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電子書籍のコピー防止解除ソフト製造、著作権法違反容疑で逮捕
訴訟】発信:2014/02/19(水)  

  電子書籍のコピー防止機能を回避するプログラムを製造したなどとして、京都府警サイバー犯罪対策課は2月19日、横浜市のソフトウエア製造販売会社「インターナル」社長の石田渉容疑者(37)と社員の男ら計3人を著作権法違反(技術的保護手段を回避するプログラムの製造)と特定商取引法違反(誇大広告)の容疑で逮捕した。

  石田容疑者らは2013年3月、電子書籍などのコピー防止機能を回避するプログラム「コミスケ3」を製作したほか、同年11月、別のソフトについて自社ホームページに、DVDなどをコピーして保存する機能がないのに、あるかのように虚偽の宣伝文句を掲載した疑いが持たれている。「コミスケ3」は、少なくとも約2000本が販売され、約2800万円を売り上げていた。

  サイバー犯罪対策課は、電子書籍などのコピー防止機能を回避するプログラムを譲渡目的で製造することを禁じた改正著作権法(2012年)が適用されるのは、今回が全国で初めてとしている。

  なお、現時点で石田容疑者は容疑を認めているが、他の2人は容疑を否認しているという。



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