ハノイ=佐々木学
2014年4月12日22時53分
米国とフィリピンは12日までに、米軍による比軍施設の利用を拡大させる協定で大筋合意した。南シナ海で勢力を強める中国を念頭に、軍事連携を強める狙い。今月28日にオバマ米大統領が来比し、アキノ比大統領と署名する方向。
比憲法は外国軍の駐留を禁止しているが、新協定により、米軍の「一時的」な滞在のための施設建設が可能になる。拠点としてはかつて米軍基地があり、南シナ海の監視にも有用なスービック旧米海軍基地やクラーク旧米空軍基地などが有力視されている。詳細は公表されていない。
米軍はかつてフィリピンに駐留していたが、冷戦終結や反米世論の高まりを受け、1992年までに全面撤退した。(ハノイ=佐々木学)
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朝日新聞国際報道部
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