2011年12月30日

2011年12月30日

ユーロと日経平均

今日、日経平均の終値は29年振りの安値で終わり、ユーロは対円で10年振りに二桁台に下落しています。

日本とユーロ、どちらが先に破綻するかという次元になってきていますが、どちらかが生き残るという選択肢はありません。


金融恐慌が勃発した後の世界では、日本もヨーロッパも生き残ることは出来ず、ヨーロッパ、日本とも国家破産と銀行、生保、郵貯、の倒産は避けられませんが、日本は日本円が消滅するという悲惨な状況になる分だけ、ヨーロッパよりより深刻だと言えます。


ギリシャ問題と日本の借金問題はいよいよ国家破産・ユーロ、円消滅という形でけりがつく2012年になります。





nevada_report at 20:24|Permalink

純金ウルトラハイリリーフ金貨(MS69価格)

年末の【純金ウルトラハイリリーフ金貨】取引ですが、売り買いがぶつかり合っており、PCGS社算出価格は
$3,350となっておりますが、実際の取引ではこの$3,350より上回る取引が多く、激しい売り買いが見られます。

当社では総計で$400,000程の購入を行いましたが、【MS69】の価格は昨日より$200上昇したものもあり(中には−$100もあります)、需要が急増してきている【MS69】は、年明け以降の取引では$4,000を突破するかも知れません。

ではMS70は?
恐らくそれほど動くことなく、MS69とMS70の価格が急接近してから、しばらくしてから動き出すのではないかと思っております。

この理由は、スイスのプライベートバンクからこの【MS69】への買い希望が1,000枚単位で入ってきているからです。
当社には最大で500枚(総額200万ドル)の買い希望が来ておりますが、価格は<Open>となっており、こちらの妥当な提示価格が通る取引となっており、仮に当社が1枚$4,000(500枚単位)という提示をすれば通ることもあり得るのです。

ただ、当社には500枚もの販売在庫はなく、このような希望は受けられませんが、とにかく世界中から大口の買い注文が入ってきており、このような大口の買い注文に応えることが出来ます業者は、世界で当社以外にはありませんが、当社ですら在庫はぎりぎりの状態になっており、とても500枚という注文を受けることは出来ないのです。

この【MS69】は現金と同じような流動性の高い稀少金貨になってきており、今後益々この動きに拍車がかかり、
価格も<MS70>に接近することになると思います。











nevada_report at 12:21|Permalink

東証前場の売買代金2123億円

日本の株式市場の衰退が止まらず、今日前場の東証一部の売買代金は2123億円となり、午後は投信・年金資金の年末の『お化粧買い上げ』も入りますので、後場の売買代金は3,000億円位になると思いますが、それでも1日を通せば5,000億円台になりかねず、年内最終日というには余りにもさびしい状態ですが、衰退する日本には相応しい売買代金とも言えなくもありません。




nevada_report at 12:00|Permalink

最高金利で借り入れた日銀


ニューヨーク連銀は28日までの一週間で総額で423億6000万ドルの資金供給を行ったと発表し、その内訳も発表しています。


ヨーロッパ中央銀行向け 総額 330億ドル 期間 14日 利率 0.57%


日本銀行向け 総額 90億4000万ドル 期間 15日 利率 0.58%


スイス中央銀行向け 総額 3億2000万ドル 期間 14日 利率 0.57%


日銀向け利率が最も高くなっているのはいったいどういうことでしょうか?

日銀は1兆ドルを超えるドルをニューヨーク連銀に預けているはずで、にもかかわらず90億ドルを中央銀行としては最高利息で借り入れているのです。
しかもこの利息でニューヨーク連銀から借り入れてヨーロッパ中央銀行に貸すことになれば逆ざやになり、事実上不可能となります。


日本の外貨準備高にいったい何がおこっているのでしょうか?




nevada_report at 08:50|Permalink

イタリア国債利回り入札(6.98%)

イタリア政府が実施しました10年国債の入札(70億ユーロ)では、平均落札利回りが<6.98%>となり、7%を下回っていますが、問題はEURIBOR連動7年債です。
落札利回りが<7.42%>となり、8月30日に行われました際の利回りである<4.52%>を大きく超えており、しかも10年国債利回りを超える水準になっており、危機は一段と深まっていると言えます。

その理由は7年債利回りが7.42%と10年債利回り6.98%を上回り長短金利が逆転していることにあります。

7年債が7.42%であれば、10年債は7.6〜7.8%でも不思議ではなかった筈なのです。
ところが実際には10年債利回りが7%を切る水準になっているのです。
極めて不自然な状態になっており、これは人為的に作られた相場と言えるのです。

結果、その後の市場で10年債利回りは7%を超えて取引がされており、市場関係者の中にはECBがほぼ一手買いして相場を支えていると指摘する向きもあり、いつまで買い支えが続くか疑問です。

この7%を維持できなくなった場合、イタリアはデフォルトに向かい、ヨーロッパの金融市場は崩壊に入ります。
ギリシャのデフォルトが先か、イタリアのデフォルトが先か、日本の格下げが先か。

市場は31日を前に次第に緊張に包まれてきています。







nevada_report at 00:15|Permalink