モバイル決済の市場で、知名度がやや劣る存在とも言えるCoiney(コイニー)。
PayPal Here、Square、楽天スマートペイとほかは大企業が運営している反面、Coineyの社員数は30名程度と規模の面でも厳しい戦いが続きます。
反面、有利な点といえば、クレジットカード大手のクレディセゾンとの提携があるということくらい。詳しくは下記の記事などが参考になりますね。
この度、コイニー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:佐俣奈緒子、以下「コイニー」)は、株式会社クレディセゾン(本社:東京都豊島区、代表取締役社長:林野宏、以下「クレディセゾン」)に対して、総額約5億円の第三者割当増資を実施したことを発表します。
手数料が他の3つのモバイル決済と横並びな以上、Coineyが普及していくかどうかはクレディセゾンの営業網にかかっている…とも言えそうですね。
Coineyならでのメリットがあった!
そんなCoineyですが、ケータイWatchの記事を読んでみると、いやいや、意外なところにCoineyならではのメリットがあるんだな…ということに気付かされました。ちょっと抜粋してみますね。
「Coiney」が他社にはない最大の特徴としているのが、1万円以下の決済ではサインが不要という仕様だ。クレジットカードの小額決済をサイン不要で利用できるのは、従来はコンビニやスーパー、デパートなど一部に限られていたが、「Coiney」ではアプリの設定で「サイン不要」という項目を選択でき、「Coiney」を導入した事業者ならだれでも利用できる。
つまり、1万円以下の買い物であればクレジットカードをCoineyに通すだけで支払いが完了してしまうってことです。
これが利用可能なら、少額決済が主なラーメン屋やお蕎麦屋さんなどのレストラン、ケーキや雑貨などを販売するショップなど、様々な店舗でCoineyの導入メリットがありますよね。
なにせ400円や600円といった金額をカード払いするために、わざわざクレジットカードのサインなんてしたくない。さっとカードをわたして、さっと決済が終わってくれるのなら、それに越したことはありません。
- Coiney…1万円以下ならサインレス決済
- 他のモバイル決済…400円の支払いでもサイン必要
サインレス決済導入のデメリットはあるはず:
Coiney利用者ではないのであくまで推測ですが、『アプリの設定でサイン不要という項目を選択できる』ということは、サインレス決済を受け入れた場合にはなんらかのデメリットがある可能性はあります。
たぶんこれは、不正利用された場合の損害は全額店舗負担になる…といった点でしょうね。まぁ、そう頻繁に不正カードが使われることは無いはずなので、たまに損害を受けるのは仕方ない…と、わりきれる経営者であれば問題ないと思います。*1
この先、どこまでシェアを伸ばすのか:
以上、モバイル決済のCoineyは、1万円以下のクレジットカード決済ならサインレスで支払い完了…という話題でした。
この先、どこまでCoineyが頑張ってシェアを伸ばしていくのか、個人的にも期待しています。(こういう記事が少しでもその手助けになれば!)
文末リンク:
*1:利用規約上には記載がないので詳細は不明です