2011年11月27日

2011年11月27日

IMFの警告

IMFは日本の公的債務につき、もはや持続不可能になってきているとの報告書を公表し、日本の債務膨張が世界経済のリスクになってきていると警鐘をならしています。

日本の公的債務比率は2011年末にはGDP比で211%にも達すると見られており、ヨーロッパ各国が金融危機に陥っている中、《日本発の金融危機》が世界金融恐慌を勃発させるという言い方をし始めており、日本に責任を押しつけようという算段になりつつあります。


日本国破産から日本円消滅、そして世界恐慌突入に向けて世界は大きく舵をきりはじめており、【アメリカ一人勝ち政策】の恐ろしさがこれから見られることになります。

また、日本人が今せっせと香港の銀行に資産を移していると報じられていますが、金融恐慌とは巨大金融機関が破綻するということであり、全く意味のない動きとなりますが、世界の金融情報がほとんど入ってきていない日本では致し方ないのかも知れません。

近々に発行します【緊急ワールドレポート】では金融恐慌後のアメリカの戦略を解説させて頂きますが、驚かれることと思います。




nevada_report at 14:01|Permalink

暴落状態に入ってきている穀物・石炭・シリコン

今、世界的な金融混乱で、商品の中には暴落するものも出てきており、今まで在庫を積み上げてきたメーカー・商社の中には時価評価をすればとんでもない赤字に陥るところも出てきているかも知れません。

豪州産原料炭   4割安(日経報道)
多結晶シリコン   9割安(日経報道)
アルミ地金     3割安(日経報道)

大豆     $11.06(52週高値$14.74より25%下落)
トウモロコシ $ 5.90(52週高値$7.99より26%下落)
小麦     $ 5.89(52週高値$8.92より34%下落)

今、世界の商品先物市場から投機資金が消滅していっており、これが暴落・急落を招いているものですが、これは既報のフランスの銀行からスイス経由で投機資金が商品市場に流れなくなってきているからでもありますが、商品市場にとり、最後の砦とも言えるのは【金(ゴールド)】です。

ここが崩れればすべての「からくり」が崩壊し、世界の商品市場は大崩壊することになります。

いつまで【金価格】が支えられるかはフランスの金融市場次第と言えますが、今やフランスの金融市場は崩壊寸前に入っており、いつ一日で一オンスあたり100ドル、200ドルの暴落が襲いましても不思議ではありません。

色々な理由をつけて必死で買い上げてきていました【金相場】ですが、ヨーロッパ危機でその化けの皮がはがされてきているとも言えます。
それとも中央銀行の買いを材料に更に上値を追う事になるのかどうか。
中国が【金】を買っているという指摘もありますが、中国は年間400トン近く産金しており、市場で買うのではなく、これをそっくり外貨準備に振り分ければ年間400トンも増えるのです。







nevada_report at 11:04|Permalink

アイスランドの決断(国益)

アイスランド内務省が、中国人投資家が購入しようとしていた北東部にあります300平方キロメートル(アイスランド国土の0.3%に相当)の「農地」を880万ドルで買収しようとしたことに対して拒否したと発表しています。

この土地は北極圏への進出を狙う中国の「拠点」として中国政府が狙っていたとも言われており、今回、買収拒否にあい、「民間」の問題に拘わらず、早速国営通信社である新華社通信は以下のような抗議を行っています。

『アイスランドにとり、買収拒否はメリットはない。今回の土地購入はビジネス行為で、中国政府とは何の関係もない。取引に政治的な意図があるというのは一部欧米メディアと陰謀家の愛好者だ。公平な投資環境こそが共に利益を得るウインウインの道だ』

ここまで中国国営放送に言われますと、それほどまでに中国が欲しかった土地だったのだと改めて思いますが、
今、中国は北極海にちょっかいを出しはじめており、ロシアも含め警戒をしている最中であり、今回の買収拒否はロシアを含めた中国包囲網が出来あがったということが言えます。

では日本(政府)は?
何の対応もしていませんし、また欧米も(日本は)関係ないという判断をしており、世界の安全保障上、日本は中国に買われても特に問題はない、という判断になっているのです。

また、中国のミサイルは日本列島を完全に射程に入れており、戦争になれば日本を救うことは出来ないのは事実であり、このためもあり、米軍のオーストラリア配備となっているものですが、このような世界的な戦略は日本人は全く無頓着ですが、ヨーロッパ金融メルトダウンがヨーロッパの社会的危機に発展し、これがアジアに波及すれば、日本のまわりで激動が起こるかも知れません。

世界はこの12月に向けて激動に入ります。




nevada_report at 10:24|Permalink

お金は出してもほぼ無視(日本)

欧州委員会がこの6月に調査した結果が発表になりましたが、その結果は「予想通り」日本は無視となっています。

【ユーロへの脅威で協力してくれる国】

1位 44% 米国
2位 13% ロシア
3位  6% 中国

上位3位に日本は入っておらず、日本の順位は6位でわずか3%しかありませんでした。

日本の存在はこの危機下にあるヨーロッパでわずか<3%>しかないという結果になったのです。

GDP世界第3位の日本の存在がここまで落ちていたとは驚きですが、オークション会社の通貨換算表からも日本円が消えたことを見ましても、この3%は頷けます。






nevada_report at 01:05|Permalink

ダイヤモンド価格につきまして

日経新聞夕刊に『ダイヤモンド価格反落』と報じられておりますが、内容をみますと首をかしげたくなるような数字が並んでいます。

<報道>
高品質な大粒品は現在一カラット1万ドル程度。

この「大粒」とは文面からは3カラット以上となりますが、3カラットで1万ドルという価格は一体どのような
「高品質」でしょうか?

世界の取引の基準となっています指標は『Rapaport』ですが、この価格は世界の業者の仕入れ価格であり、秘密にされていますので、公表ができませんが、一例をあげますと、以下のようになります。

1カラット以上 Dカラー、IF、VGカット、VGポリッシュ、VGシンメトリー 1カラットあたり$25,900 

一カラットあたりでも$25,00を超えている今、3カラットともなりますと1カラットあたり$100,000を超えています。
しかもこの10万ドルは「VGカット」であり、通常取引がされています「EX:エクセレント」ではありません。

これが「高品質」ダイヤモンドの単価であり、3カラット以上のダイヤモンドで、一カラットあたり1万ドルというのは「高品質」ではなく、「屑ダイヤ」という範疇に入ります。

*因みに今年5月の香港オークションでは、3カラット以上の【ダイヤモンド】が一カラットあたり≪90万ドル≫以上で落札されています。
報道では一カラットあたり1万ドル、オークションでは一カラットあたり90万ドル。
同じ3カラット以上の【ダイヤモンド】でも超高級ダイヤモンドと屑ダイヤモンドとの価格はこのように全く違っているのです。

今回の記事は、世界中の業者が読めば驚く記事だと言えますが、ただ、言えるのは日本向け市場には、「高品質」なダイヤモンドは殆んど入ってきておらず、日本市場は世界から「異端」市場と言われているのも確かであり、このような記事も致し方ないのかも知れません。

なにせ、世界的鑑定機関であるGIA鑑定のダイヤモンドが殆んど流通していないのが日本であり、かつ世界的鑑定機関で研修を積み、試験にパスした鑑定士が鑑定していないダイヤモンドが多いのが日本市場なのです。

日本はここでも世界標準からずれていると言えます。

当社が扱っています【ダイヤモンド】は、GIA本部鑑定、Dカラー(世界最高グレード)、IF・FL(世界最高グレード)、トリプルエクセレント、蛍光色なし、H&Aカットですが、オークションで登場しました一カラットあたり90万ドルというとんでもない高価格ではありません。
ただ、いずれはこのような価格になるのかも知れませんが、今は市場取引価格でご購入頂けます。




               


nevada_report at 00:06|Permalink