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政治
【歴史戦第1部(5)後半】「日本と日本人の名誉ために正面から戦っていくしかない」
こうした経緯を知る石原は談話について「いかなる意味でも、日本政府の指揮命令の下に強制したということを認めたわけではない」(平成17年の産経新聞インタビュー)と明言していた。
ところが、これを覆したのが談話発表後の河野の記者会見だった。
「調査結果は、強制連行の事実があったという認識でいいのか」との質問に次のように答えた。
「そういう事実があったと。結構です」
「客観的資料はみつからなかったのか」との問いにはこう述べた。
「強制には物理的な強制もあるし、精神的な強制もある。精神的な強制は官憲側の記憶に残るというものではない。しかし、関係者、被害者の証言、それから加害者側の話を聞いている。いずれにしても、本人の意思に反した事例が数多くあるのははっきりしている」
これは河野個人の見解にすぎない。平林は「(河野が)自分で作った談話を自分流に解釈した。資料では少なくとも見つからなかった。見つからなかったからこそ、曖昧な表現になった」と分析する。そのうえで平林は河野談話の検証を評価し、こう強調する。
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