makoto's daily handmades

ハンドメイドの紹介は少々お休み中(汗)
最近はまっているトレッキングのことが中心に日々の徒然を書いています。

奥多摩・三頭山へ行く

2014-04-12 16:42:25 | 山行記録

山歩きを始めた昨年9月。山歩き本を購入して最初に目が行ったのが奥多摩の三頭山だった。

でも標高差540mと書かれているのを見て、まだ初心者の私にはムリかな…半年経って、体力が付いてきたら登ってみたいな、なんて思っていた。

ところが今年2月の大雪の影響でなかなか登山道が開通せず、今月8日に開通!やった!行くぞ!!

 

6時起床。私がちょっと体調がだるくて、寝起きに時間がかかる。MIFさんから「今日はやめとくか?」と言われたものの、まぁ大丈夫だろう。

奥多摩方面に行くには朝食を石川PAで摂ることがあったが、MIFさんから「石川はまずくて高いから、デニーズがいい」とのこと。

ところが立ち寄ったデニーズで朝食が出てくるのが遅い。思わず、手元にあった浅田次郎著「剱岳点の記」を10ページ以上読み進んでしまった。

というわけで、なんだかいつものスタートダッシュ(朝イチで登って、さっさと下山)がちょっと遅れてしまった。

このちょっとの遅れがその後の「とんでもない目撃」につながるとは思ってもいなかった。

所々で富士山に目をやるとちょっとかすんでいる。今日は期待できないだろうか??

 

さて道程は詳しく書けないのだが、とある場所を過ぎたところから、前方におかしな車両が2台あった。

あまりにおかしな車両なので特徴も書けないのだが、後ろのクルマの後部座席に特徴的な頭髪のじいさんがいた。

もうね、MIFさんと私で「絶対警察車両。こんな方向にいくのだから、絶対死体遺棄の現場検証」と車中で話していた。

とくに後部座席のじいさん、おかしすぎて「たぶん警察のお偉いさんだよ。タマ狙われる可能性があるのかも(笑」って。

それに先行しているクルマ。「ピーポくんのきぐるみでも乗ってんじゃないの?」なんて話してなんだか盛り上がっているうちに都民の森駐車場に到着。

例のクルマ2台は、一般車両が入れない場所に侵入していったので「春の交通安全運動で、ピーポくんショーでもやるんだよ〜」なんて言っていた。

身支度をして、駐車場を9時出発。

さて、森林館を過ぎた辺りから、ヘンなカッコウの一団がいる。山歩きをしている人ならひと目で「あいつらヘン」と分かる服装だ。

そして少し前にあの特徴的な頭髪のじいさんがいた。警察車両(仮)の人たちだ!

あれ?ここの駐車場って身体障害者用ってなっているけれど、警察車両(仮)なら止めていいんだ、いいな警察って。

それとこの時間に山を登るのに、ほかのハイカーに挨拶をしないヤツらなんて、おかしい。

そして例のじいさんが何度も「お先にどうぞ」と言っているのに、私たちの直前にいる同行の若造たちが道を譲らないために私とMIFさんが足止めされてしまった。

通常のハイカー集団ではあり得ない。ハイカー集団の場合、たいていは年上の人がそう言ったら、道を譲るものだし、そんな周りの状況に気がつかない人が居れば、集団の仲間が声をかけてくれる。

するとその集団、男性は年代がばらけている割りに締まった体型や痩せ型の男性ばかりだ。こういうタイプはトレラン集団に多いタイプだが、その中にひときわひ弱そうな女性とやけに色白な子どもがいる。

なんだこの集団。気持ち悪い。オンナ子どもを祭り上げている宗教団体か何かか??

そして、その集団の脇を通り過ぎた直後、MIFさんが「キコちゃんとヒサちゃんだ」と小声でぼそりと話す。

なぬ?誰それ?

「秋篠宮家の紀子様と悠仁様。お忍びみたいだよ」と。

振り返ると、集団の真ん中くらいにいるひ弱そうな女性が紀子様、色白の子どもが悠仁様だ。

さて、こんな思いがけないお忍びに出くわして、スタート。

三頭山の登山道は、急登が多いものの途中に少し平坦な道もあり、なかなか面白い。

ただし急な登りのせいでいつもなら30分に一度小休憩するのに、15〜20分に1度くらいの割合になった。

途中、何度も2人組の男性と抜きつ抜かれつを繰り返し、お互いにちょっとだけ顔見知りになった。

その男性たちは50過ぎぐらいの人と60くらいの人に見え、ちょっと年が離れているけれどよき山歩き仲間という感じがした。

ただし、三頭山は初めてのようで、途中の見晴台などでどっちに行くんだっけ?という感じだった。

胸元にマップケースをぶら下げているのだけれど、地図は見ないのだろうか?

さて、三頭山は3つのピークがあるのが名前の由来。

まずは東峰。山頂標から少し離れたところに東峰見晴台がある。ここからは大岳山や御前山が見える。

おお、大岳山なら2週間前に登った!そうか大岳山からもここが見えていたんだ!

そして山頂標で写真を撮ろうとしていると、例の2人組に写真撮影を頼まれた。

そこでちょっと会話をした。

おじさんA「夫婦で山登りですか、いいですね」

私「初めてまだ半年なのでまだまだです」

おじさんB「え?半年?歩き方を見ていて、もっと慣れている人たちだと思ったよ」

おじさんA「僕たちも日本中の山を歩いているけれど、この山はちょっときついね」

MIFさん「私たちはまだ低山ばかりですよ」

なんて話していた。

そりゃあ、おじさん達、それはMIFさんの体型を見て判断していることが多分にあると思うよ。

さて、ここから中央峰は徒歩2分くらい。この近くの休憩スペースは満杯。

ちょっとだけ先に西峰があるのでそこで休憩することに。

西峰に着くと、なんと富士山が見える!!先週のミツバ岳では振られてしまったけれど、富士山!!やった!

10時45分、今日のおやつ。いつもの魚肉ソーセージと、野菜ジュース、ゼリー飲料とチョコレートなど。

すでに私は背中が滝汗。先週のミツバ岳山行の教訓から今週のアンダーウェアは半袖にしていたのだけれど、汗冷え防止のためにベースレイヤーをウォーム仕様にしていたのが敗因か??

でも冷え対策のフリースが良かった。これで汗冷えはしなかった。

それと山は、登山道再開ごの初めての週末とあって、ハイカーが多かったことと、周りでジェットボイルを使っている人が多かった。

MIFさんに言わせると「山頂でラーメンを食べる気持ちが分からない」ということでわが家では加熱できる道具を持っていない。

MIFさん曰く「インスタント麺があまり好きではない」ということもある。

私はちょっとだけストーブやジェットボイルに興味があるので、資料は揃えているのだけれど。

まぁ、今日は下山して森林館のレストランで名物のマイタケの天ぷらを食べようかと思っているのでおやつでやり過ごす。

さて、下山は11時5分開始。

今回は森林館までヒトフデなので、最近ピストンばかりだったからちょっと楽しみ。

途中に階段状に整備された登山道があったりしたが、すれ違う人たちがなんだかもの凄く疲れた顔をしている。

もう、同じ登山者として「がんばれ〜、もう少しだよ〜」という気持ちでいっぱいだ。

すると、今度は谷戸沿いの道に進むのだけれど、谷戸の斜面には2月の大雪の影響かかなり雪が残っている。

それに渓谷というにはせせらぎ的な感じなのだけれど、水辺の周りの岩場を歩くので、段差で歩きにくいうえに、全行程では雪上を40m位は歩いただろうか。

こりゃあ、4月上旬まで登山道が閉鎖される訳だ。

今回、集団とのすれ違いは、30人ほどの集団と1度だけ。体が冷えるということはなかった。

でも振り返るとずっと続く渓谷の岩場に心底「逆ルート来なくてよかった…」。

気がつけば、吊り橋が見える。

この吊り橋から三頭大滝が見えるのだけれど、これが遠目で見ると雪が固まっている斜面と勘違いする。

吊り橋から見えるところが大滝とのこと。そしてこの吊り橋、高所恐怖症の私には絶妙にコワイ。

半分も渡らずに引き返す。

さてここから森林館まではウッドチップを敷き詰めた登山道。

岩場を歩いていた膝にはとても優しくて、もうほっこりする。

さて、森林館到着。

MIFさんが「ヒサちゃんが木工しているかもよ〜」なんて言っているので、んなことないよ、もう帰ったんじゃないの…と言っていたら、うわっいた!

森林館の木材を切る体験ができるコーナー(駐車場の一角?)で、若手の男性2人が一生懸命、鋸で木を切っている側で、紀子様と悠仁様が木をいじっていらっしゃる。

それを遠巻きで見ている都の職員(森林館の人?)やSPらしき服装に違和感がある若い男達が一定の間隔を保ってあちこちにいる。

だから、山の中だとすごく目立つって…。SPの様子が目立つのではない。服装がヘンだから目立つ。

ちなみにコレも詳しく書けないけれど、山歩きを始めてたった半年の私でもこの集団を判断することができるくらいなのだ。

そんな人たちを横目にレストランへ。楽しみにしていた天ぷらそば♪

残念ながら、期待していた天ぷらは、思っていた味とは違ったけれど、手打ちっぽい蕎麦が美味しかった。

そして、食事が終わって出てきても、秋篠宮家親子は駐車場の近くに居て、今度は雪合戦をしていた。

私には存じあげなかったが、MIFさんは「そっちは4人でずるいッ」と悠仁様が声を荒げているのをご拝聴させていただいたらしい。

さて、最初から最後まですごいものを目撃してしまった。

ここから駐車場に行って、12時50分駐車場出発。

途中でMIFさんのリクエストで八王子市内の店に立ち寄ったし、石川PA上りでソフトクリームを食べて帰ってきた。

今日も楽しい山歩きができて、富士山も見えて、本当にいい山歩きになった。

【装備の初物】モンベルのジオラインクールメッシュTシャツ。登りはじめは寒いかなぁ…と思ったけれど、山頂では滝汗状態だったから、結果的にはこれでよかったことに気がつく。

【次は購入したい】 とくになし。

【良かったこと】 登る前は期待できなかった富士山が西峰ではちゃんと見えた。青空という訳では無かったけれど、半ば諦めていたからとても嬉しかった!

【次回からの改善点】 また、かかとの少し上が両足とも痛くなった。今回は、レッグウォーマーを靴に引っかけたので、落ち葉クズが入っていなかったことを考えると、靴との相性??今更??もう少し様子を見よう。

【失敗したこと】 とくになし。

【今回の装備】makoto編
服装…アンダーシャツ(クールメッシュ半袖)、ベースレイヤー(紫・長袖)、ラップスカート、機能性タイツ、靴下(中厚)、ボルカノキャップ、帽子、手袋
靴…トレッキングシューズ(ハイカット)
リュック…財布類、携帯電話、スポーツドリンク(500ml)3本、手ぬぐい、タオル、救急セット、ハードシェル(使用せず)、ラップスカート(使用せず)、チェーンスパイク、ゲイター、ウレタンシート、レジャーシート、靴下(中厚)
行動食…野菜ジュース、チョコレート
アクセサリ…腕時計、2本ポール

ジャンル:
山歩き(トレッキング)
キーワード
スレイヤー ピーポくん 野菜ジュース ウッドチップ 天ぷらそば レッグウォーマー レジャーシート 高所恐怖症 春の交通安全運動 名前の由来
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