虚構の皇国 blog このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

2009-10-02

西園寺公望による「中華」呼称についてのコメント

支那を中華など称することについては、紛々たる議論あれども、余は差支えなしと思う。諸国自ら美称を用うるは、当然のことにて、日本というもまた美称の意なるべし。しかして、かれよりは、我が国を日本国と称するなり。ただに国のみならず、人々自家の名をえらぶもまた、美称を用うることなり。他人これを呼ぶを恥づるものなし。

松平定信『退閑雑記』への西園寺による書き込みより。

松平定信は「漢土のことをさまざまに称して、中華中土などいうはこのまず」という立場だった。これに対する西園寺の見解はまことにもっともである。

せぴあせぴあ 2009/10/02 18:24 >日本というもまた美称の意なるべし。しかして、かれよりは、我が国を日本国と称するなり。

「シナ」を連発するネットウヨ諸君に読ませたいですな。

莞爾周明莞爾周明 2009/10/03 01:05 ニッポソは、その「しな」から見て太陽の登る方向の意味だから、江戸時代の国学者はこんなの止めちまえ!って息巻いていたはずなんですがねぇ。

subzerosubzero 2009/10/03 03:19 他人これを呼ぶを恥づるものなし。

つまり、相手国の美称を呼びたがらない人は、それで自分たちが辱められると思ってる人たちということですね。なるほどと思いました。

コヴァマニアコヴァマニア 2009/11/12 10:51 中国をシナと呼ぶなら、「日本」の「天皇」も
「日王」どころか「倭王」と呼ばれることを
甘んじなくてはならないですね

tadanorihtadanorih 2009/11/13 00:43 たしか荻生徂徠だったと思うのですが、この手の中国呼称で阿呆国学者に叩かれた故事があったように記憶しています。

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