2014年4月10日21時49分
衣料専門店「ユニクロ」を運営するファーストリテイリングは10日、2014年8月期の純利益が前期より2・6%減の880億円になる見通しだと発表した。これまでは1・8%増の920億円と見込んでいたが、一転して3年ぶりの減益予想になった。
営業利益の予想も17・4%増の1560億円から9・5%増の1455億円に引き下げた。国内で冬物を値引き販売したのが響いたほか、パートやアルバイトを正社員にするのに伴って人件費が増えるのも利益を減らす一因だという。
一方、売上高の予想は1兆3220億円から1兆3700億円に引き上げた。中国など海外でのユニクロ事業が好調なことに加え、国内でも冬場に「ヒートテック」などがよく売れた。今後は「機能や素材、シルエットにこだわった服を投入し、値引き販売を抑えたい」(広報)という。
この日発表した14年2月中間決算では、売上高が前年同期より24・3%増の7643億円、営業利益は6・8%増の1032億円だった。
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