イケてるメンズがそろいにそろった魅惑の全寮制男子校桜咲学園。
そこにアメリカから転校生がやってきた。
名前は芦屋瑞稀
(ひばり)桜咲学園の生徒の中に女性がいます。
(難波)えっ!?女…女性ってどういうことだよ!?
(ひばり)女性が桜咲学園の生徒として潜り込んでるのです。
(姫島)男装ってことですか?宝塚じゃあるまいし。
(天王寺)どうせ根も葉もない噂だろう。
いいえ。
間違いありません。
証拠もございます。
(天王寺・難波・姫島)えっ!?
(中津)あれ?寮長たち何やってるんですか?
(難波)いや…。
何でもねえよ。
(中津)いや。
しかし佐野残念でしたね。
まさかあの後神楽坂が高校新記録出すとはなぁ。
(難波)中津。
お前ちょっと向こうに…。
ほら。
あのほら。
あれやりません?パーティー。
ねっ?よかったらひばりさんもどうですか?結構です。
では先程の話はまた後日改めて。
(瑞稀)あーっ。
ない!ない!
(佐野)何が?
(瑞稀)財布。
あれがないと困るんだよ。
ああー。
ねえなぁ。
あっ。
捜さなくていいから!あっ。
なあ中津。
俺の財布知らねえ?いや。
見てないけど。
そっか。
(佐野)そんなに金入ってたのか?違えよ。
あれにはいろんなもんが入ってんだよ。
カードとかパスポートとか…。
パスポート!?
(瑞稀)ああー。
もうない!お前何でパスポートなんか財布に入れてんだよ?だって佐野がちゃんとしまっておけって言うから。
ったく。
(中津)佐野。
ちょっといいか?瑞稀のことがバレた。
(佐野)えっ!?誰に!?
(中津)ブロッサム学園の花屋敷ひばりだ。
彼女がパスポートを拾って3寮長に…。
(佐野)見せたのか!?
(中津)いや。
見せる前に止めたけど。
うちに女がいるってことは3寮長も知っちまった。
佐野。
俺たちで何とかしないと。
(佐野)ああ。
(歓声)
(大国町)やったなおい!
(関目)うん。
やった。
(中央)あのさ陸上競技大会も終わったしこれでやっとイベント事に専念できるんじゃない?
(関目)何かあったっけ?
(猿渡)忘れてはなりません!ドントフォーゲット。
秋といったら…。
(天王寺)「桜咲学園祭」
(寮生たち)おおーっ!
(猿渡)ハイハイ!ハハイハイ!
(一同)ハイ!
(猿渡)えー。
学園祭は寮対抗ではありません。
クラスで競い合います。
いちばん客を呼んだクラスには特典がありますよ。
(歓声)
(ひばり)佐野さまが私を呼び出してくれるなんて。
うれしい!どういったご用でしょうか?財布とパスポート返してもらえないかな。
誰のだかご存じなんですね。
(佐野)ああ。
ではパスポートにある秘密も?
(佐野)ああ。
いろいろと思うことはあると思うけど。
それがどうしても必要なんだ。
(ひばり)だったら落とし主をわたしのとこに連れてきてください。
えっ?それが無理ならお返しすることはできません。
それでは学園祭の出し物を決めます。
(明石)はいはーい!もちろん総合格闘技大会だ!
(八尾)いやいや。
演劇に決まってるでしょ。
(京橋)そんなもんできるか?この単細胞が!
(四条)だったらミュージカルなんてどう?
(中央)何?何?何?何?何?何言っちゃってんの?男ならメイド喫茶でしょう?
(大国町)いやいやいやいや…。
いや。
はいはいはいはい。
じゃあ間を取って総合格闘技大会にしようぜ。
イェーイ!
(萱島)全然間取ってないし。
(北花田)おいおいおい!お前らゴチャゴチャうっせえな。
こうなりゃ大乱闘じゃあ!
(さわぐ声)
(たたく音)静かにしろよ!多数決で決めたらいいだろ。
佐野。
パスポート返してもらえたのか?本人連れてこなきゃ返さねえって。
そんなことしたらあいつ責任感じてやめちまうだろ。
ああ。
(ため息)投票結果を発表します。
総合格闘技大会0票。
ミュージカル0票。
メイド喫茶33票。
よってメイド喫茶に決定!
(歓声)
(嵐山)あれ?ていうか一寮も三寮も自分のとこに入れてねえ。
(笑い声)また女装か。
(チャイム)
(瑞稀)やっべえ。
遅刻だよ。
(天王寺)おい。
ホントに女がいると思ってんのか?
(難波)だから念のためってつってんだろ。
(天王寺)お前も何やってんだ?早く来い。
バカ。
(姫島)痛いだろう!
(難波)シーッ。
ええーっ!?えええーっ…。
(姫島)ぐがっ!?
(天王寺・姫島)あああああーっ!?
(難波)何やってんだよ?
(天王寺)あああああ…。
えーっ!?
(難波)あっ…。
(三人)あああ…あああーっ!?・『イケナイ太陽』
(カンナ)天王寺さまと一緒にいられて幸せです!
(天王寺)カンナ。
俺も君以外の女のことなど一切かん…。
(カンナ)天王寺さま。
ご気分でも悪いのですか?ダメだぁ!カンナ。
すまない!俺はお…女の裸を見てしまった。
すまない!
(カンナ)えっ!?どこで!?
(天王寺)体育館で…。
あっ!?このことは誰にも言うんじゃねえぞ当たり前だ。
言うわけないだろう!体育館って桜咲学園のですか!?
(天王寺)いや。
あっいやその…。
(天王寺)カンナ!あっ!?ぐわっ!?
(カンナ)ひばりさま!大変です!桜咲学園の生徒に女性がいるらしいのです。
(樹理)何ですって!?カンナさん。
それは何かの聞き間違いじゃありません?そんなことありません。
確かに天王寺さまは「おんなのはだか」っておっしゃっていました。
「おんなのはだか」それはもしかして「おすぎのハゲタカ」じゃない?
(こまり)おすぎハゲタカ飼ってるんですか!?
(カンナ)ええ!?そんなことないです。
いいえ。
絶対にそう。
絶対におすぎのハゲタカよ!もしかしたらそうかも…?
(ひばり)でしょう?おすぎのハゲタカ。
チョー超見てぇー!
(裕次郎の鳴き声)
(猫の鳴き声)どうしたの?裕次郎。
えっ!?嘘でしょう?聞いてみるよ。
で?どうなの?うん…はい。
そうか。
やばくねえ?
(中央)何してんの?ちょっと落し物。
(中央)頑張ってね。
(難波)裸の女が誰なのか聞こうと思ったのに…。
ひばりさまはどうして我々と会ってくれなかったのでしょう?正夫。
(姫島)うん?暑い。
(姫島)おい!マント触んなよ!
(難波)うん。
おっ?
(天王寺)うん…。
何だよお前?さえねえ面しやがって。
実はね…。
(関目)ビッグニュース!うちの生徒に女がいるんだって!
(噴き出す音)
(寮生たち)えーっ!?
(淀屋橋)何だよそれ?
(萱島)どこ情報?うんとね裕次郎。
(中央)くそ。
この野郎!バカ野郎!出直してこい!このヘタ目!お前は関目じゃなくて…。
(野江)でもねでもね。
僕が作ったワンちゃん専用翻訳機で解読したんだよ。
(中央)あっ。
じゃ間違いない。
(関目)ちょっと待ってよ。
何で…。
(京橋)でもみんなみんな。
ほら。
桜咲学園に女だよ?
(中央)そんなことってあるの?
(嵯峨)我が校は伝統ある男子校だよ。
(寮生たち)そうだそうだ。
あっ?あっ?ああ!カンナに言ったよ!しょうがねえじゃねえか。
女の着替え見ちまったんだからよ。
文句があるヤツはかかってこい!ああーっ!
(姫島)あああーっ!あんっ!ああー。
こうなりゃその女を捜すしかねえな。
・何?奇襲部隊が内股男を発見!?
(大国町)はい。
今から確認します。
確認しろー!
(北花田)脱がせー!
(第一寮生たち)おりゃー!こらーっ!
(第一寮生たち)どうだ!おうー!
(北花田)ベーン!俺が確認する。
貴様のあそこ覚悟しろ!黒い。
(明石)黒い。
(帝塚山・七道)黒い。
(大国町)真っ黒です。
真っ黒?
(大国町)寮長よりも黒いです。
俺よりも黒?男だ。
どこにいるんだ女!ああーっ!
(四条)フォーダラダラゴーダラダラムウダラダラソワカ。
ウンダラダラナンダラダラランバラバラテンダラー。
ワンダラダラツーダラダラミイダラダラソワカ…。
(姫島)うん!俺に女を教えてくれ。
さあ来い!
(今宮)どうやって女を探すかと思ったら…。
(八尾)また悪い霊にお願いするのか。
(姫島)サンダーボルト!静電気!ウィィーーン。
プシュ。
さあ来い!
(雷鳴)来た来た来た来た…。
バーン!
(八尾)オスカー?
(姫島)ウラ?誰が女か教えてもらいましたか?
(姫島)ウラ。
(四条)もしかして…。
(貝塚)オスカーが女になっちゃった!・「ウララウララウラウラで」
(第三寮生たちの悲鳴)
(第三寮生たち)開かない!開かない!・「ウララウララウラウラよパッと狙いうち」
(姫島)あーん。
困っちゃう。
(悲鳴)
(野江)君は男だ。
(難波)合格。
次!
(中津)はい!
(野江)君も男だ。
(難波)はい合格。
(中津)ありがとうございます。
(難波)次!
(野江)君も男だ。
(難波)合格。
(佐野)どうも。
(難波)次。
おい次!
(嵯峨)どうしたんだよ芦屋?ほら。
早く進めよ。
おう…。
わたしは男だ。
(樟葉)いいえ。
(明石)ウンコみてえな面してんな。
(四条)やったー!
(佐野)何だこれは?壊れてるんじゃないのか?
(難波)おっ!?合格!はい。
次。
(難波)何だよ?もう。
結局いなかったじゃねえかよ。
(中津)やっぱり何かの間違えだったんじゃないですか?
(佐野)俺もそう思う。
(中津)なあ?でももし本当に女がいたらどうすんの?そりゃあもう退学だろ。
(大国町)学園はおろか俺らもだまされてるってことだもんな。
(寮生たち)そうそう。
(明石)裏切り者は許さん!
(寮生たち)許さん!許さん!あ…あの。
でもさ今まで男としてつきあってきたんだから。
別にこのまんまでいいんじゃねえの?
(八尾)いやいや。
俺は無理だね。
やっぱ意識しちゃうし。
(関目)確かにだまされてるのはやっぱやだもんね。
まっ僕なら速やかに絶交するけどね。
(ざわめき)
(佐野)やっぱり返してもらえないかな。
(ひばり)桜咲学園の中で今回のことが混乱を招いていることはお聞きしました。
我々の使命は桜咲学園の皆さまに快適なスクールライフを送っていただくこと。
これがその解決に役立つならお返しいたします。
佐野さまはこの女性のことがお好きなのですか?ああ。
ありがとう。
(佐野)ほら。
もう行くぞ。
(瑞稀)おう。
うわっ!?ああー。
あっ。
なあ?これどこにあったんだよ?そこ。
そこってどこだよ?別にいいだろ。
あったんだから。
な…なあ?なあ?財布の中とか見てねえよな?そんなに金に困ってねえよ。
ほら。
早く行くぞ。
お…おう。
先週の今日この時間この体育倉庫で女がいた。
(難波)そんな都合よく現れんのかね。
(天王寺)うーむ。
(難波)芦屋だ!?
(姫島)・「ウララウララウラウラで」・「ウララウララウラウラよ」何なのこいつ?
(天王寺)知るか。
・「ウラウラで」
(難波)おいおい。
早く。
・「ウララウララウラウラウラウラララ…」あいつ何であんなとこで着替えなんか…。
まさか!?
(たたく音)
(瑞稀)失礼します。
(姫島)先週と今日管理事務室で着替えをしましたか?どうなんだ!答えろ!そんな言い方したら答えにきぃだろ。
別に取って食おうってわけじゃねえから楽にしてくれ。
2、3聞きたいことがあるだけだ。
(瑞稀)はい。
(難波)実は先週管理事務室で着替えてる女を見たんだ。
で1週間後の今日同じ時間にお前が現れた。
これは単なる偶然か?正直に答えてくれ。
お前は女なのか?
(中津)そっか。
返してもらえたか。
(佐野)ああ。
これでとりあえず一件落着だな。
(関目)大変だ!芦屋が花桜会に呼び出されたって!えっ!?
(佐野)サンキュー。
(天王寺)黙ってないで答えたらどうだ?ええ?違うなら違うと主張すればいいのですよ。
寮長たちが見たとおりです。
俺は女です。
(中津)瑞稀!
(難波)お前ら…。
佐野。
中津。
(天王寺)貴様ら今の話を…。
俺たちはもっと前から知ってました。
えっ!?どういうことだ!?俺と中津は寮長たちが感づく前からこいつが女だって知ってたんです。
(天王寺)何?どういうことだ?難波!
(難波)知るか!何で黙ってたんだよ?こいつがこの学園に来たのは俺のためだからです。
芦屋はアメリカで俺がケガをした事件にもかかわりました。
違います!関係ありません!俺は自分のためだけにここに来たんです。
俺がハイジャンやめた原因は自分にあると思って俺を跳ばすためにこの学園に来たんです。
つまり佐野君を陸上に復帰させるためにここに来たというわけですね。
俺は芦屋のお陰でハイジャンと向き合えました。
(天王寺)なるほど。
そういうことか。
(難波)理由は分かった。
で芦屋はどうしたいんだ?俺はこの学園が大好きです。
だから…。
やめます。
瑞稀。
みんなと一緒に卒業したかった。
でも迷惑はかけたくないんです。
俺にとってみんなは大事な存在だから。
分かった。
どっちにしろこのままにしとくわけにはいかねえ。
何でですか?別に教師にバレたわけじゃないし。
黙ってれば何の問題もないでしょ。
バレたらどうすんだよ?そのとき傷つくのは芦屋なんだぞ。
(天王寺)俺たちが卒業してからじゃ助けてやることもできないしな。
(難波)だが見抜けなかった俺らにも落ち度はある。
そこで俺らが卒業する来年の3月までに新しい道を決めてもらうってのはどうだ?まだいていいんですか!?いきなりやめろなんて酷なこと言わねえよ。
ありがとうございます。
まあそんなわけだからこの話はこれで終わりだ。
学園祭では敵同士。
負けねえからな。
フフフ。
(難波)じゃあこれでお開きだ。
もう戻っていいぞ。
はい。
(佐野)失礼します。
おい。
いいのか?3月までなんて。
リスクが大きすぎませんか?
(難波)しょうがねえよ。
いくら女でも芦屋は紛れもねえうちの生徒だ。
生徒を守るのが俺ら花桜会の役目だろ。
分かりました。
(天王寺)そのとおりだな。
(瑞稀)知ってたんだ。
何話したらいいか分かんねえな。
・
(椿)もうすぐ授業が始まるわよ。
校長先生。
(椿)どうしたの?浮かない顔して。
何があったか知らないけど後悔する暇があったら今を存分に楽しみなさい。
花ざかりは永遠じゃないのよ。
今を存分に楽しむ…。
まあこれからのことはゆっくり考えればいい。
寮長たちがせっかく時間くれたんだ。
そんな顔して過ごしてたらもったいねえぞ。
そうだよ。
俺たちだっていつかは卒業するんだ。
だったら今与えられた時間を目いっぱい楽しもうぜ。
お前もたまにはいいこと言うんだな。
バーカ。
俺は「歩く名言集」って言われてんだよ。
言われてねえよ。
このカンニングバカ。
あーっ!?それ言っちゃったよ。
このハイジャンバカ!誰のお陰で跳べたと思ってんだよ?お前ところでさあのとき何であのカンニング…。
おかえりなさい校長。
(椿)ただいま。
わたしの留守中に生徒たちを温かく見守ってくださってありがとうございました。
(猿渡)ああいいえ。
わたしも楽しんで彼らと接していましたから。
(椿)そう思えることが教師のあるべき姿ではないでしょうか。
(猿渡)ああそうですか。
ハハハ。
(椿)そういえば預けていた鉢植えは?あっ。
そ…それならあっ。
あっ!?教頭先生。
(猿渡)はい。
辞表の書き方はご存じ?
(猿渡)そんな!ウフフ。
冗談よ。
(瑞稀)黙っててごめん。
(佐野)別に。
俺も黙ってたんだし。
なあ?いつから知ってたんだよ?お前と兄貴が口論してんのを偶然聞いちまって。
何でそのとき言ってくれねえんだよ?言ったらアメリカ帰っちまうかと思って。
えっ?お前がここに来た理由知ってお前にちゃんと跳ぶとこ見てほしかったから。
それにお前のことが…。
俺のことが?言わねえ。
おい。
何だよ?言えよ。
シャワー浴びてくる。
おい佐野。
言えよ。
言っちゃえよ。
ヘヘッ。
はぁ…。
ジャンプ。
(岳彦)高校記録を跳んだらしいな。
すぐ追い抜かれちまったけど。
(岳彦)それでもたいしたもんだ。
親父はバカだよ。
いい年こいてハイジャンのことしか頭にねえ。
けど…そんな親父だからこそおふくろもついてきたんだろうし。
そんなバカに俺もなりてえ。
神楽坂は確かに最高のジャンパーだよ。
でも俺のライバルは親父だ。
だから絶対負けねえ。
いいか。
一人じゃバーは越せない。
誰かのために生きろ。
そうすりゃ何だって乗り越えられる。
ああ。
あっ…。
もう誰かいるんだな。
(森)親父。
タクシー来た。
(岳彦)ああ。
サンキュー。
たまには帰ってこい。
(佐野)ああ。
(森)また追いかける立場になっちまったな。
(佐野)すぐ追い抜くつもりなんだろ。
いつでも待ってるよ。
(生徒たち)ウーウウ。
ウーウウ。
ウーウウ…。
(生徒)ちょっと。
やめて。
やめろやめろ…。
(中津)よかった。
瑞稀に笑顔が戻って。
(中津)《…ってちょっと待てーい!》《何か忘れてないか?いや。
忘れてる。
俺と瑞稀のラブストーリーが完全におざなりになってんじゃねえか。
今切り出したところでタイミング悪いのは分かってんだけど待てば待つほど佐野のほうに矢印が向いちまいそうだしな》《よし。
中津秀一。
ここは一世一代の大勝負といきますか!》《いや。
ちょっと待てよ。
瑞稀が5秒以内にこっちを向いたらにしよう》《54321…》あっ。
中津。
この間のことなんだけどちゃんと返事しようと思って。
えっ!?
(中津)《今日はもう少ししゃべっちゃいまーす》《というわけで整理しよう。
俺は瑞稀に思いを告げた。
その間佐野と勝負したけどやっぱ無理かもなぁと実感していたときにこの呼び出し。
普通ならごめんなさいだろう。
けど可能性はある。
なぜなら中津データによれば瑞稀の胸キュンポイントは俺のほうがダントツで勝っているからだ。
佐野のツンデレキャラはもう時代遅れなんだよ。
これからは俺みたいなワラカッコイイ…。
ああ。
あっすいません。
このワラカッコイイっていうのは「笑えてなおかつ格好いい」っていう略です。
はい。
とにかく!そのワラカッコイイキャラで俺が…》ごめん。
えっ!?俺中津のことすげえ好きだし俺にとってすごく掛けがえのない存在だっていうことに変わりはない。
でも友達としか思えないんだ。
ホントごめん。
何マジになってんだよ。
冗談だよ冗談!ほら。
俺はさもっとボンキュッボンなこうセクシーダイナマイツが好みなんだからよ。
まあ。
あ…あれだ。
お前が佐野に行き過ぎてるからちょっとからかっただけだよ。
何か悪いな。
真剣に悩ましちまったみたいで。
そっか。
俺とお前は最高のダチ。
それ以外あり得ねえだろ。
じゃあな。
ごめん。
(椿)学園祭でいちばん人気だったクラスには何をあげようかな。
液晶テレビとかいいかも。
あっ。
それはイケメンコンテストの特典です。
ああ。
食券1年分は?
(吉岡)それは打ち上げライブの特典です。
ああ…。
掃除当番1年間免除。
(教師)それは下着泥棒のときに。
ラジオ体操免除。
(教師)ラジオ体操はもうなくなりました。
スポーツ用品一式は?
(教師)体育祭で。
シルクのベッドは?
(教師)月見大会で。
じゃあ世界一周旅行!
(猿渡たち)それは無理でしょう。
じゃあ熱海旅行ならいいでしょう?・
(秋葉)それは前回のイベントの特典よ。
ああ!あら秋葉。
(秋葉)おかえり姉さん。
(吉岡)ええーっ!?「姉さん」って姉妹?でなきゃこんなでかい態度取れないでしょ。
あんた。
(秋葉)しばくぞオッサン!
(猿渡)失礼しました。
口が悪いわね。
昔からか。
ウフフ。
でもいい写真は撮ってあるわよ。
そうね。
ウフフ。
(ぶつかる音)
(瑞稀)あっ!?
(中央)どうした?芦屋!?ちょ…。
(関目)落ちたのか!?
(生徒たち)芦屋!芦屋!
(萱島)梅田呼んでくる!梅田。
(関目)行け行け!早く!早く!
(中央)ねえ芦屋!これ息してる?このままだとやばいんじゃねえ?よーし。
気道確保だ。
上半身を起こせ。
(野江)いやいやいやいや…。
下手なまねはしないほうがいい。
(上野芝)けど梅田がすぐ診れるように服だけは脱がしといたほうがよくない?
(中央)あっそうだね。
ちょっと。
よいしょ…。
(生徒たち)早く。
早く。
(中央)ちょっと待ってよ。
えっ…。
あれ?こいつ何かつけてる!何これ?・
(梅田)触るな!どけよ。
中央もどけ。
ほら。
全く素人が。
下手なまねすんじゃねえ。
お前ら今日はもう寮に帰れ。
あのさ。
見た?
(野江)見た。
あれって…。
(八尾)まさか…。
ねえ?
(佐野)芦屋は!?
(梅田)心配ない。
気ぃ失ってるだけだ。
それよりクラスの連中は?何言われてもしら切りとおせよ。
(瑞稀)う…うーん。
大丈夫か?ここは?
(佐野)保健室だ。
脚立から落ちたらしい。
ああ…。
そっか。
(瑞稀)何か心配かけたな。
どうしたんだよ?
(佐野)別に。
(中央)芦屋。
おう。
(中央)ちょっとだけいい?うん。
今日はこのまま寝かせてやってくんねえ?ちょっとだから。
大丈夫だって。
(中央)ごめんね。
ああ…。
みんな心配かけたな。
でももう大丈夫だから。
(難波)芦屋。
実はな…。
お前ってさ女の子なの?えっ!?俺たち見ちゃったんだよね。
芦屋が着てるベストの中。
(明石)おい!ちょっと!ちょ…ちょっとおい!ああー。
逃げたってことは…。
(京橋)そういうことだな。
マジかよ?
(中津)うわぁへこむわ。
(萱島)芦屋が女だってバレた。
(中津)えっ!?
(萱島)芦屋が脚立からバランス崩して倒れちゃって。
みんなが助けようと芦屋の服を脱がしたら…。
(中津)マジかよ?フラれちゃったの?お前さ直球すぎんだろ。
(萱島)ごめん。
こんなとき何て声かけていいのか分からなくて。
こういうときはな「世の中には雄の数だけ雌がいるよ」とか「中津ならもっとすてきな人が現れるよ」とかそういう優しい言葉をかけて慰めんだよ。
残念だったね。
帰ろうか。
外は意外と冷えるし。
お前の言葉がいちばん冷えます。
あれ?「芦屋が女だってバレた」ってお…お前瑞稀が女だって知ってたのか?
(萱島)うん。
転入してきた日にオーラで分かった。
でも本人が男だって言い張ってるし問題ないと思って黙ってたけど。
お前は最高だな。
(萱島)中津にはもっとすてきな人が現れるよ。
(中津)フッ…。
バーカ。
遅えんだよ。
(佐野)おい。
どうした裕次郎?みんな戸惑ってるだけだって。
ちゃんと向き合えば分かってくれるはずだ。
ここで逃げても何にも始まんねえぞ。
何があっても俺が絶対守ってやるから。
なっ?裕次郎。
おう!?何だいたのか。
よしっ。
(瑞稀)そっち行き止まりだぞ。
知ってるよ。
ほら帰るぞ。
おう。
(瑞稀)うん。
(佐野)うん?よっし!おはよう。
(ざわめき)よう。
おう。
(北花田)なあ。
メイド喫茶とかやめねえ?ホントに女がいんのにさ女装する意味とかなくねえ?
(八尾)そうだよな。
じゃ一から決め直すか。
おい!いまさら何言ってんだよ!?あれ?お前も女なんじゃねえの?ふざけんな!何だ!この野郎!
(関目)やめろよ!一度はみんな賛成したんだろ。
だったら最後までやり遂げようよ。
ありがとう。
関目。
(上新庄)ああー。
でも何か裏切られた感じだよな。
(高井田)佐野を追いかけてきたらしいよ。
(今宮)えっ。
何それ?ストーカーじゃん。
(正雀)怖え!つうか気持ち悪いな。
お前らなぁ…。
(中央)うるせえんだよ!お前らそれでも男か!言いてえことあんなら面と向かって言えよ!半年間友達やってきたんだろ。
手のひら返して笑い者にしやがってよ。
マジだせえ。
みんなないしょにしててごめん。
俺は女だ。
でもだまそうと思ってたわけじゃないしみんなのことはホントに大事なダチだと思ってる。
だから…。
(北花田)おい。
あんまり調子いいこと言ってんじゃねえぞ。
瑞稀ちゃん。
俺らはお前が女と知ってて仲間とは呼べねえ。
(京橋)お前はだますつもりなくってもさ俺たちは裏切られた気分なんだよ。
ホントにごめん。
2014/04/09(水) 14:57〜15:53
関西テレビ1
花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜 #12−1[再][字]【小栗旬/生田斗真】
桜咲学園に女がいる!噂が噂を呼び、学園内騒然!迎えた学園祭当日、イケメン達が華麗に女装ファッションショーを披露する中、ついに瑞稀はある決意をする。瑞稀の運命は!?
詳細情報
番組内容
芦屋瑞稀(堀北真希)は、パスポートの入った財布を落としてしまい、必死に捜すが見つからない。佐野泉(小栗旬)、中津秀一(生田斗真)も見覚えがないと言うが、財布にパスポートが入っていたことを聞いた佐野は嫌な予感がする。中津は佐野を呼び出すと、財布を拾ったのは花屋敷ひばり(岩佐真悠子)で、難波南(水嶋ヒロ)ら3寮長にパスポートを見せようとしていたと報告。3寮長はパスポートは見てはいないが、学園に
番組内容2
女がいることは知ってしまったようだ。そんな折、今度は『桜咲学園祭』が開催されることが発表される。学園祭は、クラス対抗ということで、瑞稀は萱島大樹(山本裕典)らと出し物を相談。中央千里(木村了)が提案した「メイド喫茶」をやることになる。
体育の授業のために学園の体育倉庫で着替え始めた瑞稀は、窓が開いていたため、不用意にも着替える姿を3寮長に見られてしまう。顔こそ見えなかったが、明らかに女がいることを
番組内容3
見てしまった3人は愕然とする。
何も知らない瑞稀が学園祭の打ち合わせに出ていると、関目京悟(岡田将生)が来て、学園に女がいるらしいと、発表する。それを聞いた生徒たちは、寮ごとに女探しをすることに。梅田北斗(上川隆也)、原秋葉(紺野まひる)も捜査対象になるが、見つけ出すことができない。
その頃、海外赴任中だった校長・椿(松田聖子)が、学園へと戻ってきて…。
出演者
堀北真希
小栗旬
生田斗真
水嶋ヒロ
山本裕典
岡田将生
木村了
石垣佑磨
姜暢雄
城田優
岩佐真悠子
大東俊介
杉本哲太
紺野まひる
松田聖子(特別出演)
上川隆也 ほか
原作・脚本
【原作】
「花ざかりの君たちへ」中条比紗也(白泉社 「花とゆめ」)
【脚本】
武藤将吾
監督・演出
【企画】
後藤博幸
【プロデュース】
森安彩
【演出】
松田秀知
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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