ウイグル文字はアラム文字の流れを組み、西洋のアルファベットABC…XYZと同じく 配列は母印と子音が混在している。ところがモンゴル文字は、ほとんどウイグル文字 を元にしているにもかかわらず、配列はA, E, I, O, U(アエイオウ)の母印系と子音系 に分けて表記されるようになった。しかも子音の清音の並び順(濁音・半濁音などを 除く)がK, S, T, L, M, Y, R, W, (カサタラマヤラワ)で、母印のアを最初に加えると (アカサタラマヤラワ)となり、日本の五十音訓の並び(アカサタナハマヤラワ)に なぜか酷似。なぜこのような変化が起こったのかは不明とされる。