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芦屋広太のビジネス文章クリニック 日経コンピュータ

第6回 仕事の依頼がうまくいかない〜「お願い力虚弱症」

2014/04/14
芦屋広太=システムアナリスト/教育評論家 (筆者執筆記事一覧

 本連載では、ビジネス文章力を向上させたい方のために、筆者がこれまで実務の現場で部下や後輩に教えてきたケースを紹介しながら、さまざまな文章スキル不足を「病」にたとえ、それを治療するというコンセプトで、スキルアップの具体的方法について解説します。

 第6回の治療は「お願い力虚弱症」の治療です。仕事は一人ではできません。他人から仕事を受けた場合は、きっちり完了させる必要があります。そして受ける仕事もあれば、「お願いします」と依頼する仕事もあります。

 「依頼する仕事」には、自分でやるのとは違った難しさがあります。他人にお願いしたいのに、受けてもらえない……。こういうことが続くと大きなストレスになり、仕事が嫌になってしまいます。今回の患者さんは、そんな状況に苦しんでいました。

*     *     *

◆市川のりおさん(仮名 25歳男性)の症状◆

芦屋:市川さんですね、今日はどうされましたか?なんかソワソワしていますね。怖いものでも見ましたか?表情に、軽い恐怖感が出ていますよ。

市川:はい、実は最近、他人が怖くて……。ちょっと不安なんです。僕は今入社3年目なんですが、最近まで独りで黙々と仕事をやるだけでよかったんです。

芦屋:はい、なるほど、それで?

市川:はい、続けます。今年の4月から、リーダーという立場で多くの人に仕事をやってもらってそれをまとめたり、管理する仕事に就きました。しかし、それが、なかなかうまくいかなくて……。

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