(一同)乾杯〜!20代の仕事と暮らしを描く番組「U29」。
今日の主人公は…内山君が住んでいるのは…住んでいる人同士が交流する事を目的に作られたマンションだ。
せ〜の。
(一同)頂きま〜す。
(内山)うまい!おいしい?おいしい!ソーシャルアパートメントの一番の売りは住んでいるだけでいろんな人と知り合える事。
それのみで来ました。
(笑い)できました。
大人になってからもやっぱ…住民一人一人はそれぞれ自分の部屋もある。
プライベートな空間が確保されているのも特徴のひとつだ。
(取材者)くぐって入るわけですね。
フフッ!つながり方は実際広く浅くですよね。
恋人…同棲するとトラブルが出てくるじゃない。
面倒くさい関係とかああだこうだというのが出てくるというのはやっぱ近しい関係で住んでるからこそのトラブルだと思いますよね。
人と関わりたくなった時に気軽に「最近どうよ?」とか「ごはん一緒にしようよ」とか言う関係がある。
いいよね。
最高だよね。
(街の喧騒)ソーシャルアパートメントで暮らす内山君。
一体どんな仕事をしているんだろう?おはようございま〜す。
実は内山君が働くのはソーシャルアパートメントを専門に扱う不動産会社。
部屋数は首都圏を中心に…その9割は埋まっている。
ソーシャルアパートメントがこだわるのは独り暮らしでは手が届かないぜいたくな空間。
ビリヤード台や大画面のテレビ高級家具が置かれたラウンジ。
広々としたキッチンやパウダールーム。
そのほとんどがホテルや社員寮など既存の建物を改装して作られている。
内山君はこの会社の営業マン。
営業から数字の報告させて頂きます。
え〜先週問い合わせ数が99件。
内覧数が31件。
2年前当時働いていた写真関係の会社から転職してきた。
そのきっかけとなったのは社長の山崎さんとの出会いだ。
大学生の時にこの会社を立ち上げた山崎さん。
掲げるコンセプトは…人とつながるのが目的のソーシャルネットワークをそのまま現実にした空間だ。
このコンセプトが内山君の心に響いた。
自分が体現したかった事を会社として体現している企業。
更にそれが何と言っても格好いい。
これ世間一般に受けない訳ないよね。
みんな求めてる事だよね。
これはもうやっぱ世の中に広げたいなっていうところはありましたよね。
広げたいんだ。
うん。
広げたい。
内山君の仕事はソーシャルアパートメントに入りたいという人に物件を案内し契約を取り付ける事。
いかにここでの暮らしが楽しいのかをアピールする。
この日内山君が案内したのは4月から新社会人になるという女性。
学生時代は独り暮らしだったが新しいライフスタイルに挑戦したいとやって来た。
でもちょっと不安もある。
トラブル?うん…。
自分も1人の住人である内山君。
住んでいるからこそ分かる良さを実感を込めて伝える。
ないんですか。
ハハハ!一切ない!あ〜そうなんですか。
一切ないですね。
結構引きこもりなんで何かちゃんといろんな人の考え方とか…。
ハハハ!はいはい。
うんうん…。
(女性客)本当ですか?そうですよね。
プライベートの時間もちゃんと取れてですもんね。
う〜ん…。
え〜…。
まあ6〜7割のお客さんは取れてると思いますね。
すごいね!ありがとうございます。
自信あるねえ。
もちろん!ハハハハ!もちろんって断る理由がないじゃないですか。
実際私が体験していいなと思っている物をお薦めしているだけなので。
それに対して興味を持って来てくれる人なのでそこに断る理由ってあんまりないですよね。
この会社では効率的に契約を取り付けるためある工夫をしている。
問い合わせが来ると引っ越しの時期や興味の度合い予算などを細かく聞く。
その中から契約する可能性が高い人つまり「確度の高い人」だけを選んで物件を案内する。
確度高いです。
もともと前住んでた人なので。
え〜。
まあ条件なども合致してると思うので。
(取材者)そういう方は必ずご案内?必ずご案内します。
しかし内山君は更なる契約の拡大を目指していた。
そのきっかけは180の部屋を抱える大規模なソーシャルアパートメントを担当するようになった事。
ビリヤード台があるラウンジやカフェなど充実した設備が売りの物件。
オープンして5か月がたつが部屋数が多いため従来のやり方では十分な契約を取れずにいたのだ。
一刻も早く多くの契約を取りたい内山君。
社長に1つのアイデアを提案する事にした。
それは大勢の人を集めた内覧会を開催する事。
そしてこれまではターゲットにしてこなかった確度の低い人も招待しようというのだ。
更に物件に住んでいる人たちと交流する時間を作る事に。
何となく来た人も楽しい暮らしについて生の声を聞けば申し込むのではと考えていた。
…がそういう場に行く事によって環境的にやっぱり…確度の低い人がいると本来申し込むつもりだった人もかえって気持ちが揺らぐのではないかと社長はなかなか納得しない。
実際に住んでいる人の声ってやっぱり安心感だと思うんで。
(山崎)OK。
分かりました。
じゃあ1回やってみましょう。
これから本当にこれが可能性があるんであれば1回それをやってみるのはすごくいいと思うんだよね。
だからそういう意味ではあんまり言うのあれだけどいろんな実験的な意味を含めてそれがすっごい成功すれば…そういう可能性はあると思うから。
どうすれば確度の低い人でも契約を結ぶのか。
その分析をする事が社長から出された条件だった。
今日寝られないっすね。
仕事でもプライベートでもソーシャルアパートメントで過ごす内山君。
どんな1週間を過ごしているんだろう?出勤前に行くのは英会話スクール。
Doyouhope?Yourroomsize.ソーシャルアパートメントには外国人からの問い合わせも多い。
対応できるようにしたいと習い始めた。
休日は水曜日と土曜日。
スポーツで汗を流す事が多い。
今はまっているのがボルダリング。
ソーシャルアパートメントの仲間に誘われて始めた。
気分転換のために1週間に1回は行っている。
アッハハ!うわっ!何だよおい!惜しいな〜!今な!
(取材者)仕事の事考えてますか?仕事の事ですか?考える訳ないじゃないですかそんな事。
全然考えてないです。
ふだんはラウンジで過ごす時間が多いという内山君だけどたまには部屋で1人で過ごす事もある。
こちらが内山君の一月の収支。
毎月の給料は大体25万円。
食費は3万円と少なめ。
忙しくて夕食を食べない事が多いんだって。
無駄な浪費はしないよう家計簿もつけている。
しっかりしてるね!ソーシャルアパートメントに住む人をもっと増やしたいと内覧会を企画した内山君。
この日は細かな進め方について社長と打ち合わせる事に。
内山君は実際に住んでいる人が案内をしたり交流会を開くだけで十分だと考えていた。
こういう生活ができるんだっていうのをリアルに体感すれば大体よっぽどコミュニケーションが好きじゃない人を除けば「ああいう所に住んでみたいな」って思うもんだと思うんですよね。
まあいいんじゃないすかね?大丈夫?ハハハハ!いやいやいや。
入居者さんと皆さんで何か…。
しかし…。
…いうところでえ〜。
キッチンのイメージをどういうふうに…。
社長が求めていたのはソーシャルアパートメントでの生活がどのようなものか具体的なイメージが持てる演出。
そこは?キッチン…。
(山崎)まだちょっとやっぱり全然…確度の低い人をターゲットにするのは初めて。
何が効果的なのか分析するためにもさまざまな演出を試してみるべきだとの指摘だった。
(ドアが閉まる音)翌日。
確度の低い人でもソーシャルアパートメントに住みたいと思うようにするにはどんな演出を仕掛ければいいのか内山君はひたすら考えていた。
いい案思いついた?まあ…。
(取材者)思いついた。
…っていう感じで。
こんにちは。
参加者たちがやって来た。
お名前を。
ゴトウです。
ゴトウさんよろしくお願いします。
集まったのは14人。
確度が低いと思われる人はそのうち7人。
この中から申し込む人が現れるのか…。
今回変わった趣向を凝らさせて頂いて体験して頂けるような内覧会ご用意させて頂きました。
じゃあ行きま〜すまず。
まずはキッチンへ…。
内山君が最初に考えた演出それはエスプレッソマシーンの実演。
(豆をひく音)しかしなかなか出来上がらない…。
出ました。
コーヒーお好きな方?はい伊集院さんお願いしま〜す。
熱いのでお気を付け下さい。
(伊集院)あおいしい。
あっ!ありがとうございます。
諦めずに次の演出へ。
どうぞ。
頂きます。
キッチンで実際…。
えっ?あたたかくない。
まあこういった形で入居者さんがご自身の作った物を振る舞ったりという事も多々あるという事を体験して頂きたいなと思って演出の1つに加えました。
(笑い)めっちゃくちゃやべえなぁと思いました。
(取材者)どの辺が?ちょっと段取りが何かうまくいかなかった。
ギクシャクというかちょっと不安だった。
嫌な予感。
確かに…ちょっとヤバいかもね。
そろった?
(住民)それではみんなの新しい生活に乾杯。
(笑い)最後の望みを懸けたのはソーシャルアパートメントの住民たちとの交流会。
参加者たちは身を乗り出して住人たちの話に聞き入り始めた。
何かラウンジとかよく行ってれば…。
(参加者)へぇ〜。
(盛り上がる会話)結構盛り上がってきた!
(住民)こんな人。
(笑い)入居者の方々内で生まれた慣習みたいなのって…。
基本的にここルールが無い…。
参加者たちから質問も出始めた。
何かそういうスペースがあるじゃないですか。
逆にやろうと思いだして。
物もそろってますしね。
物もそろってるから。
何か一応将来のために勉強しようかなと思って。
偉い。
じゃあ7092年で。
7092年で。
こちらの男性は2年間の契約を申し込んだ。
714で。
714で。
大丈夫です。
結局申し込んだのは6人。
中には狙ったとおり確度の低い人も2人いた。
お疲れさまでした〜!お疲れさまでした!やった〜!はぁ〜!疲れた!バッチリでしたね。
想定どおりっちゃ想定どおり。
(取材者)え〜!?だって「嫌な予感」だとか言ってたじゃないですか。
いやいやいや…。
よかった!もうどうしようかと思った。
全員帰っちゃうんじゃないかなみたいな勢いでしたもんねホントに。
まあまあ…。
翌日会社で内覧会の報告をする事になった。
現在ですね370…。
まぁお申し込みに関してはしっかり取れたかなと思ってます。
内山君確度の低い人がなぜ申し込んだのかその理由を聞くのを忘れていた。
でもそれは社長から出されていた課題そのもの!う〜ん…。
ちょっとこれは調べてみないと分からないです。
「今回やりました。
こういう結果になりました。
以上」じゃ駄目。
多分もっとあると思うんだよね。
こんなざっくりしてる内容じゃないと思うからやっぱそれは出してもらわなきゃいけない。
あとはやった事によるメリットデメリットこれは絶対に欲しいよね。
内覧会の目的は確度の低い人を契約に結び付けるにはどうすればいいかを分析する事。
内山君契約が取れた事で満足してしまっていた。
ヤバいねホントに。
どうしようかなって感じ。
護国寺の件からです。
はい。
(山崎)じゃないと…それを内山がちゃんとある程度僕の目で見えてそれを…結果の分析と今後の戦略の提案。
ソーシャルアパートメントを広げるための次の課題が見えた。
何が目的で何を狙って最終的にどんな事が得られるのか。
それをどう次に生かしていくのか。
そういったところをより詰めたうえで実際にアクションを起こしていくようにならなきゃいけないなとは思っております。
実感した?実感した!もう実感しましたね。
まあ…実感しますよねこういう事実際やると。
今年は新しいソーシャルアパートメントが次々とオープンする。
内山君ますます忙しくなりそうだ。
ありがとうございます。
いや〜よかった〜。
まずは…着々とですねここは。
ホントに徐々に徐々に。
メール処理してごはん食べて帰ろう。
2014/04/07(月) 19:25〜19:50
NHKEテレ1大阪
人生デザイン U−29「“ソーシャル”が僕の生きる道」[字]
住民同士が交流することが目的の「ソーシャルアパートメント」。内山拓哉(26)は、この新しいライフスタイルを売り込む営業マンだ。この春挑んだ内覧会に密着する。
詳細情報
番組内容
今回の舞台は「ソーシャルアパートメント」。住民同士が交流することが目的のマンションだ。最大の売りは、住んでいるだけで、さまざまな友達をつくることができること。内山拓哉さん(26歳)は、そんな新しいライフスタイルを売り込むのが仕事の営業マン。この春、多数の契約を取り付けようと、大型内覧会を企画した。「ここに住まない理由はない!」と言い切る内山さん。果たして、若者たちの心をつかむことはできるのか。
出演者
【語り】Mummy−D
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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