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【大阪から世界を読む】障害者ら100人「奴隷」に強制労働…韓国「塩田奴隷事件」“差別の現実”
警察の捜索を逃れるため、ただ働きさせていた3人の知的障害者に対して「警察がお前らを収容所送りにしようとしている。捕まりたくなかったら、山のなかに隠れていろ」と指示するなどして、「奴隷隠し」をする塩田経営者もいた。
4年後のパラリンピック開催地で起きた障害者差別事件
住民の情報提供で、この経営者は摘発されたが、孤立した離島に、送り込まれた作業員は経営者の言葉が絶対だと教え込まれ、洗脳されていた。また、地域の多くの住民らが見てみぬをふりをしているほか、地元警察も実態を知りながら黙認していた疑惑も出ている。
儒教社会で、李氏朝鮮王朝時代などの官僚機構を担った両班(ヤンバン)などの身分階級の伝統が残る韓国では、障害者に対する差別意識も根強いとされる。
法整備などで改善が進んでいるが、韓国の有力新聞も2007年に「障害者差別の恥ずかしい現実」とする社説を掲載。障害を持つ男子中学生が体育の授業のたびに鍵をかけた教室に放置されたり、障害者の学生に教授が「単位をあげるから授業に来るな」と指示した事例などを紹介している。
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