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第一三共 後発医薬品の海外展開縮小へ4月7日 18時20分
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製薬大手の「第一三共」は、後発医薬品の海外展開を進めようと6年前に買収したインドの子会社を実質的に売却することを決め、自前での後発医薬品の海外展開を大幅に縮小することになりました。
発表によりますと、「第一三共」はインドの子会社「ランバクシー・ラボラトリーズ」をインドの大手後発医薬品メーカー「サン・ファーマシューティカル・インダストリーズ」に吸収合併させることで合意し、実質的に売却することになりました。
第一三共は後発医薬品の海外展開を進め事業の柱に育てようと、6年前にランバクシーの60%余りの株式をおよそ5000億円で取得し、子会社にしました。
しかし、その後、インドの主力工場の品質管理に問題があるなどとして、最大の市場となっているアメリカへの輸出が禁止されたことから、経営戦略の見直しを迫られていました。
第一三共のサン・ファーマ社への出資比率はおよそ9%にとどまることで、自前での後発医薬品の海外展開を大幅に縮小することになり、日本の製薬メーカーが海外の企業を経営する難しさが浮き彫りになりました。
これについて、会見した第一三共の中山讓治社長は、「これまでに大きな損失があったが後発医薬品のビジネスを学ぶことができた。今後はサン・ファーマ社との提携を通じてビジネスを進めたい」と述べました。
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