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第6回 仕事の依頼がうまくいかない〜「お願い力虚弱症」
本連載では、ビジネス文章力を向上させたい方のために、筆者がこれまで実務の現場で部下や後輩に教えてきたケースを紹介しながら、さまざまな文章スキル不足を「病」にたとえ、それを治療するというコンセプトで、スキルアップの具体的方法について解説します。
第6回の治療は「お願い力虚弱症」の治療です。仕事は一人ではできません。他人から仕事を受けた場合は、きっちり完了させる必要があります。そして受ける仕事もあれば、「お願いします」と依頼する仕事もあります。
「依頼する仕事」には、自分でやるのとは違った難しさがあります。他人にお願いしたいのに、受けてもらえない……。こういうことが続くと大きなストレスになり、仕事が嫌になってしまいます。今回の患者さんは、そんな状況に苦しんでいました。
芦屋:市川さんですね、今日はどうされましたか?なんかソワソワしていますね。怖いものでも見ましたか?表情に、軽い恐怖感が出ていますよ。
市川:はい、実は最近、他人が怖くて……。ちょっと不安なんです。僕は今入社3年目なんですが、最近まで独りで黙々と仕事をやるだけでよかったんです。
芦屋:はい、なるほど、それで?
市川:はい、続けます。今年の4月から、リーダーという立場で多くの人に仕事をやってもらってそれをまとめたり、管理する仕事に就きました。しかし、それが、なかなかうまくいかなくて……。
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- 第5回 完了報告できない〜「仕事完了報告不全症候群」(2014/03/28)
- 第4回 てきぱき人を動かせない〜「人動かし力虚弱症」(2014/03/27)
- 第3回 適切に褒められない〜「褒め力欠乏症」(2014/03/26)
- 第2回 問題を説明できない〜「トラブル報告力欠乏症」(2014/03/25)