ドラ1候補・七原優介(名大)プロ拒否、社会人へ
2014年04月13日
七原 優介 (名古屋大・投手) 180センチ・右投右打 動画 |
愛知大学リーグが誇る「国立の星」がついに決断した。プロか社会人かで注目された進路について、七原(動画)が名商大戦後に口を開いた。「トヨタ自動車に決めました。プロ志望届は出しません」。ドラフト対象の条件となるプロ志望届を出せば、上位指名されるのは確実だったが、七原は社会人で腕を磨く道を選んだ。
七原は9日にトヨタ自動車の田中大次郎監督らと会い、入社の意思を伝えた。名大の真野恭一監督がトヨタ自動車に勤務している縁もあり、同社は早くから七原に注目。七原も「プロで通用するだけの力はまだない」と大学からのプロ入りには慎重だったことから、相思相愛で入社が内定した。
この日は中日、阪神、ロッテなど7球団のスカウトの前で、昨秋まで1部だった名商大相手に1失点完投した。本調子にはほど遠く、「きょうの投球ではダメ」と渋い表情だったが、それでも最速149キロをマーク。
開幕2戦で3本塁打を放っている名商大の4番・池尻を4打数無安打2三振に抑えるなど、相手のレベルが上がっても、七原はさらに上を行った。
スカウト陣からは「(中日の)浅尾以上」、「志望届を出せば、(1位指名の)12人に入るのでは」と賛辞が続いたが、プロ側は社会人入り後にドラフト解禁となる2年後を待つしかなさそうだ。
「田中監督から『ウチで鍛えて、2年後にドラフト1位を目指せ』と言われた。勝てる投手として成長したい」と七原。進路を決め、今後は2部優勝を目指す名大の主将でエース、4番の仕事に集中する。
(4月12日 名大 3―1 名商大)
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