米オラクル創業者のラリー・エリソン最高経営責任者(CEO)は9日都内で講演し、2011年に死去した盟友、スティーブ・ジョブズ氏(アップル共同創業者)が「ソニーを買おうとしたが高すぎた」と話していたことを明かした。ソニーが経営不振に陥った2000年代半ば以降、アップルによる買収検討の噂が流れていた。
ジョブズ氏はソニーの共同創業者、故盛田昭夫氏を尊敬していたことで知られる。逆にアップルが経営不振に陥った1990年代半ばには、ソニーがアップル買収を検討していると噂された。
また、エリソン氏は政府が一般市民の通話記録やネット上の情報を収集していることについて「情報を集める人よりも悪用する人を罰するべきだ」と持論を展開した。米国ではIT(情報技術)各社が政府の情報収集に協力していたと報じられ、市民のIT各社に対する信頼が揺らいでいる。
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