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【プロ野球】

マートン 一発巨倒 虎、今季初の3連勝

2014年4月12日 紙面から

阪神−巨人 6回裏2死一、二塁、右越えに先制3ランを放つマートン。投手杉内=甲子園球場で(横田信哉撮影)

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◇阪神5−1巨人

 阪神が今季初の3連勝。0−0の6回、マートンが5号3ランで均衡を破り、1点をかえされた後の8回はゴメスの二塁打などで突き放した。メッセンジャーが8イニング1失点で今季初白星。巨人は5回まで無安打の杉内を援護できなかった。

 価値ある一振りだった。杉内に5回まで無安打に封じ込まれていた阪神が6回、マートンのバットが火を噴き、均衡を破った。

 この回の先頭、上本がチーム初安打を放ち、2死からゴメスが四球を選んだ直後だ。杉内の3球目、135キロストレートをとらえ右翼ポール際に5号3ランをたたき込んだ。杉内に負けじと1安打投球を続けるメッセンジャーの力投に報いる一撃。和田監督も「何とかしてくれるとは思っていたけど、あれが1点ではなく3点だったのが価値がある」と、最大級の評価をした。

 開幕から好調を維持。4番の新外国人のゴメスとともに打線を引っ張っている。打率は4割7分9厘。本塁打は不調だった12年の5本に早くも並び、打点は13試合で実に25。目下、セ界の三冠に君臨している。

 「毎打席ベストを尽くそうと思っているだけ。自分ができることをやろうとしか考えていない」。打ちまくる秘訣(ひけつ)を問われると、こう答えたが、打席での読みも的中している。

 本塁打に関しては「1打席目でやられていたけど、ランナーが得点圏にいたから意識としては外角というのがあった。甲子園はポール際が狭いし、風も吹いていたからギリギリ入るかなとは思った。ランディがそれまでいい投球をしていたから1点入れば彼ならいけると思った」と振り返った。

 4カード目にしてようやく3連戦の初戦に勝った。そして今季初の3連勝。マートンの打撃でチーム全体が盛り上がり始めた。 (中山隆志)

 

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