ワシントン=小林哲
2014年4月10日07時53分
米国防総省は8日、2010年にロシアと合意した核軍縮条約(新START)の目標達成に向けた具体的な削減計画を公表した。ウクライナをめぐってロシアとの緊張が高まっているが、削減計画の推進は続ける方針。
計画によると、大陸間弾道ミサイル(ICBM)と潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)、戦略爆撃機の保有量を今後4年で約1割減らし、未配備を含め800にする目標を達成するという。
ICBMの保有量は維持しつつ、配備済みを新たに50基減らして400基にする。SLBMは約2割減の280基(配備数240基)に減らすほか、戦略爆撃機も約3割減らして66機(同60機)にする。
新STARTでは、18年2月までにICBMやSLBM、戦略爆撃機を800(配備数700)に減らすほか、米ロが所有する核弾頭をそれぞれ1550発に減らすとしている。(ワシントン=小林哲)
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朝日新聞国際報道部
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