1:世界@名無史さん:2012/01/02(月) 00:30:11.58 ID:0
名前に関するうんちくを披露したり、時代による名前のタイプ、
傾向の移り変わりなどを語るスレです。

例えば、ある民族は、ミドルネームに必ず父親のファーストネームを
付けるとか、日本人は、名前をアルファベット表記するとき、氏名の
順序を入れ替えるのに、なぜ韓国人、中国人は変えないのかとか、
ある時代の一番ポピュラーな名前とか。
諱、姓、字、苗字の区別の話などです。
「あなたの名字の由来は?」 全国の名字95パーセント以上を網羅する由来検索が話題に
http://blog.livedoor.jp/nwknews/archives/4126505.html
名前


3:世界@名無史さん:2012/01/02(月) 09:25:48.40 ID:0
中国は、以前は名前は一文字だったのが、いつのころからか2文字になってしまった。



6:山野野衾 ◆m6VSXsNcBYte :2012/01/02(月) 10:21:14.92 ID:0
>>3
漫画『キングダム』は二文字名のオリジナル武将がよく出て来るので、気になりますね。



4:世界@名無史さん:2012/01/02(月) 09:33:17.39 ID:0
なぜ中国人の名前は1文字がデフォルトで、日本人の名前は2文字で、沖縄は3文字なのか?



9:世界@名無史さん:2012/01/02(月) 11:02:47.48 ID:0
>>4
名字って意味だよね?



21::2012/01/03(火) 12:25:21.03 ID:0
>>9
そう、名字でした。



16:世界@名無史さん:2012/01/02(月) 14:11:51.97 ID:0
>>4
名前に関しては菅原清公の影響が大きいらしいね。
日本人の名前が○○麻呂みたいな古来からの名前が消滅して
二文字か一文字の名前が一般的になったのは彼の功績だとか

でも幼名に関しては、ある程度は古来からの伝統を引き継いでる気がする
○○丸みたいなものも多いし



216:世界@名無史さん:2012/07/14(土) 23:35:46.33 ID:0
>>4
でも、奄美も1字姓が多いような。



218:世界@名無史さん:2012/07/15(日) 00:35:45.44 ID:0
>>216 奄美は動詞の連用形が多いな(はじめ、あたり、あたえ等)



221:世界@名無史さん:2012/07/15(日) 12:46:35.15 ID:0
>>218
元ちとせ
中孝介

も奄美だね。



5:世界@名無史さん:2012/01/02(月) 09:44:14.71 ID:0
>ある民族は、ミドルネームに必ず父親のファーストネームを付けるとか、

それロシアだっけ?



27:世界@名無史さん:2012/01/03(火) 17:00:00.40 ID:0
>>5
ロシアの場合、ミドルネームは父の名そのものではなく、「の息子」という接尾語が付く。
イワン・イワノヴィッチ・ゴラチン(笑)という名があったら、それは
ゴラチン家のイワンの息子イワン、という意味。



10:世界@名無史さん:2012/01/02(月) 11:05:24.46 ID:0
タイでは名字が長すぎるので、相手を呼ぶときは、ファーストネームしか使われない。



11:世界@名無史さん:2012/01/02(月) 11:23:53.81 ID:0
インドネシア人は、姓を持たないことが多い。
スハルトとかスカルノも、ファーストネームだけで姓が無い。



14:世界@名無史さん:2012/01/02(月) 11:32:55.76 ID:0
>>11
インドシナ半島も、ベトナム以外は姓がないよ。



12:世界@名無史さん:2012/01/02(月) 11:29:45.43 ID:0
「ドキュソ名前」は日本のみならず、世界各国の問題らしいね。



13:世界@名無史さん:2012/01/02(月) 11:31:20.54 ID:0
例えば?



22:世界@名無史さん:2012/01/03(火) 13:05:23.40 ID:O
>>13
Angelを逆にしてLegnaとか変な名前が増えているとは聞いたがまあたいして変じゃないね



15:世界@名無史さん:2012/01/02(月) 13:33:00.26 ID:0
日本も、貴族と武士階級がなかったら、名字は無いに等しい状態だった可能性も。



18:山野野衾 ◆m6VSXsNcBYte :2012/01/02(月) 17:19:48.61 ID:0
>>15
ご存知でしょうが、一応。
姓(源平藤橘や豊臣といった氏名)と、名字(織田や羽柴や徳川といった家名)
は別物ですね。
中世になり、氏族が細分化・独立して屋敷地・菩提寺・所領の名をとって
つけられたもので、所領無しでは名乗れなかった。
庶民が公に名字を名乗れなかったのも、領主権と関ったからです。
古代には庶民にも(戸籍整理の為)存在した姓とは、そこが違う。
そうした意味では、確かに中世日本の公家・武家あっての名字でしたね。

なお、前近代の夫婦は別姓であったとはよく言われますが、出家して夫の
所領を相続し、管理者となった女性は、夫の家の名字を名乗りました。
出家が相続にあたって求められたのは、他家の人間と再婚し、所領を相手
方との子に与える可能性を排除する為です。

小説『双頭の鷲』では、主人公の妻が夫の没後すぐに再婚して遺領を求め
ていましたが、日本だと通用しませんよ。



36:世界@名無史さん:2012/01/03(火) 22:38:33.70 ID:0
語頭に /w/ を含むゲルマン語の語彙がロマンス諸語に伝わると、/gw/ に変化する。
WidoはGuidoやGuyに、WelfはGuelphに、WaibelingenはGhibellineになる。



51:世界@名無史さん:2012/01/06(金) 05:36:40.97 ID:0
>>36
見て思ったけど
フランス人のGuy(ギー)とかGuillaume(ギヨーム)って中世の頃は多かったけど、
時代が進むとどんどん少なくなっていく感じがする。
18世紀にもなると全然聞かなくなるし。全く居なくなる訳じゃないから単純に名前の多様性が増えただけなのかな。
ジャン=ジャックとかハイフンで結んだ変な連結名が出てくるのも18世紀あたりからか。
このタイプもジャンが頭に来るのが多い気がする。ジャン=ポール、ジャン=ピエール、ジャン=クロード、ジャン=バティスト・・・



37:世界@名無史さん:2012/01/05(木) 08:53:56.02 ID:0
181 名前:世界@名無史さん 投稿日:2012/01/04(水) 21:54:44.63 0
>丸は本来「麻呂」が変化したもの

調べたらマジだったのでビビったw
でも丸(麻呂)は元来、汚物の意味らしいがなw(おまる)
人名に汚物の名を付けるのは昔の魔除けとか。



43:山野野衾 ◆m6VSXsNcBYte :2012/01/05(木) 21:09:33.93 ID:0
>>37
古典で読み仮名をふったものだと、×××丸(まろ)となっている事があります。
「まる」が定着したのは、室町時代から。
語源については、主なものでも十はあって、不浄器(器であって、汚物そのもの
ではない)説はその内の一つです。

女性名で思い出しましたが、徳子(のりこ)、淳子(あつこ)はまだいいとして、
多子(まさるこ)なんて、古文献に読みが書いていないとそうそう分かりません。
敦成(あつひら。後一条天皇の諱)なんて、同時代人も忘れていたぐらいです。



38:世界@名無史さん:2012/01/05(木) 14:53:43.74 ID:0
その昔、女性名の「子」は「シ」と発音しました。
この読みは方は江戸時代後半まで使われましたが、江戸時代末から
明治時代の学者が、「成子」は、ナリコ、シゲコ、ナルコ、ヒラコ等々
幾通りもの訓みがあり、個々の場合、明確に決定できないと言う理由から、
×子型の女性名を音読する不都合な慣例を作ったそうです。

「徳子」をトクコと湯桶式に読むのは、明治時代後期からの誤謬のようです。
http://homepage2.nifty.com/osiete/s647.htm



44:世界@名無史さん:2012/01/05(木) 21:29:23.80 ID:0
「ドキュソ名前」の弊害は支那や台湾、あるいは欧米でも深刻らしいね。

もっとも向こうには表音文字のアルファベットや「その音でしか読めない漢字」だから
まだ被害も少ない。

しかし日本には「振り仮名」というものがあるものだから…



45:世界@名無史さん:2012/01/05(木) 22:34:43.06 ID:0
ふりがなが問題な訳ではない。
漢字に複数の読み方があること、さらに慣用読み、当て字があることが問題となっているってこと。



47:世界@名無史さん:2012/01/05(木) 23:26:26.96 ID:0
日本人の名付けは、先に読みを決めておいて、いい意味を持つ漢字をその読みに当てはめる場合が多い。
なんで読みごとにまとめると、種類は一気に少なくなる。
例えば、「ゆうこ」という読みの名前は無数にあるが、読みにしてしまうと一種類に過ぎない。

知り合いの外人は携帯に番号を登録するとき、「Yuuko」とアルファベットで登録するので、
6人も7人も同じ名前がいて区別つかなくなっていた。



48:世界@名無史さん:2012/01/05(木) 23:30:04.11 ID:0
平安初期に名前を漢風にしたので複雑怪奇になった。
源氏の源はもともと中国の姓。



49:世界@名無史さん:2012/01/05(木) 23:33:16.29 ID:0
>平安初期に名前を漢風にしたので複雑怪奇になった。

kwsk



50:世界@名無史さん:2012/01/05(木) 23:57:57.79 ID:0
奈良以前は古事記のような名前だったわけだが姓と名を中国に習って漢字1字か2字とした。このため無理やり漢字に和風の読みを当てて名乗り読みとした。



52:世界@名無史さん:2012/01/06(金) 09:48:47.55 ID:0
中臣氏-藤原氏

鎌子(かまこ)  和風
 :
御食子(みけこ) 和風
鎌足(かまたり) 和風
不比等(ふひと) 和風
房前(ふささき)   漢風
真楯(またて)  和風
内麿(うちまろ) 和風
良房(よしふさ)   漢風
基経(もとつね)   漢風

以後はずっと漢風



53:世界@名無史さん:2012/01/06(金) 11:17:53.37 ID:0
元明天皇 阿閇(あへ)  和風
元正天皇 氷高(ひだか) 和風
聖武天皇 首(おびと)  和風
孝謙天皇 阿倍(あべ)  和風
淳仁天皇 大炊(おおい) 和風
称徳天皇=孝謙天皇
光仁天皇 白壁(しらかべ)和風
桓武天皇 山部(やまべ) 和風
平城天皇 安殿(あて)  和風
嵯峨天皇 神野(かみの) 和風
淳和天皇 大伴(おおとも)和風
仁明天皇 正良(まさら)    漢風?
文徳天皇 道康(みちやす)   漢風
清和天皇 惟仁(これひと)   漢風
陽成天皇 貞明(さだあきら)  漢風
光孝天皇 時康(ときやす)   漢風
宇多天皇 定省(さだみ)    漢風
醍醐天皇 敦仁(あつひと)   漢風



114:世界@名無史さん:2012/01/27(金) 14:18:50.46 ID:0
72 名前:名無し象は鼻がウナギだ! 投稿日:2012/01/27(金) 11:23:36.15 0
日本では女性の名に植物名を選ぶ場合が多い。
まつ、たけ、うめ、いね、・・・
外国でもそうだが花の名前が多い。しかし中には
Ginger とか根の名前もある。 Bamboo は、流石に聞いた事はないが。



118:世界@名無史さん:2012/01/27(金) 21:51:24.35 ID:0
>>114
ジンジャー・ベイカー?



120:世界@名無史さん:2012/01/28(土) 14:12:44.63 ID:0
>>118 いちばん有名なのは「ジンジャーとフレッド」のジンジャー・ロジャースだろう。
「フレッド」はフレッド・アステア。



119:世界@名無史さん:2012/01/28(土) 04:01:43.01 ID:0
>>114
南極大陸とヨーロッパ大陸だけには、竹は自生してないから。
でも、椿と紫陽花はヨーロッパ大陸には無かったが17世紀に日本から伝来し
それぞれCamelia(カメリア)、,Hortensia(オルテンシア)と
女性名として人気がある。



122:山野野衾 ◆m6VSXsNcBYte :2012/01/28(土) 14:33:10.38 ID:0
>>119
話が変わって恐縮ですが。
19世紀に欧州に運ばれてきたレッサーパンダがその外見から食性を狐や猫
の様なものと勘違いされて肉だけ出されたが食べようとせず、航海中もろく
に食べられずにいた痩せた体で庭の椿の花を貪り食ったという話を思い出し
ました。
異郷の地で出会った東アジア産というので、相性がよかったものか。
(リンネの弟子がロンドンにツバキを植えたのは、18世紀末のこと)



115:世界@名無史さん:2012/01/27(金) 15:26:59.14 ID:0
アルプスの少女ハイジが英語のアリスと同源というのには驚いた



123:世界@名無史さん:2012/01/28(土) 17:26:17.43 ID:0
あの頃のヨーロッパ人って、餌が何かも分からないのに捕獲して、やたら自国に連れ帰ろうとするからなぁ。



295:世界@名無史さん:2013/02/12(火) 21:22:12.28 ID:0
アフリカかどこかでは、子供が生まれたときに付けた名前は一生使わない
と聞きました。他人に本名を知られると呪われるとか何とか
中国でも、名のかわりに字を使っていました
その他の地域には、こういった例は存在するでしょうか?
また、日本ではどうでしょうか?



296:世界@名無史さん:2013/02/12(火) 22:21:35.36 ID:0
>>295
悪鬼に捕まらないように幼名を汚い名前にする習慣は日本にもありましたね。

「本名を知られてはいけない」などのエピソードとしては、フィクションですが、
夢枕獏の『陰陽師』シリーズや、映画『千と千尋の神隠し』でもあったような。



305:世界@名無史さん:2013/08/05(月) NY:AN:NY.AN ID:9OEnSqBL0!
インド人って、神様の名前をよく自分の子供につけるね。
知り合いに、ハリクリシュナというやつがいるけど、クリシュナは例のインドで人気の神の名。
で、ハリは神様という意味。

欧米でも聖人の名前は普通だけど、一神教のためか神の名はないよね。



307:世界@名無史さん:2013/08/05(月) NY:AN:NY.AN ID:0
スペイン語圏じゃヘススって名前もある



308:世界@名無史さん:2013/08/07(水) NY:AN:NY.AN ID:0
ボリウッド映画で音楽を手広く手掛けるA.R.ラフマーンのAってアッラーの略だし
名前からしてムスリムみたいだけど、アッラーを人名にするのってアリなのか?



309:世界@名無史さん:2013/08/07(水) NY:AN:NY.AN ID:0
タミル人だし、Allah-Rakha Rahman(アッラー・ラッカ、慈悲深いお方)という一続きの名前かな
ラフマーンはアッラーの異名のひとつで、人名では普通アブドゥル・ラフマーン(慈悲深いお方のしもべ)とする
ラッカはタミル語なのか梵語なのかアラビア語なのかわからんが




転載元:http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/whis/1325431811/
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