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龍馬の手紙の草稿 高知で今月中に公開へ4月8日 4時19分
幕末の志士、坂本龍馬が、暗殺される直前に土佐藩の重臣、後藤象二郎宛てに書いたとみられる新発見の手紙の草稿が、高知県にある「高知県立坂本龍馬記念館」で今月中に公開されることになりました。
これは龍馬が、慶応3年、1867年の11月15日に京都で暗殺される1週間ほど前に土佐藩の重臣、後藤象二郎に送った手紙の草稿と見られ、東京都内の男性が30年以上前に骨とう品売り場で購入し自宅で保管していたことがNHKの番組の取材過程で分かりました。
このなかで龍馬は、江戸幕府が朝廷に政権を返上する「大政奉還」の直後、新政府の財政担当の候補だった福井藩の藩士、三岡八郎、後の由利公正に会いに行った結果、重要な財政を任せられる人材は三岡をおいてほかにはいないと後藤に進言しています。
この手紙の草稿は、龍馬が新政府の樹立に重要な役割を果たしたことが分かる資料として注目されていて、持ち主から「高知県立坂本龍馬記念館」に寄託されることになりました。
これを受けて記念館が一般に公開することを決めたもので、早ければ今月中旬から期間を限定して特別公開する予定だということです。高知県立坂本龍馬記念館の主任学芸員、三浦夏樹さんは「記念館には、大政奉還の直前に龍馬が書いた手紙もあるので合わせて展示し、当時の龍馬の考えを感じ取ってもらえれば」と話しています。
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