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2013-10-19

【OP演出】手前から奥へ、奥から手前への移動 安藤真裕OPなど

凪のあすから』のOPが安藤真裕さんでしたが

安藤さんといえば、拳ポリ!メダロット!と数々の名OPを手掛けられてきた方ですが、

近年ですと、『花咲くいろは』OP、まずこれです。

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花咲くいろは』OP2(2011年

絵コンテ・演出:安藤真裕

作画監督関口可奈味、石井百合


特徴としましては(意図的にシーンを抜粋しましたが、それでも)

「奥から手前へ駆けていく芝居」というのが、

最近の安藤真裕OPの主なモチーフとなっているように思います。

『いろは』しかり、『絶園のテンペスト』や『凪のあすから』でもちらほらと見受けられ

それらが印象的なシーンとなっています。


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花咲くいろは』OP1(2011年

絵コンテ・演出:安藤真裕

作画監督関口可奈味


OPで走ったり、歩いたりする作品は数多くありますが、

中でもこのような奥・手前の移動というものに限りますと、

その数は限られてくるように思います。

安藤さんが手掛けられたOP群はそのひとつです。


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凪のあすから』OP(2013年)

絵コンテ・演出:安藤真裕

作画監督:石井百合


今期の『凪のあすから』OPにおいても、歩く・走る要素が盛り込まれていますが、

『いろは』のように「奥から手前へ駆けていく芝居」ではなく、

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「手前から奥へ去っていく芝居」に注力されているようでした。

作風の違いでしょうか。同じ岡田麿里脚本ではありますが。


いずれにしても

手前から奥へ、あるいは奥から手前への動きというのは

安藤さんのメインモチーフであると同時に

それが瞬間的に奥行きを感じさせ、OPをより華やかなものにしているといえます。


安藤さんの他で「手前から奥へ去っていく芝居」といえば

連想される方も多いかもしれませんが『あの花』OPがそうでした。

泣く子も黙る長井龍雪OPですね。

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『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』OP(2011年

絵コンテ/演出:長井龍雪

作画監督田中将賀


あの花』に限らずとも、

長井さんは『奥へ去る芝居』というのを頻繁に意図的に用いているように思います。

マギ』や『とある科学の超電磁砲OVA』のOPなどがそうでした。

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マギ』OP1(2012年)

絵コンテ・演出:長井龍雪

作画監督錦織敦史、エフェクト作画監督橋本敬史総作画監督赤井俊文


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とある科学の超電磁砲OVA』OP(2010年)

絵コンテ・演出:長井龍雪

作画監督:中村直人


長井龍雪さんについては

個人的にはその芝居術にも注目していきたいなあ、というところです。


安藤さん、長井さんと来て、

「手前から奥へ、奥から手前へ移動する」関連で最後にもうお一方。

山本紗代さんです。

山本さんは落下型です。

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荒川アンダーザブリッジ』OP(2010年)

絵コンテ:山本紗代

演出:龍輪直征作画監督:山村洋貴


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PSYCHO-PASS』OP1(2012年)

絵コンテ・演出:山本沙代

作画監督:新井浩一


奥から手前に走るとか歩くとかでなく、落下させていくタイプです。

山本さんのOPは、特に近年のものは

重力の方向を画面内で自在に変えているところが特徴です。

恐らく山本紗代さんの頭の中では上も下も関係ないと言いますか、

「私が上だと決めたら下も上になる」と言いますか、

そういった柔軟な発想で作品を作っているのかなあ・・・と思います。


というわけで、

奥から手前へ・手前から奥へ移動する演出でしたが、

こういった演出をする上では当然作画への信頼も厚いはずです。

作画の困難さがあるからこそ、希少な芝居になっているのだとも言えます。


安藤さんに関しては、

ご自身がスーパーアニメーターであるからこそ

こういった演出に絶対の自信を持っているように感じます。

移動過程の難しさもそうですが、安藤さんについては

フレームアウト間際・フレームイン直後の作画に

安藤イズムが潜んでいるように感じます。

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