具体的方法伝え自殺を迫ったか04月10日 09時33分
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知り合いの会社社長を自殺に見せかけて殺害したとして、岐阜県内の大学の元准教授が逮捕された事件で、社長の家から見つかったメモには「レンタカーを借りて、車内で硫化水素を発生させる」などと具体的な自殺の方法が書かれていたことが分かり、警察は元准教授が伝えて、自殺を迫った疑いがあると見て調べています。
元准教授は容疑を否認しているということです。
岐阜県にある、中京学院大学の元准教授、久野輝夫容疑者(54)は、おととし1月、愛知県豊橋市の路上に止めた車の中で、知り合いのコンサルティング会社の社長を、硫化水素による自殺に見せかけて殺害したとして、殺人の疑いで警察に逮捕されました。
これまでの調べで、社長の自宅のパソコンから、元准教授に自殺を迫られているという趣旨のメモが見つかっていますが、警察によりますと、このメモには「レンタカーを借りて、車内で硫化水素を発生させて吸引する」などと、具体的な自殺の方法まで、書かれていたということです。
社長は、自身が死亡した場合に、支払われる保険金とほぼ同額の報酬、約3000万円を、元准教授から共同の事業の報酬として、請求されていたということです。
警察は元准教授が、死亡保険金を手に入れるため、自殺するよう迫った疑いがあると見て調べを進めています。警察によりますと、久野元准教授は容疑を否認しているということです。