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武田薬品 6000億円余賠償の評決4月8日 19時13分
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製薬大手の武田薬品工業は、アメリカの男性から糖尿病の治療薬を服用したことでがんになったなどと訴えられていた裁判で、ルイジアナ州の連邦裁判所の陪審が、およそ6150億円の損害賠償を命じる評決を出したと発表しました。これに対し武田薬品は、評決は承服できないとして争う方針を示しています。
発表によりますと、この裁判は、アメリカの男性が武田薬品工業が開発した糖尿病の治療薬「アクトス」を服用したことでぼうこうがんになったほか、会社側が、がんになる危険性を適切に開示していなかったとして訴えていたものです。
これに対し武田薬品は、薬の服用とがんになったこととの因果関係は認められないなどとして、訴えを退けるよう求めていましたが、ルイジアナ州の西部連邦裁判所の陪審は60億ドル、日本円でおよそ6150億円の損害賠償を命じる評決を出したということです。評決について武田薬品工業は、「大変遺憾で到底承服できず、あらゆる法的手段で争ってまいります」というコメントを出しました。
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