奇跡の地球物語 能登半島;富山湾のホタルイカ〜漁に密着!青く光るナゾ&絶景〜 2014.04.06

朝5時。
富山県魚津市場。
(競りの声)今競りにかけられているのは先月漁が解禁されたばかりのホタルイカ。
このカゴ1杯で50キロ。
この日は15万円という高値が付いた。
富山湾で捕れるホタルイカは人気が高い。
他の所のホタルイカとは全然やっぱり大きさとかサイズが違いますよね。
なぜ富山湾で捕れるホタルイカは体が大きいのか?なぜホタルイカは光るのか?近年青い光の謎を解く発見があった。
ホタルイカの謎を探るため漁に同行した。
入れてくれ!入れていいよ!深夜2時の水橋漁港。
総勢20名の漁師を乗せ船が港を発つ。
いよいよホタルイカ漁の始まりだ。
近未来創造サイエンス…。
富山湾水橋のホタルイカ漁師を束ねるリーダー小池冬実さん。
元々東京でサラリーマン生活を送っていたが28歳の時人生の転機が訪れた。
日本海の漁に魅せられ富山で漁師になった。
以来13年間ホタルイカを捕り続けている。
(スタッフ)今日の海ってどんな感じですか?今日はねちょっと厳しいっすね。
それなりに捕れると思うけど…う〜んもうわかんない今日は。
この日の天候は曇り。
最高の漁日和とはならず小池さんの顔も浮かない。
ホタルイカの漁場富山湾の沖合1キロにある定置網に到着した。
漁師たちが一斉に網を引き揚げる。
船内が一気に慌しくなる。
(小池さん)網引っ張ってくれ!網引っ張ってよ!小池さん!もういける?小池さんの合図で漁師たちの網を揚げる速度があがった。
(小池さん)おっ!浮いてるぞ浮いてるぞ!網を揚げ始めて20分。
漁師たちの視線が網の中に集中する。
海面に青い光が輝いた。
ホタルイカだ。
網ですくうと無数の青い光を放つ。
だが小池さんの表情は固い。
だいぶお金かかってるから回収出来るかって心配があるんです。
ホタルイカ漁が出来るのは3月から5月まで。
漁師にとってこの3か月が勝負だ。
漁を終えると網の修理が待っている。
心なしか皆の表情が冴えない。
みんな春にお金稼いで…。
もうね…ホタルイカ来る頃にはお金なくなってカツカツのみんな生活してるからね。
今年もお願いしますって感じです。
収入のほぼ9割8割はもう本当ホタルイカなんで…。
ホタルイカがなかったら自分だけじゃなくてだいぶみんなつらいんじゃないですかね。
あと2か月でどれだけホタルイカが捕れるか。
この1年の生活はそこにかかっている。
江戸時代から始まったといわれる富山のホタルイカ漁。
産卵の時期定置網を仕掛けるのが富山の伝統。
そこに大きなホタルイカが揚がる秘密がある。
ホタルイカがですね3月頃産卵のために陸のほうに寄ってくるもんで網の中にはほとんどメスしか入りません。
ホタルイカのメスはオスよりも体が大きい。
この時期産卵に備えて丸々と太っている。
産卵中のメス紐のように繋がっている粒々が卵だ。
本来ホタルイカは200メートル以上の深海にすんでいる。
春のこの時期メスは卵の孵化に適した温かな海水を求めて沿岸付近の海面に上昇してくる。
漁師たちはこの習性に目を付けた。
産卵を終え再び深海へと戻る途中に定置網を仕掛け大きなメスだけを効率よく捕らえる方法を編み出したのだ。
富山湾のホタルイカが大きいのは産卵期の大きなメスが揚がるから。
ホタルイカの習性を知り尽くした伝統の定置網漁の成果だ。
ホタルイカ漁は天気に大きく左右される。
あいにくの雨模様だ。
どうかな…魚が回ってきそうな天気図ですこれは。
(スタッフ)それはどういうところから?ん?潮が速くてね西風が強いと雨が降って…う〜ん。
例えば昼間雨が降ると川から大量の水が海に流れ込むすると真水を嫌うホタルイカは浮上してこない。
残念ながら予報どおりこの日は雨になった。
雨はなんとか上がったものの不安は消えない。
問題は潮の流れだ。
潮が速いとホタルイカは産卵しない事がある。
速いな…潮。
潮の流れを読む。
今こっちに潮がいってる。
もう…速いですね。
本当はちょっと…。
ちょっと雲行き怪しくなってくる状況…。
うわ…。
潮が速い。
ホタルイカは産卵のために上がってきているのか?仕掛けている定置網は4か所。
まず最初の網に到着した。
2艘の船で定置網を囲み端から引き揚げていく。
(小池さん)おーい寄せてきて!表も寄せてきてよ!小池さんにはもう一つ気になる事があった。
ホタルイカ漁を左右するのは天気だけではないのだ。
20分後網が揚がってきた。
(小池さん)混じってる?小池さんの不安が的中した。
網の中に入っていたのは…。
なんと大量のイワシだった。

(妻夫木)なぜわかったんですか?…影?
(シャッター音)
(シャッター音)
EOS70D

SNSの写真そのままだといいね。
ですが
(観客)うんうん。
「PIXUS」でプリントすると
(無音)
(桐谷)いいね〜!
…になります
タブレットからもう一度
いいね〜!!
もちろんカメラからも直接
(無音)やっぱりいいね〜!!
(拍手・歓声)
どんな写真もカンタンキレイ
富山湾のホタルイカ漁最初の定置網が揚がる。
(小池さん)おーい寄せてきて!入っていたのはなんと大量のイワシだ。
ダメ。
全然ダメ。
うん。
全部イワシ。
イワシはホタルイカ漁の大敵なのだ。
(スタッフ)イワシが多いとあんまりっていうのは食べちゃうんですか?いやいやじゃなくて鱗が混じって…。
生でほら刺身で出すのに鱗が付いてたらダメだから。
網にイワシが入ると大量の鱗がホタルイカに付いて売り物にならなくなる。
網に入ったイワシを海に帰す。
最初の網にイワシが入っていたという事は残りの網も心配だ。
ここダメだと全部の網がダメだわ。
小池さんたちが仕掛けている定置網は4か所。
経験上河口近くの網にイワシが入っていた場合残りの網にも入っている恐れがある。
不安は的中。
2か所目3か所目の網にもイワシが入っていた。
この網のホタルイカも売りものにならない。
最後の網に向かう。
そこには今までとは違う光景が待ち受けていた。
ここにね今鳥が本当はホタルイカが入ってたらブワーッと鳥が…ほら今ちょっと上がったでしょ?
(小池さん)あんなもんじゃないんだけど。
網の上にたくさんのカモメが集まっている。
ホタルイカが入っている網にはカモメが集まる。
長年の経験から小池さんは言う。
(小池さん)網持っててくれんか!この網は期待出来るかもしれない。
よっちゃんストップだ!漁師たちの視線が網の中に集まる。
網の中をすくうと青い光が輝いた。
ホタルイカだ。

(スタッフ)どんな感じですか?今日は。
今日はいい感じだわ。
調子いいよ。
先ほどまで空だったカゴが次々にホタルイカで満たされていく。
みんなの顔がほころんだ。
後日改めてホタルイカ漁の魅力を聞いてみた。
光きれいだな。
あれはきれいだ。
何遍見てもきれいですね。
あの光る色は見てほしいな。
ベテラン漁師をも魅了するホタルイカの光。
時にそれは不思議な絶景となる。
年に数回青い光が海岸線を埋め尽くすのだ。
なぜホタルイカは光るのか?魚津水族館の稲村博士に聞いた。
黒い粒々がまあ発光器。
でその中に発光物質が詰まってるわけですね。
光を放つのは腕の先の黒い粒。
そこに含まれる化学物質の反応で光る。
ではなんのために光るのだろう?もう本当に青白く光ってすごく強い光ですよね。
それでみんなは「あれはきっとねホタルイカを食べる外敵を驚かせたり目くらましに使ってるんだ」とこう思ってたわけですよ。
僕もそう思ってました。
ホタルイカは敵を威嚇するために光る。
従来はそう考えられてきた。
しかし一つの疑問が生まれる。
魚津水族館でホタルイカの発光とかお見せしてやってるうちに…「あれ?」って。
光消しちゃうんですよね。
稲村博士が注目したのはここだ。
ホタルイカは光を発すると一瞬で消してしまう。
化学反応なので普通パッと光ったらずっと光続けると思うんです。
弱くはなってるけど光続ける。
でもすぐ消したい。
そこで表面にある黒い幕を一気に閉じてカーテンのように閉じて光を消してると。
例えばホタルと比べてみよう。
オスが光を発するのはメスを呼ぶためだ。
だからすぐに消す必要はない。
なぜホタルイカは一瞬で光を消すのだろう?水槽の中にホタルイカを入れ天敵である魚の模型を近づけてみた。
するとホタルイカが興味深い反応を示した。
腕が光った。
そしてすぐに消す。
スローでもう一度見てみると強い光を発した後一瞬で光を消している。
敵が来て刺激を受けると腕先を光らしてすぐに消して逃げていくと。
そうするとその光の所に外敵が行ってその間に自分は逃げちゃうと。
そういうふうに光を使ったおとりっていうふうに今は考えています。
ホタルイカの光は敵を威嚇するためではない。
むしろ敵に居場所を知らせるためなのだ。
光で居場所を教える…と見せて一瞬で消し逃げる。
光をフェイントにして敵から姿をくらましているというのだ。
まだまだ謎の多いホタルイカの光。
実は光るのは腕だけではない。
ごく弱い光ではあるが体全体でも光を放っているのだ。
これはホタルイカが身を守るためだと考えられている。
昼間泳ぐ姿を下から見ると影がくっきり目立って天敵に狙われやすくなる。
体を青く光らせる事で背景の海面に紛れ目立たないようにしているのだ。
もう一つ新たな発見があった。
青い光に混ざって無数の緑の光が見つかったのだ。
緑の光がなんのためなのかそれはいまだに謎のままだ。
謎があって調べていけば調べていくほどまたまた次の新しい謎が出てくる。
それがまあホタルイカの研究の楽しみですよね。
ホタルイカが1年に数回だけ見せる海岸を青い光が埋め尽くす。

(シャッター音)
(妻夫木)僕は…。
なぜわかったんですか?…影?
(シャッター音)
(シャッター音)
EOS70D
(シャッター音)
(能年)なんか夢中になって画面しか見えなくなる感じが気持ちいいです。
あっまつ毛。
EOSM2
まつ毛がある。
(シャッター音)
(能年)あっ失礼します。
なんかかっこいい。
(シャッター音)ああ速い。
タッチ。
(シャッター音)
(シャッター音)すげー。
EOSM2
ぴゅーん。
深海にすむホタルイカにとってわずかな光でも生きていく上で大切な手掛かりとなる。
例えば月の光。
産卵の時ホタルイカは月の明かりを道標にして自分の位置を知る。
だから月明かりがないと帰る方向がわからなくなる。
それが新月の時だ。
海岸を埋め尽くす青白い光。
それは道に迷ったホタルイカが海岸に打ち上げられたもの。
年に数回しか見られない不思議な光景だ。
いまだ謎の多いホタルイカ。
幻想的な青い輝きと共に富山湾に春が訪れる。
風光明媚な岩手のリアス海岸を走る三陸鉄道。
震災から3年ついに復活の日を迎えた。
おかげさまでねえ。
よかったですね。
楽しみに待ってます。
これで安心して遠い町まで行く事が出来る。
人々が待ちわびた開通日。
その復旧を支えていたのは最新科学だった。
次回『奇跡の地球物語』。
蘇る三陸鉄道。
全線開通の秘話に迫ります。

(妻夫木)
一眼レフでムービーを撮る
まるで映画のワンシーンのように
これがイチガンMOVIE

EOS70Dデビュー!
ゴー!
(一同拍手)2014/04/06(日) 18:30〜18:56
ABCテレビ1
奇跡の地球物語 能登半島;富山湾のホタルイカ〜漁に密着!青く光るナゾ&絶景〜[字]

富山湾の春の風物詩、ホタルイカ漁。幻想的な青い光が海面を染める。なぜ、ホタルイカは青く光るのか? ホタルイカ漁に密着し、青い光の謎に迫る!

詳細情報
◇番組内容
3月に解禁された富山湾の春の風物詩、ホタルイカ漁。幻想的な青い光で海を染めるホタルイカ。なぜホタルイカは青く光るのか?近年、青い光の謎を解く発見があった!そして一年に数回だけ、海岸線を青い光が埋め尽くすと言う。今回はホタルイカ漁に密着し、青い光の謎を解き明かします!
◇番組内容2
古代のミステリーから日常のふとした疑問まで、人間を取り巻くあらゆる物事を最先端科学で紐解いていく…。明日誰かに話したくなる、新しい発見がいっぱいの番組です。
◇出演者
【ナレーター】山寺宏一
◇おしらせ
☆番組HP
 http://www.tv-asahi.co.jp/miracle-earth/
◇おしらせ2
この番組は、朝日放送の『青少年に見てもらいたい番組』に指定されています。

ジャンル :
バラエティ – その他
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境
ドキュメンタリー/教養 – 宇宙・科学・医学

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映像
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz

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