約15時間居座った末に放火か04月10日 09時33分
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3月、愛知県豊川市の住宅が全焼し、この家に住む、会社員の男性が殺害されて現金が奪われた事件で、強盗殺人などの疑いで逮捕された元部下の男は、約15時間にわたって、居座ったすえに、家に放火していたことが分かり、警察は詳しいいきさつを調べています。
住所不定で無職の久保知暁容疑者(43)は3月4日、愛知県豊川市の会社員、新井義介さん(61)の住宅に押し入り、現金約14万円などを奪ったうえ、新井さんを刃物で刺して殺害し、家に火をつけて全焼させたとして9日、強盗殺人と放火などの疑いで逮捕されました。
警察によりますと、久保容疑者は、4日の昼すぎに、宅配業者を装って訪れ、応対した妻の手足を縛り、午後7時ごろに帰宅した新井さんもスタンガンで動けなくして両手を縛ったということです。
そして、5日の午前4時前まで、約15時間にもわたって居座ったすえ、放火して逃げたということです。
久保容疑者は、新井さんの勤務先の元部下でしたが、職場でのトラブルが原因で去年6月に解雇されていたということです。
警察によりますと、容疑を認め、「恨みがあったし、金もほしかった」と供述しているということです。
警察は、事件の詳しいいきさつについて調べを進めています。