奴隷商人は、カリブ海地域や米国沿岸部へ人間の貨物を運ぶ時、反乱を防ぐために異なる言語を話す人たちを混ぜた――。デビッド・クリスタルは著書『The English Language』でこう書いている。
捕らわれの身の奴隷と船員はピジンイングリッシュを生み出した。次の世代になると、これがクレオール言語となり、標準英語との差は様々だが、現在、カリブ海地域や一部のアフリカ系米国人の間で使われる言語を特徴付ける英語形態となった。
欧州連合(EU)ーアフリカ間の協力を推進するサミットで一堂に会したリーダー(左から二人目より右へ)ファンロンパイEU大統領、バローゾ欧州委員長、潘基文・国連事務総長、EUのアシュトン外交安全保障上級代表、ヴィセンテ・アンゴラ副大統領、メルケル独首相(2日、ブリュッセル)=ロイター
クリスタルの著書によると、西インド諸島の英語を話す人は、「多くの場合、複数形を使わず(three book)、所有格を用いない(that man house)。また、動詞には末尾に『s』が付かない(he see me)」という。
■英語が集中的に使われる欧州
筆者はしばしば、母国語の異なる別のグループの人が1カ所に集められ、話すことを求められる様子を目にする。自由の身として生まれ、裕福なこのグループは、欧州のビジネスパーソンたちだ。家ではフランス語、ドイツ語、ポルトガル語、オランダ語、スウェーデン語、あるいはポーランド語を話すが、集まると、ほぼ決まって英語に切り替える。
会議のパネルディスカッションや打ち合わせ、展示会でこうした人たちの話を聞くと、その言語能力と自信に驚嘆する。明るい照明を浴びた壇上でのディスカッションで、事前に用意された台本を頼りにできない場面では、特に見事だ。
もちろん、世界中のビジネスパーソンたちは、他国の企業を相手にする時に英語を話す。だが、欧州ほど集中的に英語が使われるところはない。何しろ欧州では、階層を問わず多くの人が、概して終日、英語でメールや電話を交わし、会議に参加し、スカイプを使った電話会議を行っている。
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