2011年04月26日
2011年04月26日
苦境に陥る宝石市場(御徒町)と信用恐慌
日本の消費不況が宝石業界を直撃していますが、世界的に有名なニューヨークの宝石ブランドである「アーロンバシャ」の日本総代理店である【株式会社ジュエリー・フオンド】(資本金5000万円)が負債総額32億円余りで
倒産していますが、同社は、「クラシカル・カコ」ブランド等で年商116億円余りをあげていましたが、今回、宝飾品のリフォーム会社である(株)ジュエリー・ストリーム(資本金4000万円)とともに今回経営破たんしています。
今回の震災・放射能問題で東京の消費経済が「死んで」いるために、資金が詰まったのでしょうが、今後日本国中でこのような経営破たんが急増するはずです。
大阪では【辻学園】が経営破たんしていますが、【大手居酒屋チェーン】も売り上げが30〜50%減少しており、経営破たんするのではないかとも言われており、このまま政治の無策が続けば日本は『信用恐慌状態』に陥ることもあり得ます。
大手法人間で信用が崩壊すれば、現預金を持っているところは良いですが、借金に依存している企業は即、資金繰りに詰まり倒産し、これが下請けや関連会社に波及し連鎖倒産を生みます。
企業経営者は一層与信管理に気をつけるべきであり、従業員の削減、経費の削減、営業所の縮小等を行いながら、現預金の流出を最小限にとどめるとともに、日本政府が財政破たんした時のことを想定した資金管理・財務戦略を立てて実践するべき時に来ています。
「油断大敵」ということわざをしっかり肝に銘じて事業活動にあたられますように。
倒産していますが、同社は、「クラシカル・カコ」ブランド等で年商116億円余りをあげていましたが、今回、宝飾品のリフォーム会社である(株)ジュエリー・ストリーム(資本金4000万円)とともに今回経営破たんしています。
今回の震災・放射能問題で東京の消費経済が「死んで」いるために、資金が詰まったのでしょうが、今後日本国中でこのような経営破たんが急増するはずです。
大阪では【辻学園】が経営破たんしていますが、【大手居酒屋チェーン】も売り上げが30〜50%減少しており、経営破たんするのではないかとも言われており、このまま政治の無策が続けば日本は『信用恐慌状態』に陥ることもあり得ます。
大手法人間で信用が崩壊すれば、現預金を持っているところは良いですが、借金に依存している企業は即、資金繰りに詰まり倒産し、これが下請けや関連会社に波及し連鎖倒産を生みます。
企業経営者は一層与信管理に気をつけるべきであり、従業員の削減、経費の削減、営業所の縮小等を行いながら、現預金の流出を最小限にとどめるとともに、日本政府が財政破たんした時のことを想定した資金管理・財務戦略を立てて実践するべき時に来ています。
「油断大敵」ということわざをしっかり肝に銘じて事業活動にあたられますように。
nevada_report at 23:33|Permalink│
半減となる配当(任天堂)
任天堂が発表しました決算では配当金が930円から450円に半減以下になると発表されていますが、これでも過剰配当と言える状態になっています。
2010年3月期 一株あたり利益 1787円 一株あたり配当金 930円
2011年3月期 一株あたり利益 607円 一株あたり配当金 450円
この決算を見ますと、売上は<−29%>、営業利益<−52%>、純益<−66%>となっており、売上の減少が目立ちます。
為替差損云々という理由が日経報道に掲載されていますが、売上が30%近くも落ち込めば通常なら赤字に転落します。
それだけ利益率が高かったということになるのでしょうが、前期の利益率からしますと「?」となりますので、色々なアレンジをして利益を出したのかも知れません。
また、2012年度は42%の純益増を目指すとなっていますが、配当金は10円増の460円となっています。
今回の決算を見て投資家が果たして今の2万円を「支持」するかどうか。
1株あたり利益600円であれば10倍で6,000円、20倍に買っても12,000円が妥当な株価であり、2012年度の1株あたり利益予想である776円を基準にしましても、10倍であれば7760円、20倍で15,000円ですから、今の2万円という株価は「高すぎる」となります。
高成長・高収益企業というイメージが崩れれば株価収益率は10倍以下が妥当となりますので、株価は今の半分以下になりましても、何らおかしくはない状態になります。
昔の任天堂に戻れるでしょうか?
2010年3月期 一株あたり利益 1787円 一株あたり配当金 930円
2011年3月期 一株あたり利益 607円 一株あたり配当金 450円
この決算を見ますと、売上は<−29%>、営業利益<−52%>、純益<−66%>となっており、売上の減少が目立ちます。
為替差損云々という理由が日経報道に掲載されていますが、売上が30%近くも落ち込めば通常なら赤字に転落します。
それだけ利益率が高かったということになるのでしょうが、前期の利益率からしますと「?」となりますので、色々なアレンジをして利益を出したのかも知れません。
また、2012年度は42%の純益増を目指すとなっていますが、配当金は10円増の460円となっています。
今回の決算を見て投資家が果たして今の2万円を「支持」するかどうか。
1株あたり利益600円であれば10倍で6,000円、20倍に買っても12,000円が妥当な株価であり、2012年度の1株あたり利益予想である776円を基準にしましても、10倍であれば7760円、20倍で15,000円ですから、今の2万円という株価は「高すぎる」となります。
高成長・高収益企業というイメージが崩れれば株価収益率は10倍以下が妥当となりますので、株価は今の半分以下になりましても、何らおかしくはない状態になります。
昔の任天堂に戻れるでしょうか?
nevada_report at 08:10|Permalink│