Java EE 7を勉強する方法

Java EE 7を勉強したいけど、日本語情報が少なくて、どうしたらいいか分からない」
という方は多いのではないでしょうか。
少なくとも、僕はそうでした。

有名な技術者の方々が、はてなGitHubにご自分で検証された結果をブログに書かれています。
僕もJava EE 7の研修を開発する際に、色々なブログ情報を参考にしました。
こういったブログは非常に有益な情報です。しかし、個々の技術にフォーカスされたものが多く、技術の全体像を把握することは難しいです。

Java EE 7の技術全体を説明してくれている文書は無いものか…とネットを色々と検索していたときに、Java EE 7のチュートリアルの存在を知りました。


上記のページから参照できます。
僕は、PDF版でダウンロードしました。



英語…。
TOEIC 400点代の僕にとっては、非常に高いハードルでしたが、技術の全体像を説明している文書はどうやらこれだけなので、「やるしかない!」と覚悟を決めました。

しかしこのチュートリアル、全59章・900ページ以上の大作です。
全部読むには骨が折れるし、時間がいくらあっても足りない。
そこで、読む部分をJPAJSFCDI(およびそれらに関連するもの)に限定するとこにしました。
そして、1章ずつ印刷して読みました。
1章ずつであれば、ページ数は多くて20ページ程度なので、なんとか頑張ることができます。

学生時代に使っていた電子辞書片手に、翻訳しながら読んでいきました。
そうすると、文章の構造自体は平易で、単語さえ調べれば意味はすぐに分かりました。

そんな感じで、どんどん読み進めていきました。

チュートリアルで分かりづらいところは、金魚本やJava EE 5本を読み返したり、またブログを検索したりしました。



それでも分からなかった時の最終手段は、各種JSRです。
JSRの英語は、けっこう難しいです。文章がカンマでずーっと続いているものが多く、構造を把握するのに骨が折れました。
たまたま、会社に外語大卒の後輩がいたので、後輩の力も借りて構造を把握しました。

あと、GlassFish勉強会にもいきました。
とくに、@makingさんの「はまる!JPA」は参考になりました。


金魚本の翻訳も担当されていたとのことて、すごいなあーと思っていたら、どうも僕とほぼ同年代の方なのかな?
とても刺激になりました。

ちなみに、初めてJPAを触る人のために「はまる!JPA ライト版」とかやったら面白いかなーと思ってみたり。

そんな風にやってたので、思った以上に工数がかかりましたが、ようやっとJava EE 7研修の完成となりました。


ダラダラ長くなってしまいましたが、結論。
英語っていうとなんかハードルが高く感じますが、チュートリアルの英語は分かりやすいです。
また、章ごとに小分けにすれば、分量も少なくでき、集中して読むことができます。
勇気を持って、英語にチャレンジしてみましょう!