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台湾の議会占拠 学生が退去の方針
4月7日 22時55分

台湾で、中国との間で結ばれた経済協定の撤回を求めて議会を占拠している学生たちが7日夜、記者会見を開き、議長にあたる立法院長が学生の要求に歩み寄りを見せたことを受けて、3日後に議会から退去する方針を明らかにしました。

台湾では、去年6月に中国と結ばれたサービス分野の自由化協定の撤回を求める学生たちが、先月18日から議会を占拠し続けています。
混乱が長期化するなか、6日議長にあたる王金平立法院長が初めて学生たちと対面し、中国と新たな協定を結ぶ際に、内容を議会などで事前にチェックする制度が法制化されるまでは今回の協定の承認手続きは進めないとして、学生の要求に歩み寄りを見せました。
これを受けて学生の代表は、7日夜記者会見を開き「大きな進展があった」として、3日後の今月10日に議会から退去する方針を明らかにしました。
一方学生たちは、中国との協定を事前にチェックする制度について、馬英九政権が示している法案よりも厳しいルールを定めることなどを引き続き求めていくとしています。
議会の占拠から7日で3週間となりますが事態の収拾に向けた動きが進む可能性が出てきました。

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