(まる子)奇麗な桜の花お母さんにも見てほしいな。
(たまえ)こないだお花見してきたよ。
空は青くて桜がいっぱいパーッて奇麗に咲いててね。
春なんだなって浮き浮きしちゃった。
(まる子)いいねいいね。
あたしも浮き浮きしたいよ。
行きたいねお花見に。
ホントに奇麗だったよ。
あの桜お母さんにも見てほしかったな。
一緒じゃなかったの?うん。
用事があって親戚の家に行ってたの。
でもお母さん早起きしてねお弁当を作ってくれたんだ。
ふ〜ん。
お花見といえばうちはおじいちゃんとおばあちゃんは老人会で見に行ったしお姉ちゃんはよし子さんたちと行ったしお父さんは山ちゃんと花見酒を飲んできたね。
あたしとお母さんだけだよ。
桜を見てないのは。
こりゃ不公平だね。
見に行こうかなお母さんと。
きっと喜ぶだろうねお母さん。
私もやっぱり見せてあげたいな。
そんじゃさ一緒にお母さん誘って行ってみない?いいねまるちゃん。
行こう行こう!行こう行こう!・「お花見お花見」
(ハマジ)よう。
んっ?
(ハマジ)ご機嫌だな。
花見に行くのか?
(まる子・たまえ)うん。
いいなぁ俺も行きてぇな。
春休みどっこも行ってねぇんだ。
ならおいでよ。
(ハマジ)おうサンキュー。
・「花見だ花見だ」ねえねえあんたのお母さんはさもうお花見に行ったの?んっ?母ちゃんか?行ってねぇよ。
毎日何だかんだ忙しくしてっからな。
お母さんって休む日ないもんね。
でも誘ってみようよお花見に。
うん。
ねっ行こうよお母さん。
(すみれ)行きたいけどね。
あしたは町内会の集まりがあるし。
ならあさってはどう?そうね…。
(おばあちゃん)すみれさん行ってみたらどうじゃね?
(さきこ)すぐ散っちゃうよ。
見ないともったいないよお母さん。
(友蔵)そうじゃよ。
お花見をするとのう心に花が咲くんじゃ。
パーッと!ねえあたしたちも咲かせようよ。
それじゃ行ってみようかしら。
フフ。
(丸尾)ほほう。
それはぜひ私も参加させてください。
(丸尾)いつもよくしてくださる母さまに奇麗な桜を見せてあげたいでしょう。
これで8人か。
結構増えたね。
(丸尾)それでは早めに行っていい場所を取りましょう。
7時に行きましょうか。
(ハマジ・まる子・たまえ)えっ…。
そんなに早起きするの?私お母さんが早く来れるように掃除や洗濯を手伝ってから行っていいかな?穂波さん素晴らしい心掛けです。
では場所取りの方は私と浜崎君とさくらさんで。
えっ…。
あっあたしもお母さんを手伝おうっと。
《早起きするよりいいもんね》なあ丸尾7時って早過ぎるぞ。
9時ぐらいで大丈夫なんじゃねぇか?んっ?桜散っちゃったらどうしよう。
翌日日曜日
はい。
ほい。
わ〜!散ってなくてほっとしました。
ねえ浜崎君。
(ハマジ)ああ満開だ。
けど水たまり多いな。
(丸尾)そうですね…。
(丸尾)ズバリここならいいでしょう!
(ハマジ)よっと。
あとはお母さま方を待つだけでしょう。
・
(男性)ごめんください。
新聞の集金です。
あっは〜い。
あたしに任せてよ。
お財布は?
(男性)はいお釣りね。
どうも。
(男性)毎度おなじみのちり紙交換で…。
(すみれ)あっまる子。
ありがとう。
後はいいわよ。
丸尾君たち待ってるんでしょ?先に行ってて。
お母さん…。
お花見に出掛けるのも大変なんだね。
(まる子・たまえ)あっ。
ハマジ丸尾君どうしたの?場所取れなかったの?実はさっき…。
(ハマジ・丸尾の悲鳴)
(ハマジ)《蜂だ!》
(丸尾・ハマジの悲鳴)
(ハマジ)《うわっ!》
(丸尾)《あっ!》《はっ浜崎君大丈夫ですか?》《痛て…》
(丸尾)《ああ!》
(男性)《おっ!空いてる空いてる》《みんなこっちこっち》
(ハマジ・丸尾)《ああ…》
(男性たち)《乾杯!》そっか…。
もうじき母ちゃん来ちまうよ。
諦めないでさ他の所を探してみようよ。
(たまえの母)確か滑り台のそばって…。
ええそう聞いたわ私も。
(ハマジの母)どうしたんだろうのりたか。
(丸尾の母)末男さん末男さんどこざますか?末男さ〜ん!・
(丸尾)は〜い。
(4人)んっ?お母さま方誠に申し訳ありません。
いい場所を取れませんでした。
(丸尾の母)まあ。
それでねみんなで話したんだけど…。
ここも駄目か。
お母さんと見たかったのに…。
蜂のせいだ!いや俺のせいだ。
いいえ私の責任です。
末男さん元気出して。
う〜ん…。
何とかしたいわねぇ。
こうなったら子供たちのために!私たちのためにも!お花見。
(たまえの母)やりましょう!いくわよ。
(丸尾の母)ファイトざます。
(4人)オー!
(たまえの母)どこか他にいい所ないかしら?そうそう前にみまつやさんから聞いた覚えがあるわ。
お花見の穴場があるって。
えっとどこだったかしら…。
あっ小川さんだわ。
ちょっと聞いてみるわね。
あら。
あちらのグループったら広く取ってるざますね。
子供たちの分だけでも空けてもらえるようにお願いしてみましょうか。
(すみれ)じゃ私は一っ走りみまつやさんのお店へ行ってくるわ。
えっ!走るの?
(ハマジの母)聞いたわ聞いたわ。
どうもね裏山の方にねいい所があるみたいよ。
んっ?裏山?あっ。
それよそれ!みまつやさんが言ってた穴場って。
登っていくと桜が見下ろせるって。
皆さん行ってみるざます。
(たまえ)いい眺めだね!
(丸尾)はい。
さすがはお母さま方でしょう。
いざってときはやるねぇ。
あっ。
さくらが桜を見て穂波が花見。
ハハハハ。
(たまえ・まる子)アハハハ。
んっ?これってハハ花見だね。
んっ?ハハ花見?お母さんの花見だからハハ花見。
(一同)ハハハハ。
(すみれ)あら風が出てきたわね。
末尾さんここに来るざますよ。
さっ。
はっはい。
母さま。
(まる子・たまえ)フフフうん。
のりたかもおいで。
ほら。
ヘヘしょうがねぇな。
まる子誘ってくれてありがとう。
ヘヘヘヘんっ?
(すみれ・まる子)お父さん!
(ヒロシ)やあどうも。
(穂波)こんにちは。
(一同)こんにちは。
どうしたのさ?お父さん。
いやぁたばこを買いに出たらな穂波さんとばったり会ったんだ。
妻から電話をもらいまして記念撮影に来ましたよ。
そんで俺もまあちょっくら散歩がてらな。
あっこれビール。
よかったら皆さんで。
差し入れ。
(すみれ)あらまあ。
(穂波)はいチーズ!
(シャッター音)もう少し撮りたいところですが…。
長居しちゃやぼだしな。
ヘヘそいじゃどうも。
失礼します。
旦那さまお二人ともすてきざますね。
いいえいいえ。
(すみれ)とんでもない。
(母たち)乾杯!
(3人)ハァー。
(たまえの母)おいしい。
染みるわねぇ。
大人なんだね。
ハァー。
私喉が渇いていたざますの。
ホホホ。
丸尾さんまぁまぁどうぞ。
あらすみませんわね。
ホホホ。
たまちゃんまぁまぁどうぞ。
すみませんねぇ。
旅行に来てるみたい。
(すみれ)いいわねこういうの。
たまには息抜きしなくっちゃ。
(すみれ)ええ。
あしたからまた頑張りましょう。
うん。
(丸尾の母・ハマジの母)うん。
桜を眺めて楽しいひととき
お母さんのほっぺたにも桜が咲いてると思うまる子であった
できた!グループ研究終わり。
(小杉)あ〜腹減った。
(野口)おやつ持ってくる。
(小杉)んっ?
(ブー太郎)いい匂いだブー。
コーヒーかな?
(小杉)んっ?んっ?
(3人)んっ?ちょいとよしなよ小杉。
(野口の祖父)おやこんにちは。
(小杉)あっ。
こっこんにちは。
すいません。
いい匂いがしたから。
今コーヒーを入れてるんですよ。
サイフォンで。
サイフォン?
(野口の祖父)ほらこれです。
(ブー太郎)前に父ちゃんと一緒に入ったお店で見たことあるブー。
う〜ん。
トレビア〜ン。
牛乳とお砂糖は入れないの?ノン。
ブラックで飲むのです。
(小杉)ブラック?ミルクも砂糖も入れずにそのまま飲むこと。
何コーヒーってそのまま飲めるもんなのか?コーヒー本来の味を味わうにはブラックで飲むのがトレビア〜ンね。
うまいんですか?もう最高。
飲ませてください!
(野口)やめとけば。
(小杉)どうしてだよ!俺コーヒーをブラックなんかで飲んだことねぇよ。
しかもこんないい匂いの。
野口のじいさん俺にコーヒーをブラックで飲ませてくれよ。
お願いだよ。
じゃちょっとだけね。
やった!
(野口の祖父)どうぞ召し上がれ。
う〜ん。
香ばしい匂いだぜ。
いただきま〜す。
うっ…。
うわ苦い…。
うぇ〜。
(ブー太郎)ブヒー。
(小杉)うっ…うっ…。
(ブー太郎)小杉大丈夫か?ブー。
(小杉)う〜…苦〜。
全然うまくねぇ。
小杉でもおいしくないものってあるんだ。
子供にはおいしくないのよね。
でも大人にはこの苦さがたまらなくおいしいんだよ〜ん。
あ〜おいしい。
本当においしいと思ってるのかなブー。
大人になって人生のつらさと苦しさを味わえばこのコーヒーの苦さが分かるようになるんです。
(一同)へぇ〜。
喉渇いたよおじいちゃん。
ああそうじゃな。
(店員)お待たせしました。
わ〜ハハ。
んっ?あっ。
おじいちゃんコーヒーにお砂糖とミルク入れるの?んっ?ああ。
ブラックで飲まないの?ブラック?いやぁわしは砂糖とミルクを入れた方が好きじゃ。
ふ〜ん。
あのね野口さんのおじいさんが言ってたけど人生のつらさと苦しさを味わった大人はブラックコーヒーがおいしいんだって。
なぬ!?《さくら友蔵76歳》《人生の厳しさはそれなりに味わい尽くしたつもりじゃった》《がしかしまだまだ甘かったか》・
(ドアの開く音)・
(店員)いらっしゃいませ。
んっ?
(富士男)コーヒー2つ。
(店員)かしこまりました。
《野口さんのお兄さんだ》
(店員)お待たせしました。
(柿絵)富士男お砂糖は幾つ?
(富士男)いらねぇよ。
(柿絵)えっ?コーヒーはブラックで飲むものさ。
フッ。
まぁ富士男って大人なのね。
《野口さんのお兄さんブラックコーヒー飲めるんだ》んっ?《ありゃ?》《ちょっとちょっと》お待たせ。
(富士男)ああ。
やっぱりコーヒーはブラックに限るぜ。
まぁカッコイイ富士男!プッ。
ああ?ハッ…。
翌日
富士男少し疲れちゃった。
(富士男)おお。
どっかで休もうぜ。
(富士男)そこ詰めてくれ。
(たまえ・まる子)えっ?早く!もう…。
あっ…。
ああ!ちょちょっと!狭いわ富士男。
そうだな。
おい子供は本なんか読んでないであっち行って遊んでろ!はぁ?どこで何しようがあたしたちの勝手でしょ。
口答えすんなよ子供のくせに。
子供のくせにって…。
そっちこそ子供のくせに。
あっ?コーヒーお砂糖なしで飲めないくせに。
なっ…何!?
(柿絵)変なこと言うわね。
富士男はコーヒーはブラックじゃないと飲まないのよ。
嘘だね。
あたし見たもん。
昨日喫茶店でコーヒーにこっそりお砂糖入れるところ。
それも何杯も。
うっ…。
富士男?
(富士男)こいつ!
(まる子・たまえ)ハァハァハァ…。
こっちが子供だと思っていっつも威張るんだから。
うん!何かギャフンと言わせる方法ないかね?う〜ん…。
そうだ。
いいこと思い付いた。
えっ何?コーヒーをブラックで飲んでみせるんだよ。
えっ?あの人にできないことをやってみせるんだよ。
そしたらもう絶対バカにされないと思う。
・
(野口)うちで飲めば?ハッ!のっ野口さん。
健闘を祈る。
クックックッ…。
そのまた翌日
いらっしゃ〜い。
(まる子・たまえ)こんにちは。
野口さんすごいね。
うん。
喫茶店のマスターみたい。
時々おじいちゃんに入れてあげてるんだ。
そろそろお兄ちゃんが帰ってくる時間だね。
・
(富士男)ただいま。
(まる子・たまえ)あっ。
何してんだよ。
(野口)コーヒーお兄ちゃんもどう?いらねぇよ。
残念。
誰か大人の人に味見してほしかったんだけどな。
んっ?あっ?まっ確かに大人は俺だけ?しょうがねぇな。
《さすが野口さん。
お兄さんの操り方がうまいね》どうぞ。
(富士男)おっ。
あっ…。
(せきばらい)
(富士男)おっ俺じゃねぇよ。
お前らに取ってやろうと思ったんだよ。
あら別にいりませんことよ。
はっ?あたしたちコーヒーはブラックで頂きますの。
ねっ?たまちゃん。
うっうん。
そうそう。
お前ら小学3年生だろ?それが何か?あたしたち人生のつらさと苦しさを知ってますの。
大人なんですの。
オーホッホッホ。
はぁ?《あ〜…今日のは特に苦そうだね》
(富士男)飲まねぇのかよ?えっ?ヘヘ嘘ついてるな?えっ…。
本当はブラックでなんて飲めねぇんだろ。
大人ぶってるだけじゃねぇのか?そっそんなことありませんことよ。
のっ飲みますわよ。
あ〜おいしゅうございますわ。
(富士男)飲んでねぇだろ!えっいっいや…。
飲んだふりだけだろ?
(野口)お兄ちゃんも飲めば?冷めるよ。
(富士男)えっ?あっああ…。
どうされました?えっいや…。
やっぱりお砂糖がないと飲めないとか?そんな…子供じゃあるまいし。
そっそんなわけねぇだろ。
俺だってないつもはコーヒーブラックなんだよ。
(まる子・富士男)うう…。
2人とも早く飲めば?あ〜おいしい。
やっぱりコーヒーはブラックに限るぜ。
(野口)プッ…。
・
(野口の祖父)ただいま。
皆さんにプリンアラモードを買ってきたよ。
プリンアラモード!?ヘッやっぱり子供だな。
そんな子供の食べ物で喜んじゃってよ。
あんなおいしい物が子供の食べ物ならあたしゃ一生子供でいいよ。
何!?食べる?子供の食べ物。
いっいらねぇよ。
(たまえ・野口の祖父・まる子)いただきま〜す!
(たまえ・まる子)おいしい!
(野口の祖父)おいしいね〜。
ああ…。
あっ大人のお兄さんはどうぞブラックコーヒーでも飲んでてくださいな。
く〜!フッ。
宿題終わった!あ〜疲れた。
お母さんコーヒー入れてよ!
(すみれ)できたわよ。
フフ。
これこれ。
やっぱりコーヒーはコーヒー牛乳に限るよ。
人生のつらさ苦しさよりも甘いコーヒー牛乳を味わって幸せなまる子なのであった
新学期になってからうまくいかないことばっかりでやんなっちゃう。
あ〜食べたかったな海の宝石。
でもこのまま諦めちゃさくらえび子の名が廃るね。
次回の『ちびまる子ちゃん』は…。
(サザエ)サザエでございます。
・「お魚くわえたドラ猫」2014/04/06(日) 18:00〜18:30
関西テレビ1
ちびまる子ちゃん[字][多]
「お母さんのお花見」の巻
「コーヒーは大人の味」の巻
詳細情報
番組内容
へー、大人はブラックのコーヒーがそんなに美味しいんだ。あたしは苦いからパスだけど、お母さん達のお花見に持ってってあげようかな。人生の苦さを知ってる人達にピッタリかもね。
今回のちびまる子ちゃんは、「お母さんのお花見」「コーヒーは大人の味」の2本だよ。お楽しみにね。
出演者
まる子: TARAKO
おじいちゃん: 島田敏
お父さん: 屋良有作
お母さん: 一龍斎貞友
お姉ちゃん: 水谷優子
スタッフ
【原作】
さくらももこ
【OP曲】
「おどるポンポコリン」
【END曲】
「100万年の幸せ!!」
【脚本】
都築孝史
田嶋久子
【絵コンテ】
知吹愛弓
【演出】
知吹愛弓
【作画監督】
杉山東夜美
ジャンル :
アニメ/特撮 – 国内アニメ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
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