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モルドバの一部でロシア編入求める声4月11日 6時48分
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ウクライナ東部でロシアへの編入を求める声が高まるなか、ウクライナの隣国、モルドバの沿ドニエストル地方の外交責任者がNHKのインタビューに応じ、沿ドニエストル地方としてもロシアへの編入を求めていく考えを強調しました。
ウクライナに隣接するモルドバ東部の沿ドニエストル地方は、1990年にモルドバから一方的に独立を宣言し、2006年にはロシアへの編入の賛否を問う住民投票を行い、地元政府は9割以上が編入に賛成票を投じたとしています。
10日、沿ドニエストル地方の外交責任者であるシュタンスキ氏が、NHKのインタビューに応じ「ウクライナとの国境で、ロシア系住民の移動が制限され、差別されている」と述べ、ロシアのプーチン大統領がロシア系住民の保護を訴えているにもかかわらず、ウクライナの暫定政権が妨害していると非難しました。
そして、ウクライナ東部でロシア系住民によるロシアへの編入を求める声が高まるなか、「ロシアへの編入というわれわれの外交政策に変更はない。ただの願望ではなく目的であり、それに向かって進んでいる」と述べ、ロシアへの編入に向けて憲法改正の手続きを加速させていく考えを強調しました。
沿ドニエストル地方を巡っては、ウクライナ情勢を受けてロシアへの編入を求める動きが再燃することを懸念する声が欧米諸国などから上がっているほか、先月、NATO=北大西洋条約機構の幹部はウクライナ国境に展開するロシア軍による軍事介入を警戒する発言をしています。
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