その言葉ダメ!子どもの反抗期を悪化させてしまう「親のNG言動」4つ

by 坂本正敬 |

子育て, , ,

この春、お子さんが中学・高校へと進学した方もいらっしゃるでしょう。中高生は反抗期を迎えるので、小学生のころと同じような接し方が通じず、困っている方もいるのではないでしょうか?

そこで知っておきたいのが、親の子どもに接する態度次第で、子どもの反抗期を悪化させてしまう可能性があるということ。

今回は、警視庁発行の『広報けいしちょう』web版を参考に、”思春期を悪化させる親の言動”をご紹介します。最近お子さんの扱いに困っている方は、以下ご紹介するような態度を、お子さんに対して知らないうちに取っていないかどうか、チェックしてみてくださいね。

 

■反抗期を悪化させる親のNG言動4つ

”親”という漢字を思い描いてみて下さい。「木の上に立ち、子どもを見守る」と書いて”親”なのです。子育てのヒントが漢字にも隠されているんですね。

思春期を迎える子どもが、親離れをしようと変化していく姿に、親としては複雑な気持ちを抱くかもしれませんが、漢字にも記されているように、愛を持って自立を見守ってあげる態度こそが”親”にとって重要なんだといいます。

とはいえ未成年ですし、子どもにとって親は身近な存在です。親の尊敬できない態度や振る舞いを見ていて、それがきっかけとなり、子どもが道を誤ってしまう恐れがあるというのです。

以下のような言動に心当たりはありませんか?

(1)「恥だ」「みっともない」と世間体ばかりを気にして叱る

(2)友だちと一緒にした悪さなのに、自分の子どもではなく、巻き込んだ友人と、その親ばかりを責める

(3)何か問題が起きても、父親に相談せずに母親だけで解決しようとする

(4)万引きなど、子どもの悪さが発覚した時、学校への通報ばかりを恐れる

世間体を気にして自分の子どもをちゃんと見ていない、子どもの友だちを頭ごなしに否定する、事を荒げないように父親や学校に子どもの問題行動を隠す、といった親の行動は、子どもの問題行動と同じくらいに問題だと認識しましょう。

 

■頭ごなしに命令していませんか?

思春期の子どもは交友関係や行動範囲が広がり、帰宅時間が遅れたり、服装が派手になったり、付き合う友だちの性質が変わったり、親の知らない持ち物が増えたり……など、多くの変化が見られます。

ですが、そんな時に「もっと早く帰ってきなさい」「そんな格好は恥ずかしいからやめなさい」「あんな友だちと付き合うのはやめなさい」「そのかばん、どうしたのか教えなさい」と、頭ごなしに命令するのではなく、「なぜそれをする必要があるの?」と、親の意見を伝え、子どもを尊重しながら自分で考えさせる必要があるといいます。

その上で、親が正々堂々とした生き方を見せれば、子どもも自分で判断し、正しい道を選択できるようになるのかもしれませんね。

 

以上、”思春期を悪化させる親のNG言動”についてご紹介しましたが、いかがですか? 

手を離れていくお子さんに対して複雑な気持ちになったり、いざ子どもを前にすると感情的になってしまう親御さんの気持ちもよく分かります。ですが、誰もが通る思春期を手助けするために、子どもと接する上で、上記のような行動を改めるだけでも、関係改善できるかもしれませんよ。

 

【関連記事】

効果抜群!ダメ夫を改善するために妻ができる「シンプルな習慣」5つ

何気ない言葉が「心の体罰」に!子どもの芽を摘む危険な言葉3つ

入学直後の4月に発生!親が知るべき「小1プロブレム」対策の心得3つ

子育てママ必見!些細なことで「子どもを怒らなくてすむ」秘訣はコレ

夫婦ゲンカを繰り返す人は知らない「ケンカをしなくてすむ秘訣」

 

【参考】

夏の親子関係セミナー 変わりゆくわが子を前に:広報けいしちょう – 警視庁

コメントは受け付けていません。