＯＫＩＣＨＩ（２８）がいるが、歌うチャンスが限られているのが現状だ。自分がいないステージを俯瞰（ふかん）で見ることによって、さらなる一族の可能性を見いだそうという考えに至った。

　「不安なところはあると思いますが、ほかのメンバーが自分の立ち位置とか存在意義を明確にすれば、新しいＥＸＩＬＥ一族が輝いていくと思います」

　１３日の開演前、ＡＴＳＵＳＨＩは本紙などの取材にこう説明した上で「一度気持ちをリセットしたかった。でも、ＥＸＩＬＥの大事さも分かっています。これからもＥＸＩＬＥとソロ活動を両立して頑張りたい」とグループ愛を強調していた。

　約９０００人が大歓声を上げる中、ＡＴＳＵＳＨＩはラメ入りの真っ赤な衣装でステージに登場。「ＭＡＫＥ　Ａ　ＭＩＲＡＣＬＥ」と「Ｃｏｌｏｒｆｕｌ　Ｌｏｖｅ」を歌い、本格的なダンスを初披露した。普段はボーカルに専念しているだけに「昔、夜の（閉店後の）スーパーのガラスの前で、友達と遊びでダンスをやっていましたが、デビューしてからまさか披露するとは」と照れながら話した。また、「青い龍」を歌う場面では、トレードマークのサングラスを外して上半身裸に。鍛え抜いた肉体美を披露し、女性ファンをメロメロにした。