広島県は7日、主に核兵器の保有国を対象に昨年の核軍縮への取り組みを評価する「ひろしまレポート」を公表した。核不拡散条約(NPT)に非加盟など4カ国のうち、核実験を実施した北朝鮮がマイナス7点で前回に続いて最下位だった。湯崎英彦知事は記者会見で「核廃絶に向けた世界的な機運が一層高まることに期待したい」と述べた。

 報告書の公表は2010~12年の動向をまとめた前回に続き2度目。核兵器の保有数や削減状況、核兵器の非人道性に関する声明への賛同の有無など64項目について評価した。

 NPTに加盟する核保有5カ国に対しては「核放棄に向けた具体的な動きが見られない」と指摘。世界の核兵器の大半を持つロシアと米国には「さらに削減が必要」とし、中国については「保有5カ国で唯一、削減に取り組んでおらず、透明性にも欠ける」と厳しい見方を示した。NPTに加盟していないインドとパキスタンは核保有数の増加、イスラエルは核の保有に関して肯定も否定もしない姿勢が低評価につながった。(岡本玄)