クリミア(Crimea)のシンフェロポリ(Simferopol)で記者会見するナタリア・ポクロンスカヤ(Natalya Poklonskaya)検事総長。ロシア通信(RIA Novosti)提供(2014年3月19日撮影)。(c)RIA Novosti/Taras Litvinenko

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クリミア(Crimea)のシンフェロポリ(Simferopol)で記者会見するナタリア・ポクロンスカヤ(Natalya Poklonskaya)検事総長。ロシア通信(RIA Novosti)提供(2014年3月19日撮影)。(c)RIA Novosti/Taras Litvinenko
【AFP=時事】ロシアの検察当局は1日、同国が編入したウクライナ南部クリミア(Crimea)半島の検事総長に任命され、その美しい容姿がインターネット上で話題になっている女性司法官についての問い合わせが殺到していることに苦言を呈した。

 ロシア検察当局は声明で、ネット上で思わぬスターの座を獲得し、特に日本ではこぞってアニメ風の似顔絵が作られるほどの人気を博しているクリミアのナタリア・ポクロンスカヤ(Natalya Poklonskaya)検事総長(34)についての質問に答えるのにはうんざりしていると発表。

「ポクロンスカヤ検事総長がツイッター(Twitter)上で書いたとされる情報のあれこれについてコメントを求める問い合わせが繰り返し寄せられている」とした上で、「ポクロンスカヤ検事総長は、ツイッターにもその他のブログにも投稿はしておらず、各種交流サイトにも登録していない」と説明した。

 ポクロンスカヤ氏の名前を使って開設されたツイッターアカウントは、これまでに3万2000人近くのフォロワーを獲得している。同アカウントには、ほっそりとした体と赤みがかった金髪の同氏を描いた多数のイラストや、自分を「おいしそうな検事さん」とは呼ばないで、といったコメントが投稿されている。

 また、交流サイト(SNS)のフェイスブック(Facebook)に作られたファンページには、12万人が登録している。

 検察当局の声明は、ポクロンスカヤ氏についてどうしてももっと知りたいのならば、クリミア検察の広報局に正式に問い合わせるしかないとしている。
【翻訳編集】AFPBB News