山下知子、日高奈緒
2014年4月9日05時43分
性同一性障害の人や、同性愛者のレズビアン、ゲイなど、「LGBT」といわれる性的少数者のことを考える授業が、中学校などで少しずつ広がっている。背景には、人との違いを受け入れ、尊重できる子に育てたい、という思いがある。
「いろんな性別について考えよう」。福岡市立西陵中学校の北村淳子先生(50)は今年、こう題した授業に初めてチャレンジした。
以前から、同性愛者を表す言葉を言ってふざけたり、からかう時に使ったりする生徒がいるのが気になっていた。LGBTの人のことを考えさせる必要は感じていた。中途半端に触れると偏見を助長しかねないという思いがあり、授業になかなか踏み切れなかったが、性同一性障害の友人に助言を仰いだり、LGBT支援団体が作る教材について調べたりして、ようやく決心した。
授業は1月末の2日間、2年生約100人を対象に、計約2時間を割いた。初日は性的少数者について解説するDVDを見せ、感想や疑問点を書かせた。「なぜ男が男を好きになるのかわからない」「生活していて困ることはないのか」……。
翌日、こうした疑問を皆で考えた。北村先生が考える材料を投げていく。「男が女、女が男を好きになるのはなぜかな? それが圧倒的多数なだけではないかな」「LGBTの人が困っていることはきっとある。皆でどうしたらいいのか、考えないといけないね」
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