2014-04-10
破壊的イノベーション(disruptive innovation)ってなんだろう
新経済サミットに出てみて、いろいろな人の発表を聞いた。
登壇した起業家たちは、起業家予備軍とでもいうべき参加者に対し、失敗を恐れるなとか、リスクを取れとかを勧める。それを聞いてほいほい起業をする人が日本でボコボコ増えるというようなことはないとは思うが、自分なりに破壊的イノベーションってなんだろうということを考えてみた。
破壊的という位だから、従来の発想の延長にあってはいけない。従来の常識をまっこうから否定するような何かでないといけない。どう考えてもクレージーなアイデアでないといけない。誰もが納得するようなアイデアであれば、それは定義により破壊的ではない。
従来のものより「劣っている」ものとか、明らかに「欠点」のあるものとかは破壊的である可能性はある。多くの人がクレージーと考えるもの、うまく行く訳がないと考えるものが、破壊的だ。
誰もがクレージーと考えるものは、1)本当にクレージーでどうしようもない、2)破壊的なイノベーション、どちらかである。
PCは大型汎用機(メインフレーム)より、圧倒的に安かったが、機能や性能は劣っていた。そして、それが故に破壊的なイノベーションだったのである。
インターネットでものを買うなんてクレージーだ。誰がインターネットでものなんかを買いたいと思うか。そのような常識に挑戦したのがアマゾンや楽天だ。
インターネットの時代になって、従来の常識を打ち破るサービスが出て来ている。それは大いなるチャンスだ。
電話代がただになると何がおこるのか。SkypeやLINEやWhatsAppやViberなどなど破壊的なサービスが出て来ている。
そして、それは既にどこかで生まれているのであるが、残念ながらわたしにはまだ見えていない。
新経済サミットに出てそんなことを思った。
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