(記者)今東京拘置所の入り口が開けられました。
3月27日袴田巌さんの再審請求が認められ48年ぶりに釈放された。
(記者)袴田さんが今東京拘置所から出てきました。
袴田事件とは1966年静岡県旧清水市で4人が殺害され放火された事件。
その事件の犯人として元プロボクサー袴田さんの死刑が確定していた。
静岡地方裁判所は釈放の理由について…。
袴田さんが犯行時に着ていたとされる5点の衣類について弁護側から提出されたDNA鑑定の証拠などを無罪を言い渡すべき明らかな証拠に該当するとし更にねつ造の疑いを生じさせるという判断を下した。
今この出来事をきっかけに死刑制度への関心が高まっている。
テレビの前の皆さんも裁判員制度が始まり死刑判決を下す事になるかもしれない。
もはやひとごとではない。
今日は日本の死刑制度について考える。
このあとスタジオで徹底討論。
街行く人に死刑について聞いてみた。
遺族感情を考えるとそれに妥当するような事をするっていうのはやはりあるかと思って。
私はやはり昔に比べて誤審は少なくなってるだろうなという気持ちも込めて賛成。
やっぱいくら犯罪者であれやっぱり死刑だと…。
人が人を殺すっていう事をなんかそれもどうなのかなという気持ちもあるんですけど。
うーん…。
だから難しいなと思います。
このように街の意見はさまざま。
2009年の内閣府による世論調査の結果を見てみると…。
死刑存続が85.6パーセント。
つまり日本人のほとんどが死刑に賛成という事になる。
しかし…。
死刑制度に対する世界の状況を日本にいる外国の方に聞いてみると…。
2012年の国連総会で死刑制度が残る国に対して死刑執行の停止を求める決議。
更にEUの加盟条件の1つがこの死刑を廃止する事なのである。
一方…。
そして犯罪被害者やその家族が死刑を望む声は大きい。
さて今日はその死刑制度について考えるという大変重いテーマではあるんですけども。
(たけし)俺は死刑というのはダメなんですよ。
それは死刑が極刑とは思えないっていう。
そんなんじゃ済まないって思ってるわけ。
それだったら自分の意見としてはこの人はそれだけの犯罪を…。
もっと生きてもらって人間とは何かと。
それから食べ物とか食料殺生しなきゃものが食えないとかもう1回初めから哲学的に修業してもらおうじゃないかと。
終身刑で勉強してくれ。
それを中には死にたいから人殺し…。
殺してくれって言ってるやつが出てくるとこれどうなんだっていう事になってね。
そこでだから逆に変な意味で人権とかそういうんじゃなくてもっと更生のさせ方がひどい…ひどいって言わないけどももっと罰せられる方法があるんではないかというような立場での意見なのよ。
まず最初に今日おいでいただいた皆さんに死刑制度賛成なのか反対なのかそれともわからないのかという事をまず意思表示をしていただきたいと思いますので。
お手元の札を挙げていただきたいんですが。
反対派は明治大学名誉教授で弁護士の菊田幸一さん。
そして作家の寮美千子さん。
同じく作家の大宮エリーさんの3人。
一方死刑賛成派は元法務大臣衆議院議員の鳩山邦夫さん。
そして自民党司法制度調査会会長の丸山和也さんなど4人。
唯一わからないを挙げたのは大竹まこと。
まずは死刑反対派の大宮エリーがその理由を語る。
どうしても…仇討ちの国っていうのもあるんですけど。
人が殺されてそれを国が死をもって裁くっていうのがなんかすごく生理的にとても受け付けない自分がいたんですよね。
死ねば済むのかっていう…。
だから自分が好きな人が愛する人が殺されてるのに人の命を奪った人が生き永らえてるってどうなのよって思ったけれども。
でもそれでもその人の命を奪う権利ってあるのかなってすごく思っちゃって。
なんか私は終身刑っていうのが…。
終身刑かなんか仇討ちシステムみたいな。
国が人の命を裁いて死に追いやるっていう事に関してすごく違和感を覚えちゃってるっていう事で反対。
わかりました。
賛成派の小籔さん。
(小籔)はい。
続いて芸人小籔が独自の理論で死刑賛成論を語る。
僕は条件付きで賛成です。
条件付き?冤罪とか昨今あります…昔からありますけど冤罪になったらめっちゃ可哀想やなと思うので現行犯。
いわば大通りでいっぱいたくさん人を殺しはった人とかには死刑でも僕は全然いいと思いますし。
とりあえず現行犯はお巡りさんの強い人50人ぐらいでボッコボコしてそれをもうYouTubeに撮って流す。
えー!それ市中引き回しと同じような感じ…。
悪い事したらこうなると。
うちの子どもでも「鬼来るでこれ食べへんかったら」って言ったら食べるんですよ。
僕もいえば大宮さんのオッパイもまないのはなんでか?捕まるからなんですよ。
やっぱり罰があるから人間やらない。
飲酒運転も値段が上がった瞬間飲酒運転は下がったというのがありますから。
僕はもう被害者の気持ちとか人間が人を殺すのかとかいう難しい問題もあると思いますがこれから先悪い犯罪が1つでも減ったらいいのにな。
じゃあどうしたらいいのかという事で僕はこういう風な選択肢もあっていいと思います。
つまり何か悪い事をしたら必ず厳しい罰則があるという象徴としてやっぱり死刑制度はなくてはならないという。
(小籔)はい。
(丸山)死刑制度全般についてはね残虐な刑じゃなくてなぜ日本人が85パーセントも支持してるかっていうここを考える必要があると思うんですよ。
やっぱりね命を奪うという事なんですよね。
西洋では応報なんですよ。
報復としてやるんだっていうね。
これが西洋流の死刑で。
でも日本はねやっぱりね自分の犯した事に対して命をもって償うという思想があるんです。
(寮)それはちょっと違うんじゃないでしょうか?
(丸山)まあ聞いてください。
それでねやっぱりね死ぬ権利っていうのもあると思うんですよ。
自分が仮にですよ殺人を犯した…。
そしてそれをどう償うかっていう事だとねやっぱり命を捧げて償うしかないという場面が必ずあるから…。
今の死刑囚は死ぬ権利はないですよ。
(丸山)そこにはねやっぱり人間の尊厳があるんですよ。
それでねやっぱり死刑を廃止するっていう事は人間の尊厳をね全くなくしてしまっている。
ここで死刑反対派作家の寮美千子が丸山弁護士に猛反発。
命を捧げるっていうのは間違いで死刑囚は絶対に自分を傷つけたり死んだりしてはいけない。
病気になってもそれを治してそれから命を奪うという形で死刑にしてるんです。
自分から命を捧げる事は出来ないシステムになっているのが今の日本の死刑制度です。
僕は哲学思想の事を言ってるの。
いやみんなが捧げるつもりで死刑囚になってるわけではないじゃない。
それからもう1つ言いたいのはその85パーセントの件ですけれども。
今の時点ではこういう設問において85パーセントなのね。
「どんな場合でも死刑は廃止すべきである」と言ったらどんな場合って言われてもねっていったらやっぱり少なくなりますね。
設問の仕方が全然違うんですね。
平成21年の内閣府による調査では「どんな場合でも死刑は廃止するべきである」「場合によってはやむを得ない」という意見があるがどちらの意見に賛成かと聞いたところ「場合によってはやむを得ない」が85.6パーセントとなった。
一方昭和55年の内閣府による調査では「あなたは重い罪を犯した人の場合でも実際にはなるべく死刑にしない方がよいと思いますかそうは思いませんか」の問いに対し「そうは思わない」が41.7パーセント。
つまりこのアンケートでは死刑賛成ととれる回答は41.7パーセントしかないと寮さんは指摘する。
(寮)設問の仕方自体に問題が…。
ちょっと誘導的な。
大変誘導的な方法だと思います。
(チャイム)2009年に日本でも裁判員制度が始まり翌年からは毎年およそ1500件の裁判員裁判が開かれています。
その中でこれまで死刑判決は…。
20件。
テレビをご覧の皆さんも裁判員に選ばれて死刑判決を出すかもしれないのです。
この裁判員制度によってですね直接市民がね死刑か無期かあるいはその他の選択をしなきゃならんというね。
そこまで追い込まれてるんですよ。
ですからね裁判員経験者が「もっと情報を公開してくれ」と。
死刑になった人がどういう風になってどうして処刑されていくのかを公開しろという風にして精神的に非常に悩んでいますね。
裁判員裁判に参加する裁判員の多くは死刑に関する基本的な知識に乏しいため死刑囚の処遇についてもっと情報を公開しそのうえで判断を下せるようにすべきだと菊田弁護士は主張する。
一方多くの国が死刑を廃止している中日本はなぜ死刑制度を続けているのか?これについて鳩山元法務大臣が語る。
私はね哲学とか倫理観とか日本の文明の問題だと思うんですよ。
私個人と日本の文明と一緒にしてはいけないかもしれないけども。
日本人ってものすごく命を大切にする民族ですよ。
それは食べ物だってそりゃね三つ葉のおひたしずっと食ってたようなのが日本人ですよ。
ものすごく生命っていうのを大切にする。
だから人の生命を奪うような事に対しては許す事が出来ない。
それは命をもってあがなうべきだというね償うべきだというような考え方を日本人はしてると思いますよ。
それが私は死刑賛成反対かというののインタビューの世論調査の数に表れてると思う。
私にしてみればね何人人を殺してもその人間は死刑にならないなんていうのはもうドライすぎて。
ドライもドライで。
よくそういう考え方出来るなと思えるわけですよ。
世界で死刑を廃止してる国は半分ある。
確かに半分ある。
しかしね…半分ですよね。
(菊田)7割です今。
(鳩山)それは廃止してる国は半分しかないよ。
でも死刑を廃止してる国でもよほどの犯罪の場合は死刑をやるという国もあるわけですよ。
でねだからそういう風に考えてくると私は日本の文明というものがこれからまた長い間に変わって国民の意識が大きく変わったらね私は考え方変えてもいいと思った事はある。
日本人の考え方っておっしゃいましたけど日本は草木虫魚石に至るまで全てに命があると。
それを大切にしようという考え方なんですね。
それを大切にするものを奪ったからじゃあそれをまた同じように命を奪うっていうのはそれは大切にしてる事にならない。
罪を犯した人を大事にしてその命を永らえる事でまた罪を償ってもらうっていう方がよっぽどウエットだと思います。
むしろ殺す方が断然ドライだと思います。
死刑制度の議論で加害者の人権ばかりが取り上げられる。
一方で持ち上がるのが被害者の人権への配慮の少なさだ。
例えば被害者がケガを負った場合治療費は加害者が支払う事になっている。
しかし実際には加害者に支払い能力がなく支払われないケースも多いという。
更に被害者側が損害賠償を求めて民事裁判を起こす場合には…。
なぜ償いようのないのが命です。
それを奪ったからさあどうしましょうっていう事じゃないですか。
でもなんかちょっと立場がおこがましい気がするのね。
なんでかっていうと死刑ありですかなしですかっていう時に裁く側でみんな答えちゃうから。
そうすると人の命を奪う事になるとか殺す事になるっていう事だけど。
これは刑を処すっていう事で考えなきゃいけないとなると自分が悪い事をした時に死刑になるかならないかの裁かれる立場だとして考えてこの死刑の制度の有無って議論した方がいい気がするんですよ。
(大宮)さっきから疑問なのは死刑が命をもって償う事になるっておっしゃってるじゃないですかお二人が。
私それがちょっとわからなくて。
もし自分が何か罪を犯して死をもって償いたいと思ったら死刑になるっていうよりもやっぱり自分で私は死んじゃうと思うんですよ。
だからある意味では同じなんですよ。
それはね犯罪で捕まったりするじゃないですか。
勝手になかなか死ねるチャンスないわけですよ。
死ぬチャンスも与えられませんよ身柄を拘束されたらね。
どうやって死ぬんですか?紐もない銃もない。
息しないで死ぬっていう事出来ない。
するとやっぱりね自分から死ぬしかないんですよ。
あなたの延長で言えばね自分が死ぬ事によって初めてのね人間としての償いの最小だけどもギリギリの事はそれしか出来ないじゃないですか。
そういう思いから死刑になってる人がどれだけいるかなって思うんですよ。
自分が死をもって償いたいと…。
(ミッツ)だから真摯な気持ちで償おうと思って死刑になっていく事よりもこれぐらい悪い事をしたら国によって罰せられて死ななきゃいけないんだよっていう観念を持って生活をしなきゃいけないんじゃないかと。
(寮)国っていうのは私たちが選んだ議員さんによって法律もでき憲法もありそれが国ですよね。
国というものが神様みたいにどこかにあってそれによって罰せられるわけではないじゃないですか。
それが本日山崎義男睦田真志宮崎勤の3名の死刑を執行しました。
死刑は幾人もの決裁を経て最後に法務大臣がサインすると死刑執行命令書が作成され…。
歴代の法務大臣の死刑に対する考え方も分かれていて複数のサインをした大臣もいる一方で就任会見で死刑執行を拒否した大臣も。
死刑執行を行わないのは職責放棄との声も上がる中13人の死刑を執行した鳩山邦夫さんはどんな思いで死刑執行のサインをしたのか?私はね死刑を執行しました。
それは斎戒沐浴してですねそれは厳粛な気持ちでやりましたよ。
3時間ぐらい全部自分で裁判記録とか全部読むんですよ。
そうするとこんな残虐こんなひどい人間っているのかと思うような事件です。
全部13人とも。
というのはそういう人間しかやっぱり三審制の下で死刑にはなってないんですよ。
だからなんていうか償うとかね更生するなんてねちょっと想像出来ないような案件のみ死刑判決が出てると私は思いますよ。
(菊田)あなたはねそういう書面上凶悪な人間がいるという風にねおっしゃるけどね現実にそんな人間に会った事ないでしょ?人間っていうのはねそんな凶悪だけで生きてるわけじゃないんですよ。
それは多面性はあるでしょうけどそういう人を殺すような事をやったらダメなの。
(菊田)裁判の過程においてもね深い詳細な事についてはね表に出てないんですよ。
で本人はねやっぱりね…。
いいですよ死刑判決でも。
でも死刑判決に至る時にねこれだけ裁判なり国家なりが自分の行為について理解努力をしてくれたというそれだけの思いをもってね死刑になる事はね私はやむを得ないと思う。
ただしそれはその人間をねただちに処刑する必要はない。
ほっといたって死ぬんですから。
自然死するんですから。
急いで殺す必要はないんですよ。
僕はむちゃくちゃボッコボコにされる。
ほんできっちり…。
鳩山さんがいらっしゃるからゴマするようであれですがいち法務大臣が「いや私やりたないからやれへん」とかはアホンダラと僕は思いますね。
裁判所が決めた事をなんでその大臣が「いや私やりたないから」は…。
あんた裁判所より偉いんか?みたいな事になるんで。
僕は進んでない事もちょっと抑止力になってないと思います。
はい死刑になった。
何年か後に死にはりましたっていうのをみんな知れば…。
(丸山)可哀想だ可哀想だいう事だけではねそれはもう裁判官だって死刑判決する時は本当に苦しい決断だと思いますよ。
それと永山基準があるようになかなか日本の場合はそう簡単には死刑判決出せませんから。
永山基準とは日本の刑事裁判における死刑を適用する際の判断基準。
1983年連続4人射殺事件の永山則夫元死刑囚の裁判で最高裁は殺害された被害者が複数である事などを死刑適用の基準として示した。
ちょっといいですか?僕わからないっていう答えなんですけども。
ここで死刑制度に賛成か反対かの質問に唯一わからないと答えた大竹まことがその理由を語る。
一番わからないのの1つにねやっぱし袴田事件があるんですよね。
でわからないと。
わからんまだ…。
それをですね警察が調べてそれでそれを裁判官が死刑と言って48年間時間かかってるわけですね。
今度の裁判官がなんと言ったかっていったら正義に反するという風にとても過激に今までの判決を否定なさったわけです。
これね1人の人間が…もし無罪ならですよ。
48年間刑の執行に怯えながら…。
この方には今81歳のお姉さんと亡くなられたお兄さんがいらしたわけですね。
一家を巻き込んで48年間。
これが冤罪だったらどうするんですか?それには検察も警察も裁判官も関わってるんです。
そこが一番問題で。
そういう警察とか検察とかの在り方の方が問題でその次にこの刑を執行するか賛成かどうかって俺はくると思うのね。
それには可視化の問題もね全部含めてですけども。
袴田事件これはね再審開始でまだ無実が証明されたわけじゃないけども。
あれが彼がもしね今までに処刑されていたならねなんの効果もないぐらいの再審開始であるわけですよ。
あの方の場合はDNA鑑定で起訴してその事で再審開始になりましたけどもね。
殺人事件っていうのはねそれほどね全てがDNA鑑定が出るわけではないんですよ。
そういう事を考えるとね死刑があるがゆえに冤罪は避けられない。
これが1つねどうしても避けられないって事をちょっとね認識していただきたい。
まあ袴田事件に関してはかなり古い事件でDNA鑑定なんかもですね非常に技術がなくて何百分の一ぐらいの確率だったと。
今4兆分の1ぐらいの誤差しかないとなるとああいう事件は今の捜査の状況では起こり得ない事件ですよね明らかにですね。
当初は別人と一致する確率がおよそ200人に1人だったが現在は4兆7000億人に1人にまで精度が上がった。
丸山さん冤罪が減ってきているっていってもなくなったわけじゃないでしょ?だから冤罪っていうのはそういう科学的捜査が進む中で随分減ってくると思いますよ。
たけしさんは袴田事件についてどういうご感想をお持ちですか?その当時の捜査体制と裏に背景を考えるとこの人じゃなきゃまずいだろうっていうか確定してるみたいな感じで動いちゃうんだけど。
だから命を差し出すのかというより命の大切さを自分が犯した…。
袴田さんは別としてですよ。
犯罪者が命の大切さをわかってて命を奪ったという事ではなくて命をわりかし…。
そんな軽く思ったとは言わないけどそういう犯罪を犯した事に命の大切さをわかってないんだったら命がいかに大切かってわかるまで教育したいと。
再教育をしたいと。
だから何も俺は拘置所で…死刑囚って大体拘置所。
拘置所で好きな食べ物を与えろとは言わないよ。
ちゃんと労働して勉強して普通の…。
下手するとこれだったらちゃんと時間に起こされてちゃんと自分の食べるぐらいはちゃんと労働しろとかそういうのをしてその生活してあと勉強もちゃんとさせてそれに見合うような男に…男か女か知らないけど。
人間になれという事が罰になったらいいなとは思う。
(菊田)今日はねいい事おっしゃりますよ。
もし死刑制度を廃止した場合凶悪犯は心を入れ替え本当に更生する事が出来るのか?話題は犯罪史に残る凶悪事件に及んだ。
2001年6月大阪教育大学附属池田小学校で児童8人の尊い命が奪われ児童教師合わせて15人がケガをした。
逮捕された宅間守元死刑囚は自ら極刑を望み死刑判決から1年という異例の早さで刑が執行された。
もう史上最悪全く私も許せないと思います。
本当に許せない犯罪ですけれども。
ではその宅間に全くひとかけらも更生の余地がなかったか。
あるいはそこまでの人生に救われるチャンスがなかったかっていったら私はあったと思うんですよ。
その話ねよくなるんですけど…。
ここで再び芸人小籔が独自の理論で死刑賛成を唱える。
僕はすごく命の事について人間が話し合うなんて絶対限界あると思うんですよ。
でも現行犯の人じゃないですか。
あの方はやったんちゃうかという想像して捕まえたんじゃなくて確実にやりはった人。
(寮)しかも自分から死にたいと言った人ですよね。
…を殺してあげたわけですよ。
それの人をかばうっていうのは僕…。
とても聡明な方ですけども僕は…。
(小籔)じゃあ僕今からね…そんな事絶対しないですけどパンツバッてずらすとするじゃないですか。
僕になんか罰与えますか?命は奪いません。
(小籔)え?
(寮)命を奪う事は人間が人間に対してしていい事だとは思いませんから私は。
(小籔)絶対そうです。
それと人の命を同じレベルにおくっていうのは失礼じゃないですか?
(小籔)僕は悪い事がこれから起きなかったらいいと思います。
家族がいるんで。
友達もいてますから…。
だから悪い人が出来るだけ悪い事をしないような国になってほしい。
(菊田)あのねあなたはね現実のシャバをねそういう理想化しちゃいけませんよ。
人間っていうのは残念ながらねどんな近代化しても人を殺すんです人間は。
そういう人間そういう殺人者教養のある人もない人も高い人もいますよ。
その人も含めてですね。
だからといって国家がね被害者の身代わりとかなんかって報復で仇討ちをするようなシステムはね近代国家であってはならないって事なんです。
(丸山)そこがね飛躍なんですよ。
(菊田)飛躍じゃない。
殺さない。
私が言ってるのはね死刑を許せって言ってるんじゃないですよ。
(小籔)更生の余地さえあったら許してくれるんやったら僕更生の余地あるんでなんでもやっていいんですかっていう話になってくると思うんですよね。
僕真面目ですよ割と。
(寮)そうじゃない事がわかるまでお勉強してもらいましょう。
勉強はしますけどね。
すいません丸山さん。
(丸山)脱獄してまた殺して脱獄してまた殺してっていう仮にあったとしてもですね実際死刑にならない。
だから私は今終身刑という事を提唱してるんですよ。
(丸山)終身刑は残虐ですよむしろ。
(菊田)死ぬまで刑務所出さないと。
(丸山)むしろ残虐ですよそれは。
あなたね殺される人間に立ってみればね…。
あなたは殺すという発想しかない。
自分がね自らそれを命を捧げて刑を受けるという思想がないんですよ。
あなたの場合はね。
だからあなたは国家の命令と個人の意思の合致というところを目指そうとしてない。
一方的なものばかりだと思ってる。
(菊田)あなたの間違ってるのはね人間っていうのはね死ぬか生きるかはねこれはね他人が決める事じゃないんですよ。
(丸山)他人が決めてるんじゃないんだよ。
あなたは思想がないのよそこに。
残虐な一方的に命を絶ってるんだという思想しかないんですよ。
それは西洋思想ですよ極端な事言えばね。
(寮)私ね皆さんはね自分は絶対に人を殺したりしないどんな環境においても自分は真っ当なよき人間であるっていう事を前提としてお話しになってると思う。
違う違う違う…。
自分がもしですね仮にですよ人を殺したとしますよ。
やっぱり死刑にしてもらいたいですよ私は。
それしかないですよ。
どうやってそれを償う…。
(鳩山)あのね私はこれは古すぎる例かもしれないけれども人類が文明を持った時にあのハンムラビ法典の動態復讐法というのは今の民主国家ではあり得ませんよ。
でも人間が人類が基本的に持った最初の倫理観だと私は思いますよ。
だから刑罰というのはまず懲らしめなければいけないんですよ。
私はそういう事じゃなくてなんだろう…。
残虐だから反対だとかじゃなくて。
例えば情状の余地がある更生するかもしれないみたいな話をされてたじゃないですか。
私も更生しない人もいるかもとは思うんですよ。
でもあんなやつ更生しないんだから死刑にした方がいいっていう考え方が…。
(丸山)違う違う…。
更生するチャンスすら奪うのが死刑なんですよそういう意味じゃ。
そこに私は違和感があるんですよ。
(丸山)違和感あるったってねだってね全部更生するんだからっていったら何やったって更生する更生する…。
(大宮)私はそれを懲らしめと思わない。
だってねなんにもわからないでその日死にますって。
それで自分のした事をわからないで死ぬっていう事が…。
私がもしなんだろうすごく大事な人を失った時に残虐なやり方で。
その時に死刑になった時に果たしてうれしいってホッとするかなって思った時にこの人なんにもわかんないで死んだって事が…。
なぜなんにもわかんないの?全部わかってるでしょ。
わかってるとは思えないですよ。
ちょっと残虐なのかわかんないけども被害者の方の意思表示を…。
絞首刑の時にボタンを押すのはどうかというのはあなたは押しますかという風に…。
(鳩山)1つのアイデアですね。
死刑囚が収容されているのは刑務所ではないという事を。
刑務所は受刑者が刑を務めるところ。
つまりここで労働という刑を科せられるのです。
一方死刑囚が生活するのは拘置所。
そこで健康な状態を維持し刑が執行されるその日までただ待ち続けるのです。
なぜなら彼らが暮らす独房の実際の映像がこちら。
広さはおよそ7.5平米。
流し台便器などがあるだけ。
3月31日現在131名が死刑囚として拘置所の独房で生活している。
その中には…。
私自体はこの事件そのものが例えば今言われているような拉致ですとかあるいは家出ですとか全くわかりませんので…。
地下鉄サリン事件などの松本智津夫死刑囚。
和歌山毒カレー事件の林真須美死刑囚も含まれています。
この中で一体彼らは死刑囚の生活は規則正しい。
朝7時に起床し就寝は夜9時。
そのほとんどの時間を独房で過ごす。
ここに死刑囚の日常を描いた映画が。
3房番号。
(金田真一)350番。
3房1名。
(チャイム)死刑囚が独房を出る事が出来るのは入浴時間と平日毎日30分設けられている運動時間。
そして1日1回以上と決められた面会時間など。
食事に関してはしっかりカロリー計算され栄養バランスのとれたメニューが3食支給されます。
このほかにお菓子などの食べ物や生活用品を購入出来ます。
更に…。
検閲を受けたものであれば本や雑誌を買って読む事も可能。
月に4回はテレビ番組や映画を見る事が出来るといいます。
そして執行当日の朝。
担当刑務官が独房を訪れます。
金田出房だ。
ほら金田。
立て。
おいタカハシ。
はい。
行き先を告げず別室へと移動。
そして拘置所の所長からこう告げられます。
(教誨師)「主はロトが別れ…」教誨師が最後の祈りを捧げます。
遺書は書いてるか?更に遺書を書く事も許されています。
そして…。
それまでいた部屋のカーテンが開くとそこにあるのは執行室。
実際の映像がこちら。
これは2010年に公開された東京拘置所の執行室。
部屋の中央にあるこの踏み板が落ちる仕組みになっているのです。
そしてこちらが実際に刑を執行するボタン。
別室の刑務官3人が同時にボタンを押す。
死刑は残酷だという意見もありますが一方残虐な犯罪を犯したのだから当然という意見も。
スタジオの皆さんはどうお考えですか?僕らこれ見るの結構初めてで。
こっちの事の方がよっぽど抑止力になるというか…。
こういうとこで…不謹慎かもわからないけどこういうとこで随分お笑いのネタを作ってね。
絞首刑でしょ。
すると刑の執行絞首刑にしなきゃいけない刑務官がいるわけ。
で執行した時にロープが切れて頭落っこって頭打って死んだ時はこれは業務上過失致死になる…。
(小籔)難しいケースですね。
そうすると前の日に…。
虫垂炎でものすごいのたうち回った時にはこの人の回復を待って改めて絞首刑にするというすごい事になってしまうというような事をおいら言ってた事あるんだけど。
(丸山)この死刑執行でね最大の問題点は…。
これは僕が言ってるんですけど先生方も意見一致するかもわからないけど。
要するに当日の朝いきなり告知して数時間後2時間後に執行しちゃうんです。
これは僕は大反対してる。
やっぱりね自分の死に対してねこれだとまるでね…。
ずっと5年ぐらい平均置いといていきなりパッとくるわけでしょ。
明日は明日は…。
これはね家畜と一緒ですよ。
僕はねこれはもう大反対してるの。
だからやっぱりですね事前の告知をしてですね一定期間を与えてそれでその期間内に自分でですね整理する事は整理しまたですねその中で僕は出来ればですね自分で執行の日を選ばせてあげるべきだと思う。
でも今回の袴田さんなんかの場合にはもちろん再審の可能性があるからっていう事だったから事務的な方向の立場かもしれないけど。
袴田さんとしてみれば死刑が確定してから一体今年なのか来年なのかっていうの毎朝毎朝くるかもしれないと思うわけですよ。
(丸山)だから事前告知をしないのは心情の安定のためというようなですね法規がありましてね。
だから知らせないっていうんですよ。
今の法体制下ではね。
だけど僕はこれはね残酷だと思うんですよ。
本当に人権を考えればですねやっぱり告知すべきですよ。
その中でね自分が選ぶっていう事の方が人間としての尊厳を与える死の瞬間に。
その問題はわかりますがね現在問題にする事は残虐かどうかという事でしょ。
(丸山)それだけじゃないですよ。
殺し方が残虐でないという事はあり得ない。
殺す事自体が残虐なんですから。
(チャイム)ここで無期刑受刑者のデータをご覧いただきたいと思います。
無期刑者の中で仮釈放になる人の割合はここ数年は1パーセントにも満たないのです。
更に仮釈放されるのも30年以上経ってからというのが現状。
刑務所内で亡くなる方もこのようにいらっしゃいます。
ミッツさんはいかがですか?やっぱさっきその前に見たVTRなんかも見てると心が痛みますよね。
(小籔)もちろん。
やっぱりあれは残虐だなって普通の人間だったら思うし。
そこに見てる方だって恐怖は感じるんですけど。
でもやっぱり死刑っていうものはさっき鳩山さんがおっしゃったように罪を犯した人に対する懲らしめの1つなんであればやっぱり死刑っていう1つの手段は私はやっぱありだと思うんですけど。
さっきこの終身刑っていうので考えると世の中からそういう犯罪を犯したりするような悪い分子を消しちゃうっていう事が目的なんであれば終身刑は一生閉じ込めておけば世の中に戻ってこないわけじゃないですか。
そうすれば世の中としては別に死刑にしなくたって終身刑で済むって話なのかもしれないんですけど。
罰則として懲らしめとして1つ形を成り立たせるのであればやっぱり死刑っていうのは私必要な気がします。
ここで死刑執行にも立ち会った元刑務官の坂本さんに現場の声を聞かせていただく。
懲役や死刑囚にかかる費用も我々国民の税金が使われている。
一体いくらかかるのか?坂本さんによると…。
こういうとこでお金の話するのはちょっと野暮なんですが。
無期懲役。
懲役っていうのはまさに読んで字のごとく仕事をするのが懲らしめなんですよね。
無期懲役の人が私が現役時代は年間100万ぐらい国庫に歳入として入れてました。
今は仕事がなくなって10分の1ぐらい減っちゃったんですが。
懲役はそれだけ国に自分たちの生活費は自分で働いて国に歳入で入れてるんですね。
かたや死刑囚はお金がないんで仕事させてちょうだいよって言ったら出来るんですがそれ全部自分に入ってくる。
全部自分の小遣いなんですよ。
なるほど。
(坂本)ですから逆に死刑囚は1年間…。
予算の逆算ですが割り戻すと70万ぐらいかかるんですね。
お金がかかる。
(坂本)かかってる。
税金がかかってくるんですよ。
だからそれを思うと刑務所に入れて働かせてこういう財政事情ですからちゃんと自分たちの食いぶちは自分たちで稼がせるのが僕はいいと思います。
ついでに伺いますけれどもやっぱり無期懲役終身刑の人を増やしたらそういう人たちを入れておくスペースっていうか狭い日本の場合にはないっていう事も関係してるんですか?
(坂本)そうですね。
私が現役でいる頃はまだ厳罰化の前はですねいわゆるL長期無期が入ってる収容施設というのは全国で8つしかなかったんですよ。
それだけ少なかったんです。
無期懲役は300か400しかいなかったんですよ。
今1800いますでしょ。
その刑務所自体が今20に増えてるんです。
その20に増えてる刑務所も半年ものもいれば短期も長期も無期もみんな入ってるんですよ。
で無期の人っていうのはそこで例えば50人の工場の中で無期が2人有期が何十人短い刑が何人という中で暮らすわけですから結構妄想に走るんですね。
今度の正月は出れるんだとかね。
ああ…。
そういうのに引っかかるとほかの受刑者もせっかく仮釈が決まってるのにやらなくていいケンカをして仮釈も潰れてしまうとか。
だから収容施設そのものも問題ですね。
問題なのはねやっぱりねあなたご存じのようにね日本の刑務所世界的にもそうだけど覚せい剤とかねそういうね本来刑務所の処遇になじまない連中をね入れてますよね。
そういう者はやっぱり病院入れるべき対象者ですね。
そういう政策的な問題であってね。
Dialogue:0,0:53:52.48,0:53:55.85,Default,,2014/04/08(火) 00:30〜01:32
ABCテレビ1
ビートたけしのTVタックル[字]
たけし毒舌全開…言いたい放題!身近にあるニュースをちょっと下世話な目線で深掘り。ニュースの裏側に「物事の本質」が見えて来る…よる11時にお引越しSP第2弾!
詳細情報
◇番組内容
袴田事件を入り口に、死刑制度に賛成か?反対か?凶悪犯でも更生する可能性はあるか?被害者家族の感情は優先されない?死刑囚は刑務所にいない…実際の拘置所の映像を大公開!意外な健康生活が明らかに!死刑は残酷?鳩山元法務大臣が当時の心境を語る…
◇出演者
【レギュラー出演者】ビートたけし、阿川佐和子、大竹まこと
【ゲスト出演者】ミッツ・マングローブ、小籔千豊、大宮エリー、鳩山邦夫、丸山和也、菊田幸一、寮美千子、坂本敏夫
【ナビゲーター】江口ともみ
◇おしらせ
☆番組HP
http://www.tv-asahi.co.jp/tvtackle/
ジャンル :
ニュース/報道 – 政治・国会
ニュース/報道 – 討論・会談
バラエティ – トークバラエティ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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