将棋:電王戦、屋敷九段敗れる ソフトの4勝1敗に

毎日新聞 2014年04月12日 22時09分(最終更新 04月12日 23時21分)

 将棋のプロ棋士とコンピューターソフトの5対5の団体戦、第3回電王戦第5局は12日、東京・将棋会館で行われ、「ponanza」(開発者・山本一成氏、下山晃氏)が屋敷伸之九段(42)を130手で破った。対戦成績はソフトの4勝1敗だった。

 第4局のプロ棋士の敗戦で、すでに団体戦はソフト側の勝利が決定していた。屋敷九段も敗れて第2回の1勝3敗1分けを下回る成績となった。横歩取りから激しい戦いになったが、中盤で屋敷九段が駒損になり、「ponanza」が屋敷九段の反撃を振り切った。

 屋敷九段は「終盤は少し残している(優勢)かと思っていたが、何度か間違えたようだ。勝負としては仕方がなかった。ソフトは終盤が強かった」。山本さんは「勝てたことはうれしいし、内容も熱戦だった。団体戦の勝利を通じていろいろな強いソフトがあると知ってもらえれば」と語った。【山村英樹】

 ◇「コンピューターと人間の戦いは続けたい」

 第3回電王戦の終了を受けた記者会見で、日本将棋連盟会長の谷川浩司九段は「今後については未定だが、かなり注目されていて、もうこちらだけで(開催を)決められる状況ではない」と述べた。川上量生(のぶお)ドワンゴ会長は「どのような結果が出てもコンピューターと人間の戦いは続けていきたい」と語った。

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