元部下を強盗殺人で再逮捕へ04月09日 09時20分
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愛知県豊川市の住宅で、元上司の妻を刃物で刺して殺害しようとしたとして、元部下の男が逮捕された事件で、男は会社を解雇されて、当時、失業保険が切れていたことが捜査関係者への取材で分かりました。警察は男が元上司を殺害して現金を奪ったなどとして、９日にも、強盗殺人などの疑いで再逮捕する方針です。
住所不定で無職の久保知暁容疑者（４３）は、３月５日、豊川市の会社員、新井義介さん（６１）の住宅で、新井さんの妻を刃物で刺して、殺害しようとしたとして殺人未遂の疑いで逮捕されました。
新井さんの住宅は、放火と見られる火事で全焼し、妻は逃げ出しましたが、焼け跡から新井さんが、首を刃物で切られて殺害されているのが見つかりました。
久保容疑者は、新井さんと同じ会社に勤めていましたが、職場でのトラブルが原因で解雇されました。
捜査関係者によりますと、その後は仕事に就かず、当時、失業保険が切れて預金などもなかったと見られるということです。
一方、警察のこれまでの調べで新井さんの家からは、現金数十万円のほか、キャッシュカードが持ち去られていたことが分かっています。
警察は、久保容疑者が新井さんを殺害して現金などを奪ったうえ、住宅に火をつけたとして、９日にも、強盗殺人と放火の疑いで再逮捕する方針です。