四国霊場八十八カ所を巡る参拝者らが休憩する徳島県鳴門市などの複数の遍路小屋で、「『大切な遍路道』を朝鮮人の手から守りましょう」などと記された貼り紙が見つかり、県が9日、調査に乗り出した。県警も軽犯罪法違反容疑を視野に調べている。ほかに香川県観音寺市や高松市、愛媛県四国中央市でも見つかり、10日現在で少なくとも3県の10市町に及んだ。

 貼り紙はいつから貼られていたのかは不明。1カ所で複数枚貼られていたところもあった。

 1枚は縦13センチ、横18センチほど。「日本の遍路道を守ろう会」の名で「礼儀しらずな朝鮮人達が気持ち悪いシールを四国中に貼り回っています」「『日本の遍路道』を守る為(ため)、見つけ次第、はがしましょう」などと書かれていた。見つかったものは、いずれも管理者らがはがした。