(テーマ音楽)
(出囃子)
(拍手)
(拍手)
(桂歌丸)まぁどうぞしばらくの間おつきあいをお願いを申し上げますが。
昔は女の方のお使いになる紅白粉こういう物を売っていた店を小間物屋と言ったようでございますが。
「大家さんどうもご無沙汰をしてまして申し訳がございませんで。
いえ商いのほうに追っかけられてついついご無沙汰をしてしまって」。
「いや。
小四郎さんや商いが忙しいというのはいい事だ。
話に聞くと今度はだいぶ儲けたらしいな」。
「ありがとう存じます。
流行り物がございましたんでいい商いをさせて頂きまして。
で次に何かが流行るまではちょっと間がありますんでこの間に大坂まで行って商いをしてこようと思っておりますが。
で実は大家さんにお願いがあるというのが旅へ行っている間留守になりますんで女房のお時が一人になりますんでよろしくお願いを申し上げますが」。
「おお〜分かりましたよ。
間違いがあっちゃいけないので私が責任を持って見回るからね。
で夜さみしいようだったら私が行って泊まってやってもいい」。
(笑い)「いえ。
そんなに見回らなくても結構なんですが」。
「アハハこれはまぁ冗談だ。
気を付けて行っといでよ」。
背負い小間物の相生屋小四郎がすっかりと支度を致しまして江戸を発ちまして箱根の山にかかりまして時刻はといいますとまぁ今の時間で言いますと午後の2時をちょっと回った時分一生懸命箱根の山を歩いておりますと急にお腹の具合が悪くなってきた。
で小のほうですと簡単に済ます事ができるんですが大のほうですからまさかその場でやる訳にいきませんので雑木林を奥へ奥へと入っていきますと「もしもしもしもし」。
これは小四郎驚きましたよいくら昼日中といいながら箱根の山の中で「もしもし」と言うんですから亀さんじゃないんですからね「何だろう?」と思って見回してみますと向こうの木の根方に襦袢一枚でもって結わかれている男がいるんでびっくりして…。
「お前さんどうした?」。
「恐れ入りますがお助けを願いとう存じます。
いえ。
手前は決して怪しい者ではございませんで私は江戸は芝露月町の若狭屋甚兵衛という者でございますが悪い奴に身ぐるみ盗られまして木に結わかれました。
どうぞお助けのほどを」。
名前を聞いて小四郎がホッと思い出しました。
そのころこの若狭屋といいますと江戸でも指折りの小間物屋でございます。
「あっ若狭屋の旦那ですか」。
自分の荷を下ろすと縄を解いてやる。
「ありがとう存じます。
おかげで助かりましてございます」。
「どうなさったんでございます?」。
「実は私は体が弱い病身なものでございますので他人から『箱根の芦の湯は体にいいからしばらく湯治に行ってこい』と言われて若い者を1人連れてついこの先まで参りますと上から下りてきた者が連れの者に話しかけましてこれがまた大変な長話でございます。
あとから考えますとこれも悪い奴の仲間だったんでございましょう。
もう手前はイライラして先に歩きだしますと後ろから来た者が私の横に来て匕首を突きつけると『静かにしろ騒ぐと命がない』と言われてここへ連れ込まれて身ぐるみ剥がされました。
もう私はこの場でのたれ死にをするんじゃないかと思っておりましたがあなたのおかげで助かりましてございます」。
「そうですか。
それはまたえらいご災難で。
でこれからどうなさるおつもりなんです?」。
「しかたがございませんから一遍江戸に戻ろうと思っておりますが」。
「左様でございますか。
ちょっとお待ち下さいまし」。
自分の荷の中から藍弁慶の着物と帯を出しまして…。
「着古した粗末な物でございますが裸で道中はできませんのでどうぞこれをお召し下さいまし」。
「これはどうもありがとう存じます。
おかげで助かりましてございますありがとう存じます。
それからそっくり盗られてしまったために…」。
「分かっておりますんで。
え〜1両あればよろしゅうございますか?それではここに1両ございますんでどうぞこれをお使い下さいまし」。
「これはまぁ何から何までありがとう存じます。
江戸へ戻りましたらすぐにご返済に伺いますんでおところとお名前をひとつ」。
「ハ〜ハ〜承知を致しました」。
矢立を出しますと懐紙に京橋五郎兵衛町源兵衛店相生屋小四郎と書いて…。
「女房のお時という者が留守をしておりますんでおついでの時にひとつお渡しのほどを」。
「これはどうもありがとう存じます。
であなたはこれからどちらへおいででございます?」。
「手前も実は小間物屋でございまして。
いえいえ。
私はしがない背負い小間物。
大坂まで商いに行ってこようと思っておりますが」。
「これはまた遠くまで。
どうぞ道中お気を付けてお出かけ下さいまし」。
「旦那もどうぞお大事に」と二人が右と左に別れます。
で若狭屋さんは山を下りまして小田原の布袋屋という宿に入ったんですが宿の者が見ますと身なりも粗末ですし供の者もいない荷物も持っていないためにあんまりいい部屋には通されませんで。
若狭屋は部屋へ入って女中にお粥を頼んでホッと一休み致しておりますとドヤドヤドヤドヤッと大勢お客が入ってきた。
これは道了様の講中の連中と見えましてしばらく経ちますとこの連中が宴会が始まってドンチャン騒ぎ。
で若狭屋さんは頼んだお粥を食べて布団へ入ったんですが夜中近くになりまして急に苦しみだしまして。
これは長いこと結わかれていて冷えたのと恐怖心で心臓に負担がかかったと見えましてすぐに医者を呼んで手当をしたのでございますがそのかいもなく夜の引き明けに息を引き取りまして。
「どうも旦那大変な人を泊めてしまって」。
「いやいや。
番頭さんそう言いなさんなこういう商売をしていれば商売の患いというやつだ。
でどういう人なんだい?あの人は」。
「それがでございますね宿帳を取ろうと思っております時にあの騒ぎでございましたんで宿帳を取り損なってしまったんですが」。
「ホウホウ。
じゃあどこのどういう人か分からない?」。
「いえ。
調べてみましたら懐からこういう物が出て参りましたが」。
見ると「京橋五郎兵衛町源兵衛店相生屋小四郎」としてございますんで…。
「ハハ〜ンあの人はふだんから体の具合が悪いので『何かあったらここへ知らせてくれ』というのでこういう物を用意をしているんだうん。
向こうも心配をしているといけないからすぐに知らせておやり」。
2日後にこの知らせがお時さんのもとへ届きました。
いやお時さんも驚いたが大家さんも驚きました。
ですぐに死体を引き取りに行かなければならないんですがご案内のとおりそのころの女の人の旅というのは大層うるさいものだったんだそうでしかたがないというので大家さんと店請の藤兵衛という人が2人で小田原の布袋屋へ参りまして礼を言う。
で布袋屋さんのほうでも「死体を自分の家へ置いとく訳にいきませんので菩提寺のほうに仮埋葬してある」と言う。
すぐに案内をしてこれを掘り出して蓋を開けたんですが身内でございますと棺に取りすがって「ワ〜ッ」なんというところがあるんでしょうがいくら大家ったってそこは他人でございます。
でましてや日にちが経ってますからいくらか嫌な臭いがするんでおっかなびっくりこう遠くのほうから覗いてみると大家さんも見覚えのある藍弁慶の着物。
でこの若狭屋という人が小四郎に面立ちがいくらか似ていたらしいんで「手前どもの長屋の者に違いがございません」とすぐに手続きを致しましてまさかそのまま持って帰る訳にいきませんので火葬にしてこの壺を持って大家さんと店請は江戸へ戻って参りました。
お時さんはこれを見るとこれにすがってワ〜ッと泣いている。
「まぁまぁお時さんや悲しいだろうけれどもあんまり悲しんでいると仏に良くないから問い弔いはねんごろに出してやろう」。
大家さんの世話ですっかりと支度をして弔いも終わり初七日も過ぎ二七日も過ぎ今日が三十五日。
「大家さん。
この度はいろいろとお手数をかけてありがとう存じました」。
「いやいや。
大家が店子の面倒を見るのは当たり前の話だ。
お時さんの前だが早いものだね〜今日がもう三十五日。
いや実はね私はお前さんのことを心配をしている。
どうも近頃噂に聞くと良くない奴がお前さんの家の周りをウロウロしているという事を聞いたよあ〜八百屋の照公だとか酒屋の八公がね。
間違いがあっちゃいけないから今のうちに身を固めたらどうなんだい?」。
「大家さんはそうは仰いますが家のが亡くなってまだ三十五日1年は一人でいたいと思いますけれども」。
「さぁそれがいけないんだ。
間違いが起こってからでは手遅れになる。
確か神田のほうで二階借りをしていて小四郎さんと同じ背負い小間物をしているというあの三五郎という人確か身内だという事を耳にしたが」。
「あれは家のの従兄弟でございますが」。
「うん。
実はねこの間ちょいと当たってみたところが本人もだいぶ乗り気らしいんだがね。
であの三五郎さんと一緒になって向こうにこっちに入ってもらったらどうだ?えっ?いやいやいやいや。
そうは…。
まぁまぁまぁこの話は私に任せておきな。
まぁまぁまぁ」。
おせっかいな随分そそっかしい大家がいるもんで。
話を持って参りますと話がとんとん拍子に進んでいよいよ婚礼という事になる。
で婚礼ったってそんな大仰な事は出来やしませんで関係者が集まって天ぷら蕎麦かなんか取ってそれを食べて婚礼代わりでございます。
ところがこの二人が大層仲がいいというので大家さんもホッと一安心致しておりますと…。
「あ〜早くに帰ろう帰ろうと思っていたがとうとう八つを打っちまったよ。
しかしなんだ今日は久しぶりで自分の家で手足を伸ばして寝る事ができる。
あ〜ありがたいありがたい」。
(戸を叩く音のまね)「お〜い。
今帰ってきたよ」。
(戸を叩く音のまね)「開けとくれお〜い」。
(戸を叩く音のまね)「開けとくれ」。
「お時。
表に誰か来たよ」。
「そう?は〜い。
どなたですか?」。
「私だ開けとくれよ」。
「私じゃ分からないんですけどねお名前を仰って下さいな」。
「何だ薄情なもんだねもう」。
(笑い)「私だよ小四郎だよ」。
「まあ〜お前さん小四郎だなんて言ってますよ」。
「私とお前とが仲がいいから誰かがからかいに来てる。
脅かしてやんな」。
「小四郎だなんてそういう冗談を言うと水をぶっかけますよ」。
「何だい?驚いたねどうも。
商いをして遠くからエッチラオッチラ帰ってきて嬶に水ぶっかけられりゃいい面の皮だ。
おい。
そんな事言わないで早く開けておくれよ」。
「お前さん。
声まで似てますよ」。
「お前と私が仲がいいからやきもちを妬いて誰かが声色を使ってからかってんだ。
開けてやんな開けてやんな。
私がふん捕まえて二度とこういういたずらをしないようにとっちめてやるから」。
「そうですか。
じゃあ開けますけれども大丈夫ですか?じゃあ開けますからね。
さぁ入るんだったらこっちへお入んなさいな」。
「あ〜くたびれた。
ドッコイショ」と小四郎が入ってきたから二人が驚いたのなんの。
「出た〜っ」と裏の戸を開けたのか蹴破ったのかは分かりませんが裸足のまんま大家さんの所へ。
「大家さ〜ん」。
「夜遅くになんて声を出すんだよご近所でびっくりするじゃないか。
どうしたんだ?」。
「何夜中に踊ってんだよお前は。
どうした?」。
「大家さん。
出たんですよ」。
「蚤がかい?」。
「蚤が出たんじゃないんですよ小四郎の幽霊が出たんですよ」。
「小四郎さんの幽霊が?フフンそんなばかな。
エエ〜ッ?二人で見た?本当かい?あ〜分かった分かった。
何かの間違いだ。
私が行って確かめてみるから。
お婆さん。
提灯に灯りを入れなうんちょいと行ってくるから。
あ〜大丈夫だよ。
こっちへ貸しな。
フフフ二人が何か心に引っ掛かる事があるから見間違えたに違いがない。
幽霊が今…」。
「小四郎だ。
あぐらをかいて煙草をのんでるよ。
幽霊なんというものは煙草をのむもんかね?」。
(笑い)「もっとも考えてみると十万億土という遠い所から出てきたんだから『やれやれくたびれたドッコイショ』といって一服してるのに違いがない。
恐ろしい事があればあるもんだ。
迷わず成仏しておくれ南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏」。
「誰です?そこで何か言ってるのは。
あ〜大家さんじゃありませんか。
まぁこっちへお入りなさいな。
いえね今一服したらねお宅行こうと思ってた」。
「来なくたっていい来なくたっていい」。
(笑い)「来られちゃ困る。
どうか迷わず成仏しておくれ南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏」。
「何拝んでる?誰か死んだんですか?」。
「死んだんだよ」。
「誰が死んだ?」。
「お前が死んだんだよ」。
「私が?だってまだ死んだような気になってませんよ?」。
(笑い)「じゃあ私はどこで死んだってんで?」。
「小田原の布袋屋という宿屋で藍弁慶の着物を着て死んでた」。
「小河原の宿屋?藍弁慶のきも…。
大家さん。
大変な間違いだ。
そりゃ私じゃありませんよ若狭屋甚兵衛さんですよ」。
「何だい?その若狭屋甚兵衛というのは」。
「実はねこれこれこういう訳で私がね藍弁慶の着物を甚兵衛さんにやったんだ。
けどね大家さんの所へ私は行こうと思ってたのは旅へ出る前にお前さんに何て言いました?『留守にするから女房の事を頼む』と言ったんだ。
冗談じゃねえや帰ってくりゃ女房の野郎男を引きずり込んでんだ」。
「あれはお時さんの亭主だよ」。
(笑い)「いや。
お時の亭主は私ですよ」。
「お前は初代だよ」。
(笑い)「あれは二代目だ」。
「何だい?その初代だの二代目ってのは」。
「実はお前が死んだと思うからお前の従兄弟だという三五郎と私が仲人して一緒にさせたんだ。
あれはお時さんの亭主だ」。
「大家さん。
冗談言っちゃいけませんよ。
遠い所で商いをしてエッチラオッチラやっと帰ってくりゃ嬶が他の男のかみさんになっている。
私ゃどうするんです?」。
「なるほど」。
「何がなるほどだ」。
(笑い)「だ…」。
「まぁまぁまぁこれは私の料簡じゃどうにもいかない。
お時の気持ちを聞いてみるからちょいと待ってておくれ。
お時さんや。
行ってきた」。
「どうでした?大家さん」。
「実はこういう訳であれは本物の小四郎だよ」。
(笑い)「小四郎?だから言ったじゃありませんか。
1年は私が一人でいると言うのに大家さんが『早く早く』と言うから…」。
「いや今更そんな事を言ったってしょうがない。
お前さんの気持ちを聞かなきゃいけないんだがどうする?」。
「ウ〜ンどうすると言われても元のところへ戻れば何かにつけてこの事を言われて私は生涯肩身の狭い思いをしなくちゃいけ…」。
「分かった分かった。
じゃあなにかい?お前は二代目のほうがいいとこう言うのか?あ〜じゃあ行って話をしてくるから。
行ってきた」。
「どうでした?大家さん」。
「実はこういう訳でね二代目のほうがいいと言うんだがね。
だからさぁお前が小田原で死んでれば何でもなかったんだよ」。
(笑い)「ノコノコ帰ってくるから話がややっこしくなるんだ。
だからもうこうなった以上は諦めてね?小四郎さんお前さんどっか行っちまいなよ」。
「大家さん。
いい年をして何だい?どっか行っちまい…。
この役に立たねえくそったれ家主チクショウメどうするか見てやがれ」。
カンカンに怒った小四郎が願書をもって「お恐れながら」と時の南町奉行大岡越前守様に訴え出ました。
「相生屋小四郎面を上げぃ。
その方の願書の訴えこの越前もっともだとは思えども一旦心変わりのしたものを元の鞘に納めるというのはこれは難しい事だ。
『覆水盆に返らず』の譬もある。
また何かにつけて諍いの因になる。
またその方とあれに控える三五郎は従兄弟同士という事を聞く。
身内の者の血で血を洗う争いもこれも避けねばならぬ。
そこでどうじゃ?小四郎その方も男であればきっぱりと諦めてお時は三五郎にやってしまいお前は胸を張って堂々と死んでしまえ」。
「何だい?これは」。
(笑い)「冗談じゃねえ。
大家はどっか行っちまえって言うしお奉行様は死んじまえって言うし冗談じゃねえや」。
「しかしなこれからのその方の歩む道も考えてつかわせねばならぬ。
暫時控えておれ」。
「これ甚兵衛妻よし面を上げぃ。
あれに控える小四郎は箱根山中においてその方の夫甚兵衛に情けをかけたために今妻を失い家を失い路頭に迷うておる。
その方はこれを何と思うか?」。
「誠に小四郎様には申し訳のない事だとただただお詫びをするばかりでございますが」。
「尋ねるがその方と甚兵衛の間に子は無いと聞いておるが真か?」。
「はい。
どういう訳ですか子宝には恵まれませんでございました」。
「ウ〜ンどうであろうな?この越前が仲立ちを致すによってあれにいる小四郎と夫婦になるつもりはないか?」。
「はい。
小四郎様さえよろしければ私はお奉行様のお申しになる事に何の異存もございませんで。
こうなります事も亡き夫の導きかと存じますが」。
「うん。
よくぞ申した。
ならばその方に改めて尋ねるが年は何歳に相なる?」。
「はい。
26でございます」。
「うん。
して店の使用人は何名おるのじゃ?」。
「店と奥合わせて23名でございますが」。
「うん。
して身代は如何ほどある?」。
「はい。
ざっと3万両でございます」。
(笑い)「ほう。
暫時控えておれ。
相生屋小四郎面を上げぃ。
どうじゃ?私が仲立ちを致すによってあれに控えているよしと夫婦になるつもりはないか?」。
「冗談じゃねえや。
男らしく死んじまえって言ったかと思うと訳の分からねえ女と夫婦になれなんて冗談じゃねえ」。
「何をブツブツ申しておる。
小四郎。
よしを見よよしを見よ」。
「フンフン見ればいいんでしょ見ますよ本当に」。
首を伸ばして小四郎がおよしさんの顔を見て驚いた。
そのきれいだの何だのといって前のお時さんとはえらい違い。
(笑い)「月とすっぽん」と言いたいんですが金の延べ棒とべらぼうぐらいの違いがありましてね。
(笑い)ハア〜小四郎喜んだのなんの。
「どうもありがとう…あ〜ありがたい」。
「何をそこで一人ではしゃいでおるのだ」。
(笑い)「どうじゃ?よしと一緒になり共白髪まで仲良く暮らし店を繁盛させるのだぞ。
よいか?そしてそちは今日から相生屋小四郎ではなく若狭屋甚兵衛となって店を背負って立つのだ。
分かったな?」。
「ハハ〜ッ」。
これは小四郎は喜びますよ。
およしさんの年が26で絶世の美人。
奉公人が23人いてで身代だけでも3万両あるという。
小四郎にしてみれば盆と正月とオリンピックが一緒に来たような心持ちになって…。
(笑い)「どうもありがとう存じます。
さすがに大岡様は名奉行。
へえ。
私は私はこのご恩は生涯背負っても背負いきれませんで」。
「これこれ。
その方今日より若狭屋甚兵衛だ。
もう背負うには及ばんぞ」。
(拍手)
(打ち出し太鼓)2014/04/06(日) 14:00〜14:30
NHKEテレ1大阪
日本の話芸 落語「小間物屋政談」[解][字]
落語「小間物屋政談」▽桂歌丸▽第655回東京落語会
詳細情報
番組内容
落語「小間物屋政談」▽桂歌丸▽第655回東京落語会
出演者
【出演】桂歌丸,古今亭半輔,瀧川鯉○,三遊亭遊松,小口けい,斎須祥子
ジャンル :
劇場/公演 – 落語・演芸
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
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