殺人容疑:「刑務所に行きたかった」岐阜で女性刺し通報

毎日新聞 2014年03月27日 22時42分

 27日午後2時55分ごろ、岐阜市祈年(きねん)町9の住宅から「人を殺した」と女の声で110番があった。駆けつけた岐阜県警岐阜南署員らが、1階居間で左胸に包丁が刺さった状態で倒れている女性を発見した。県警は、この家に住む無職、朝倉直美容疑者(48)を殺人未遂の疑いで現行犯逮捕した。刺されたのは同市松鴻(しょうこう)町2の和装仕立業、原道枝さん(59)で、既に死亡していた。県警は容疑を殺人に切り替えて動機などを調べる。

 同署などによると、朝倉容疑者は「自分が刺した。刑務所に行きたかった」と容疑を認めている。原さんはあおむけに倒れ、胸に刺された痕が複数箇所あり、首にひものようなもので絞められた痕もあったという。

 朝倉容疑者は兄と2人暮らしで、兄は外出していた。現場はJR岐阜駅の東約1キロの住宅密集地。【道永竜命】

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