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小保方氏「捏造は推測」主張へ

 STAP細胞の論文不正問題で、理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダーが理研への不服申し立てで「理研の調査は不十分で(捏造=ねつぞう=と認定した)最終報告は推測にすぎない」と主張する方針であることが5日、分かった。代理人を務める三木秀夫弁護士が明らかにした。

 三木弁護士は、理研が小保方氏に行った聞き取り調査の詳細など、情報開示を理研に求めたが断られたとも説明した。期限の9日までに不服を申し立てる。

 三木弁護士は「小保方氏に不利益な認定をするのに、本人に十分な弁解の機会が与えられておらず、不当だ。推測に基づく結論ありきの調査だった」と強調。

 理研が情報開示に応じなかった理由については「総合的に判断して(決めた)」と説明されたという。小保方氏の実験ノート2冊も「理研のものという扱いで、(本人の)手元にない」と述べた。

 STAP細胞の論文をめぐり、理研の調査委員会は今月1日、画像の捏造と改ざんの2項目の研究不正があったとする最終報告を公表した。

 [2014年4月6日9時19分 紙面から]

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