未来世紀ジパング【知られざる親日国ポーランド】 2014.04.07

ヨーロッパの中央に位置するポーランド。
その首都ワルシャワ。
美しい旧市街は世界遺産に登録されている
また知る人ぞ知る美人が多い国でもある
そんなポーランドいちの有名人といえばこの人。
作曲家の…
この日は…
街はショパン一色に染まる
ワルシャワだけでも30以上のコンサートが開かれ市民はショパンの調べに酔いしれていた
公園のベンチに座ると…
ショパンの名曲が流れ出す
実は今ポーランド経済成長の真っただ中にある
ワルシャワの街には近代的な建物や新しい商業施設が次々と建てられている
そんな町なかで取材班は聞きなれた掛け声に出会った。
中を覗くとやっていたのは…
日本人かと思いきや現れたのは…
なんと日本語も流暢だ
ポーランドでは日本の武道がブームなのだ
更に驚きの親日ぶりが明らかに。
こちらはポーランドきっての名門…
大学いちの人気学科は…
皆さんこんにちは。
こんにちは。
なんと倍率は30倍を超える。
この日の授業は…
俳句だ
詠むだけではなく自分たちでも俳句を作る。
奨学金をもらって通うクバ君。
苦学の思いを歌にした
こちらは苦い青春の思い出を
日本人顔負けの俳句を次々に詠んでいた
そんな学生の1人が自宅を見せてくれるという。
3年生の…
出迎えてくれたのは彼女の妹だ
部屋の入り口には日本地図が。
しかもただの日本地図ではない
ちょうどお昼どき食事の支度を始めたパウラさん。
取り出したのはなんと…
しかもこの餃子味の素がポーランドで作っているもの。
これがパウラさんの大好物
白いご飯に餃子。
今日のランチは…
箸づかいも手慣れたもの
ポーランドでは日本の餃子が大人気。
食の面でもその親日ぶりがうかがえる
そんなポーランドにある食材で進出を狙う日本人がいた
向かったのはワルシャワ市内のスーパー
売り込みを前に市場調査にやってきたのだ
日本の味日本のラーメン。
ポーランドでは日本の即席麺も大人気
佐伯さん可能性を実感したようだ。
続いて向かったのは…
おはようございます。
同じくワルシャワ市内の日本食レストラン。
佐伯さんが持ち込んだ食材は…
実は佐伯さんお隣の国ドイツで日本のラーメンを流行らせた仕掛け人。
店で使っている札幌の老舗製麺所西山製麺の本格生麺をポーランドでも広めたいと考えているのだ
果たしてポーランド人に受け入れられるのか
まずは店のスタッフが試食。
その反応は?
試しに店に来たお客さんにも出してみた
ポーランド人の口にも合うようだ
支えていたのは日本の技術
職場では日本式が根付いていた
更にポーランドと日本を結ぶ絆知られざる感動の物語があった
『未来世紀ジパング』今回は知られざる親日国第五弾ポーランドです。
ポーランドの日本ブームすごいことになってますね。
びっくりしましたね。
超親日国なんでしょ?そうなんですって。
さっき俳句の言葉がすべてなんかねすばらしかったよね!辛すぎる。
そう辛すぎる!そして日本で通訳のお仕事をされているポーランドご出身の有川アンナさんよろしくお願いします。
アンナさんはVTRにも出てきましたワルシャワ大学の日本学科だったんですよね?はい。
さぁでは大橋さん今回の沸騰キーワードお願いします。
はい今回の沸騰キーワードはこちらです。
そうですよねなぜ今気になりますよね。
それを解き明かしてくれるのは…
こうして見ると意外とポーランドって地図で見ると大きいなっていう印象なんですけど。
ただなんといっても大事なのは場所なんですね。
ロシアドイツの間そして今話題のウクライナ隣にあります。
ヨーロッパのど真ん中という意味が非常に大きいんじゃないかと思います。
ポーランドは以前は共産圏だったんですね。
こういう状態だったっていうことなんですね。
そうですどちらかというと…。
で今では…。
EUつまりヨーロッパの一員になったわけですね。
こういう状態ということなんですね。
そうなんですよこちらをご覧ください。
ポーランドのGDP成長率なんですけれども21年連続でプラス成長なんですね。
しかもすごいのがですねこの2009年のリーマンショックやユーロ危機のときにも2%近く成長していまして。
さぁそのポーランドがなぜ親日なのかそこには深い絆で結ばれた知られざる物語がありました。
黄金の国よ再び
ワルシャワ郊外の共同墓地
そこに一組のポーランド人夫婦がやってきた
彼の父親は14年前90歳で亡くなった
タデウシュさん父親のことで日本に深く感謝しているという
94年前にいったい何があったのか
タデウシュさんの自宅へと向かった
どうぞあがってください。
取り出したのは父ヘンリックさんのありし日の写真
ヘンリックさんが子供の頃の写真も見せてくれた。
これは1920年に日本で撮影されたものだという。
多くのポーランド人の子供たちと一緒に写っている
実はこの写真にポーランドと日本を結ぶ奇跡の物語が隠されていた
第一次世界大戦が終わる1918年までポーランドは帝政ロシアの支配下にあった
その数10万人を超えるとも言われている
ロシアは内戦状態に突入した
戦渦の中逃げ惑うシベリアのポーランド人は極寒の地で次々と命を落としていった
ここに当時シベリアにいたポーランド人たちの名簿が残っている
名簿に並ぶ…
5歳や7歳なかには3歳の幼児までも
冬のシベリアで餓死寸前の子供たち
ポーランドはアメリカやイギリスなど各国に助けを求める手紙を出した。
しかし返事はなかった。
そんななか唯一返事を送ってきた国がある。
ポーランドから遠く離れた島国日本だった
そこでは想像もつかないほどの温かいもてなしが待っていた
94年前冬のシベリアで餓死寸前だったポーランドの孤児たち。
765人を助け出してくれたのは日本だった
彼らは日本でどう過ごしたのか。
当時のことをよく知る人物がワルシャワにいると聞き取材班は訪ねた
日本人だ
彼らの遺品や手紙を数多く預かっている
1人の元孤児との出会いをきっかけに松本さんは彼らとの交流を深めていったという
それほどまでに感謝する日本での生活とはどんなものだったのか
来日当時ポーランド孤児たちは栄養不足からチフスを患い頭にはシラミが湧く最悪の健康状態
そんな彼らを懸命に看護したのは日本赤十字社から派遣された看護師たちだった。
それだけではない。
当時の赤十字社の日誌には…。
増上寺からはおもちゃと文房具が贈られ…
慶應義塾は子供たちのために音楽会を開いた
全国から集まった寄付は72万円を超える。
今の金額に直すと5億円近い
松本さんのもとには孤児たちが当時書いた日記が残っている
手厚い看護と支援を受け子供たちは回復。
次第に明るさを取り戻していった
ポーランドへ帰国することになったのは2年後。
誰ひとり欠けることはなかった
出発の朝子供たちは泣いて別れを惜しんだ。
そして港から出る船の上で全員で『君が代』を斉唱。
日の丸を振り続けた
その後ポーランドに戻った孤児たちは日本での体験を語り継ぎ終生日本のことを忘れなかったという
真っ先に駆けつけたのが高齢になった元孤児たちだった
94年前に結ばれた絆が今もポーランドと日本をつないでいるのだ
ちょっとめちゃくちゃいい話じゃないですか。
これ私も今初めて知ったんですけど日本で全然そんなに知られてないですよね?そうですねアンナさんこの話ご存じでしたか?はい何回かポーランドのテレビでも取り上げられていますので今でも感謝の気持でいっぱいで感動しました。
その後ポーランドはその恩を忘れずに日本に恩返しをしてくれるということなんですよね?はい第二次世界大戦中にポーランドは日本に…。
1945年連合国側の…。
トップたちが今話題のウクライナのクリミア半島のヤルタという場所で第二次世界大戦後の秩序。
世界をこのあとどう形成していくかをめぐって行った会談なんですね。
もちろん敵国であるドイツや日本には極秘の会談でした。
更にポーランドの恩返しっていうのは今も続いてるんですよね?そうなんですこちら…。
はい。
阪神淡路大震災ですね。
これなんです60人をポーランドに招きまして3週間もてなし元気づけてくれました。
ポーランド孤児の生存者たちがやってきまして一人ひとりにバラの花を渡して慰めてくれました。
ODAの中にはこんなものも…
国立ショパン音楽大学には…
なんかいいですね恩返し合戦じゃないけどねぇ。
この方…ワレサ元大統領ですね。
このワレサさんが1981年に日本に来て言った言葉がこちらです。
え〜嬉しい。
そうなんですね。
更にポーランドと日本ビジネスの面でも相性がいいという
今日本企業がポーランドに進出している数がですね281社2003年には110社だったそうです。
さぁなぜ日本企業はポーランドに進出するのか?実はそこにはある理由があります。
ワルシャワから南へ車を走らせているとおなじみの企業の名前が…
この巨大な工場でエンジンを作っている
他にも日本の名だたるメーカーの工場が進出していた
現在ポーランドに進出する…
一大製造拠点になっている。
ここで作られた製品が周辺のEU諸国へと輸出されるのだ。
しかしなぜポーランドなのか?
リーマンショックやユーロ危機にもかかわらずプラス成長を続ける堅調さ
それは彼らの仕事ぶりを見るとよくわかるという
ポーランドに進出する日本企業には欠かせないある部品を作っている
その部品がこちら
この丸い輪っかだ
このベアリング車の車軸や洗濯機のモーター更には新幹線にも使われる重要な部品。
回転する部分には必ず使われその回転性能が車の燃費や製品の耐久性などに直結している。
職人技が要求されるこの部品をポーランド人たちが器用に作っていた
しかし優れているのはそれだけではない。
仕事に対する姿勢だ。
1年前に日本からやってきた副工場長の山下さんはその仕事ぶりに驚いたという
工場での仕事の様子を見せてもらった
ここではベアリングの輪っかを作っている
すると作業中社員の1人が…
どうやら作業の様子を撮影しているようだ
作業員が行くところどこまでもついていく
日本精工のポーランド工場で働く作業員たち
なんと作業の様子を一部始終ビデオに撮っていた
いったい何のために?
会議室に戻ると撮影した映像を再生しはじめる
実はこれ作業工程にムダがないかチェックしているのだ
一つひとつの作業にどれだけの時間がかかるかを書き出していく
どこでいかに作業時間を短縮できるか
見守る山下さん。
彼らの自主性を尊重する。
チェックを進めていると作業員のある動きが目に留まった。
ペーパータオルを取りに行き汚れた作業台を拭いている。
更にその紙を階段の下まで捨てに行った
ついにムダを発見
うなずく山下さん。
そこで初めてアドバイス
まだまだ作業を効率化できる。
それを自分たちで見つけることができた。
しかし…
だがそれも今では…
すっかり日本式が浸透しているようだ
そんな日本企業に勤める彼らはどんな暮らしをしているのか。
去年現場マネージャーに昇進したバルテックさん34歳
広々としたリビングには50インチの大型テレビ。
子供たちにもそれぞれ自分の部屋が
バルテックさんこの日も仕事を家に持ち帰り頑張っていた。
将来は工場の幹部になるのが目標だという
一方ポーランドの経済成長にも日本の技術が大きな貢献を果たしていた
ここはポーランド経済を支えるヨーロッパ最大の採掘場だ
そこで取材班の目に飛び込んできたのは…
重さ7,500トンのモンスターマシンが地面ごと掘り起こしていた
掘っているのは石炭だ
石炭は重要な産業なのだ
しかしそこに大きな悩みが生まれていた
これまでのようにガスを排出することができなくなるのだ
そんなポーランドをすごい技術で救う日本人が現れた
ポーランドで電力の9割を占める石炭火力発電。
しかし
これまでのようにガスを排出することができなくなる
そんなポーランドを救う日本人がいた
この2月三菱重工業と日立製作所が火力発電のために立ち上げた三菱日立パワーシステムズのプラント責任者だ
今回ポーランドの火力発電所に画期的なシステムを導入した
煙の無害化装置だ
よく見てのとおりですね
排ガスがただの水に変わる?いったいどんな仕組みなのか?装置の中で特殊な溶液を煙に噴射。
すると有害な化合物を90%以上除去できるのだ。
これには電力会社側も大満足
ビデオを持って社員を追っかけまわしてっていうあの姿すごいですよね。
でも撮られてるほう緊張感ハンパないですよね。
火力発電所ってすごいなって思ったんですけれども日本の技術でポーランドの石炭火力発電所がこのようにクリーン化されればポーランドは周辺国にこのように売電できる可能性が出てくるということなんですよね。
そうなんです。
さぁそれでは太田さん番組恒例の未来予測をお願いします。
私の未来予測はこちらです。
日本を導く3つのカギとは?
超親日国ポーランドが変える日本の未来とは?
ほぉカギ?3つのカギ?これはですねポーランドが日本の未来にとって大事な3つのカギになるっていうことなんです。
1つ目のカギはこちら…。
V4といいますのはこちらのポーランドチェコスロバキアハンガリーの4か国のことなんですね。
全体と。
2つ目のカギはドイツロシアのカギです。
中国ばっかり行ってますよね。
日本以上によく知っている。
もう1つのカギっていうのが太田さんこれはい。
アメリカ?中国ですかね?どこですか?実はこちら。
え〜!想像してなかった。
まったく想像してないですよね。
北朝鮮のカギという意味はですね実は安倍総理は去年ポーランドに行きましたね。
その目的の1つは北朝鮮問題だったんです。
ポーランドはへ〜これは意外ですよね。
北朝鮮とポーランドがそんなに強いつながりがあるっていうのは知らないですよね。
僕もそのときにポーランドって聞いてどうなんだろうと思ったんですけどこういう背景があったんですね。
ポーランドと日本お互いにですねウィンウィンの理想的なパートナーになるんじゃないかなと思います。
日本にも大きなチャンスになることを期待したいですね。
太田さんどうもありがとうございました。
2014/04/07(月) 22:00〜22:54
テレビ大阪1
未来世紀ジパング【知られざる親日国ポーランド】[字][デ]

親日国シリーズ第5弾はポーランド。GDP成長率が21年連続プラス成長というポーランド。親日の裏に765人のポーランド孤児の命を救った日本の歴史秘話があった。

詳細情報
番組内容1
【知られざる親日国ポーランド】
経済成長のまっただ中にあるポーランド。実は驚くほど親日的…剣道など日本の武道がブーム、名門ワルシャワ大学の日本学科は倍率30倍を超える人気ぶり。学生たちは日本人顔負けの俳句を詠んでいた。さらに家では、白いご飯に冷凍餃子という“餃子定食”を食べ、日本の即席麺も大人気だった。
番組内容2
【ポーランド孤児 救われた765人の命】
ワルシャワ郊外の墓地に墓参りにやってきたポーランド人夫婦がいた。「私の父は94年前、日本に命を救われた。あの時、日本が父を救ってくれていなかったら、私はこの世に存在していない」自分だけではない。ポーランド人は、当時の恩を忘れないと語る…そこにはポーランドと日本を結ぶ“奇跡の物語”があった。
番組内容3
第一次世界大戦後、多くのポーランド人がロシア革命と内戦の中、シベリアに流された。極寒の地で次々と命を落とすポーランド人たち。「子供たちだけでも救えないか」765人の孤児を迎え入れたのが日本だった。日本赤十字社の看護師たちが懸命に看護、全国から寄付も集まり子供たちは回復する。数年後、無事に祖国に戻った孤児たちは終生その体験を語り継いだ。
番組内容4
【進出の裏にポーランド人の真面目な気質】
現在ポーランドに進出する日本企業は約300社。EU諸国に輸出するための生産拠点となっている。理由の一つは安定した経済がある。もう一つの理由はポーランド人の気質にあるという。日本企業のポーランド工場で見えてきたのは、日本式を習得しようと懸命に働くポーランド人の、想像を超えた真面目な気質だった。
出演者
【メーンMC】
 SHELLY
【進行役】
 大橋未歩(テレビ東京アナウンサー)
【沸騰ナビゲーター】
 太田泰彦(日本経済新聞社 論説委員)
【ゲスト】
 夏野剛
 坂下千里子
 有川アンナ(ポーランド人)
関連情報
【公式ホームページ】

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【公式Twitter】

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