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先天性風疹症候群、昨年同期比2.7倍に- 東京が最多、福島などでも患者報告
昨年の風疹流行を受け、先天性風疹症候群(CRS)の報告数が増えている。今年の報告数は、昨年同期比2.7倍の8件を記録。東京や大阪といった都市部だけでなく、福島などの地方でも報告が出てきた。CRSの発症は、風疹の流行から20―30週程度の時間差があり、今後も患者の報告が見込まれそうだ。【新井哉】
妊娠早期の女性が風疹にかかると、胎児に難聴や白内障、心臓構造異常などが起こりやすく、これらの障害が発生した場合、CRSと診断される。国立感染症研究所がまとめた今年の報告数(3月26日現在)は、前年同期の3件を大幅に上回る8件を記録。都道府県別では、東京が最多の3件で、福島や新潟、大阪、兵庫、島根でもそれぞれ1件あった。
8件のうち、母親が妊娠中に風疹に罹患したケースは5件。母親にワクチン接種歴があったにもかかわらず、出生児がCRSと診断されたケースも3件あったという。
昨年の流行時に風疹患者が多数出た東京都内では、各自治体がCRSへの警戒を強めている。今年度も風疹の予防接種費用の助成を行う文京区は「依然として患者の報告が続いており、十分な注意が必要」と指摘。妊婦が風疹にかかると胎児にCRSが発生する恐れがあるとして、職場での感染防止や予防接種の重要性を訴えている。
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( 2014年04月07日 21:01 )
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