インターネットのホームページのアドレスなどで「.com」「.jp」といったドメインに加えて、新たに「.tokyo」が登場する。都市名が示される「ご当地ドメイン」は国内では名古屋に続き2例目で、世界で4例目という。

 東京都のIT会社「GMOインターネットグループ」が7日、米国のドメイン管理団体ICANNに申請料約1500万円を払い、承認されたと発表した。

 同社によると、新ドメインの販売を別業者に委託し、一般企業や個人は原則として1千~2千円を払えば「.tokyo」を使える。同社は当初は月10万件の申し込みを見込み、実際に新ドメイン名がネット上で使えるのは6月中旬になる。

 都市名を使ったドメインは2012年以降登録できるようになり、ウィーン、ベルリン、名古屋が認められてきた。新ドメインの申請をめざすIT企業を探していた東京都の舛添要一知事は「東京の魅力を伝えるツールとして活躍してもらいたい」と述べた。記者会見には、「.tokyo」を応援するAKB48も同席した。